中国・北京市の康立軍さんは不当裁判に
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 【明慧日本2016年4月27日】中国・北京市大興区裁判所は、今月14日午前9時、法輪功学習者・康立軍さんに対して不正裁判を行った。康さんは法輪功を学ぶのが健康維持とより良い人になるためであり、罪を犯していないと述べた。弁護士も康さんに無罪弁護をした。

 康さんは病弱のため、1998年に法輪功を学び始めた。その後、健康を取り戻した。

 2012年、康さんは自宅に法輪功の資料があるという理由で、2年の労働教養処分に処せられた。昨年8月、康さんは最高検察庁、最高裁判所に江沢民を告訴したとの理由で、15日間拘禁された。10月27日、大興黄村鎮派出所の警官は康さんの自宅に侵入し、何も身分証明書を提示しないまま、パソコン、プリンター、レコーダー、DVDなどの私物を押収し、康さんを不当に連行し、大興留置場に拘禁した。

 検察側は法廷上、康さんの自宅で押収した物と康さんの2回の迫害の前例を証拠にし、法律の実施を破壊する罪で康さんを訴えた。康さんは資料がすべて人を救うものであり、犯罪の証拠にならないと主張し、法廷の上で人々に見せることを要求したが、裁判官に却下された。

 康さんの弁護士は労働教養制度は廃止されたため、刑罰の前例として参考にならないことや、江沢民を告訴することも憲法による国民の基本的権利であることを指摘した。最高検察庁および最高裁判所に、まず康さんが告訴した内容が事実かどうかを確認すべきだと要求した。

 最後、弁護士は康さんが法律を犯していないため、直ちに解放されるべきだと主張した。理由の一つは、康さんは法律の実施を破壊する意志がなく、法輪功を学ぶのは健康維持と心の浄化のためである。二つは、康さんは法律の実施を破壊した行為もない。法曹機関もその証拠がなく、いわゆる証拠も罪と一致しないことを指摘した。

 康さんは、法輪功が世界に伝え広がっていることを言っている最中に、裁判官に無断で止められ、休廷を宣告された。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/15/326691.html )
 
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