中国・湖南省の網嶺刑務所で殴打された唐沛林さんは入院
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 【明慧日本2016年6月21日】中国・湖南省湘潭市岳塘区の法輪功学習者・唐沛林さん(60代女性)は、2014年、懲役7年6カ月の実刑判決を下され、網嶺刑務所に収容された。昨年、唐さんは警官の指示を受けた受刑者(唐さんを監視している人)に殴打された。傷を負った唐さんは治療のため、「一時出所」の手続きをし、湘潭市センター病院に入院した。

 昨年のある日、唐さんは刑務所で強制的に「転向」されたとき、警官に法輪功が迫害されていることを話した。そのため、唐さんは監視されていた受刑者に、首にできた腫瘍に向けて猛打された。それで、その腫瘍は破れ、膿と血が流れ出し、唐さんは顔、耳たぶまで腫れ上がり、耐えられないほどの激痛であった。

 それから、刑務所の医者は「治療しなければ、死に至るかもしれない」と言ったため、刑務所側が唐さんに「一時出所」の手続きをさせた。唐さんは家族に迎えられ帰宅し、湘潭市司法局の同意を得て、同市のセンター病院に入院し、手術を受けた。

 しかし、司法関係者らは唐さんと家族に「このことを明慧ネットに暴露したら、『一時出所』を撤回し、刑務所に連れ戻してやる。ほかの法輪功をやる者と接触するな」と脅迫した。家族は懸命に唐さんの看病をした。

 唐さんは法輪功を学んでいるとして、いろいろな迫害を加えられた。

 2008年3月、唐さんを含む湘潭市の法輪功学習者二十数人が連行された。唐さんは自宅で岳塘と雨湖の公安分局国保大隊の警官に連行され、市留置場に拘禁された。その後、唐さんは懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 2009年2月、唐さんは津市刑務所に収容された。刑務所で唐さんは靴を作る労働を強要され、縛りつけられて、睡眠の剥奪や殴打などの迫害を受けた。ある日、猛打された唐さんは、4本の歯が抜け落ちてしまった。

 2014年1月16日、法輪功が迫害されている真相を人々に伝えた際に、唐さんは湘潭市610弁公室と国保大隊の警官らに連行された。その後、唐さんは秘密裏に開廷された裁判で、懲役7年の実刑判決を下された。

 法廷で唐さんは自己弁護をしたため、刑期がさらに増えて6カ月を加えられ、7年6カ月となった。

 そして、2014年末、唐さんは網嶺刑務所に送り込まれたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/13/328490.html )
 
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