中国・湖南省 文玲さんが法廷で倒れる
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 明慧日本20164月26日】中国・湖南省チン州市の法輪功学習者・文玲さんは、324日、同市北湖区裁判所に不法に裁判をかけられた。法廷で文さんは、重い病状が現われ、倒れてしまった。

 文さんは昨年76日、市の公安局に出入国の証明を申し込んで、順番を待っているときに、北湖区公安分局の警官に不当に連行され拘禁された。そして、留置場で9カ月間も拘禁された後、文さんは起訴され、裁判にかけられた。

 324940分、文さんに対する不法な裁判が行われた。開廷して10分、文さんは胸が酷く痛み出し、泣きながら、「痛い!痛い!」と叫んだ後、全身に痙攣を起こし、呼吸困難になり、その場で倒れてしまった。それで、裁判は休廷した。

 数分後、医者が法廷に到着した。医者は文さんの夫に「文玲さんは以前、癲癇を起こしたことがありますか?」と聞き、夫は「癲癇を起こしたことはないが、心臓病を患っていましたが、法輪功を学んでから治りました」と答えた。

 文さんは救急車でチン州第一人民病院へ運ばれた。家族はついて行こうとしたが許されず、病院へ駆けつけても、文さんに会うことを禁止された。

 昼1220分、文さんは病院から裁判所の車に乗せられ、留置場に連れ戻された。

 文さんは以前、チン州の服装工場に勤めており、科長だった。法輪功を学んでから、「真・善・忍」に従って自分を律し、同僚たちと良い関係を築いた。しかし、中国共産党が法輪功への迫害を引き起こしてから、文さんは迫害を加えられた。

 20127月、警官は数日間も文さんの家を監視し続けた。

 201481日、610弁公室の警官は、文さんの自宅に不法に侵入し、家宅捜索をした。文さんは不在のため、連行を免れたが、十数万円ほどの家財を奪い取られた。

 昨年629日、文さんは期限が過ぎた港澳通行証の延期申請をするため、チン州市公安局出入境管理局に行った。しかし職員に、「もう延期できない」と言われた。76日、文さんは再び、入境管理局に行き、港澳通行証の延期を申し込んだが、結果を待っているとき、北湖区公安分局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に不当に連行された。

酷刑演示:野蛮<span class='voca' kid='74'>灌食</span>
拷問の再現:野蛮な灌食

文さんは同市第一留置場に拘禁された。留置場で文さんは断食して迫害に抗議したが、野蛮な灌食を行われ、体のあちこちが傷つけられた。そのため、留置場の近くの病院に連れて行かれ、治療を受けた。

 留置場に拘禁されている間、文さんはずっと家族との面会を許されなかった。

 昨年724日夜、家族は、「文玲は北湖区洗脳班に移った」という知らせを受けた。翌日、文さんの夫は、国保大隊の警官に24時間拘留された。87日午前、北湖区公安分局の国保大隊の警官十数人は、文さんの家に侵入して文さんの娘を涌泉派出所に不当に連行し、夜9時まで尋問した。

 819日、文さんは再び市第一留置場に戻された。

 その後、検察庁は2度も「証拠不足」との理由で、文さんの案件を北湖区公安分局に差し戻したが、公安局、政法委、610弁公室の裏工作で、文さんは裁判にかけられたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/26/325855.html )
 
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