中国・遼寧省撫順市の法輪功学習者4人 実刑判決を
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 【明慧日本2016年4月29日】中国・遼寧省撫順市新賓満民自治県の法輪功学習者の鄧玉清さん、張国友さん、張富春さん、閻広玲さんの4人は、法輪功への迫害を引き起こした元主席の江沢民を告訴したため、吉林省通化市通化県裁判所に実刑判決を言い渡された。現在、鄧さんと張国友さんの2人は、代理弁護士を通じて上訴状を通化県裁判所に渡し、受理された。

 新賓満民自治県郵便局は、江沢民に対する告訴状の郵送を阻止した。そのため、昨年6月27日、新賓満民自治県に在住の法輪功学習者の鄧玉清さん、張国友さん、張富春さん、閻広玲さん、郭慶風さん、王翠蓮さん、孫秀珍さんの7人は、近くにある吉林省通化市通化県の三カ楡樹鎮郵便局に行き、江沢民に対する告訴状を郵送したが、通報されて、警官に三カ楡樹派出所に不当に連行された。

 その後、通化県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官数人は、派出所に行き、学習者たちを脅迫しながら、尋問を行った。

 6月27日、国保大隊の警官らは学習者たちの家を家宅捜索した。同日の午後、学習者たちは刑事拘留され、通化市留置場に送られた。

 郭さんは6日間断食して、不当な拘禁に抗議をした。

 警官は孫さん、郭さん、王さんの家族からそれぞれ、1万元を強請り取って、10日間拘禁した後、3人を仮釈放した。

 鄧さんの家族は鄧さんのために、北京の弁護士を依頼した。昨年7月9日、弁護士は留置場に行き、鄧さんと会ってから、国保大隊に行き、鄧さんに関しての『法律に基づき、案件の撤回を要求する』との意見書を渡した。そのことで、吉林省司法庁は北京市司法庁に連絡した。そして、北京市司法庁の職員は、鄧さんの弁護士の所属する事務所に行き、鄧さんの弁護士を辞めるようにと要求した。

 仕方がなく、鄧さんの家族は自ら、通化県裁判所に行き、鄧さんと張富春さんの解放を求めたが、「『刑法』が改正されれば、2人を釈放することができない」と返事をされた。

 7月17日、張国さんと閻さんは、公安局の警官に1万元を強請り取られて、仮釈放された。

 7月18日、鄧さんと張富春さんは、逮捕状を出された。

 10月14日、通化県検察院は鄧さん、張富春さん、張国友さん、閻さんの4人を裁判所に起訴した。

 そして、11月23日、4人は裁判所に不正裁判をかけられた。

 今年3月28日になって、裁判所は張富春さんに3年6カ月、鄧さん、張国友さん、閻さんにそれぞれ3年の実刑判決を言い渡した。その後、仮釈放された張国友さんと閻さんは、再び連行され留置場に拘禁された。

 学習者たちの上訴を阻止するため、通化市留置場の警官は張国友さんに「判決に従います。上訴はしません」との誓約書を書かせた。その後、張国友は警官に騙されたと気づき、書いた誓約書を返すようにと求めたが、拒否された。それに、張国友の判決書も「行方不明」になったと言われた。一連の迫害に対して張国友さんは、4月5日から断食し始め、抗議を行っている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/12/326586.html)
 
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