文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年6月12日】数日前、同修に出会って、彼から貴重な修煉体験を聞きましたので、書き出してみなさんと分かち合いたいと思います。
2008年、同修は刑務所から帰ってきて、現地の警官に頻繁に妨害されていました。さらにあれこれの執着と人心や観念に悩まされ、なかなか取り除くことができませんでした。
そしてある日、1人の警官が「あなたたちは本を読んでばかりで、暗記できないのか?」と言ったので、それを聞いた同修は心を打たれました。同修は「これは警官が言ったことではなく、明らかに師父のお告げです」と思いました。
師父は「今になって、なぜわたしがいつも皆さんに本を多く読むようにと言っているのか、皆さんもよりはっきりと分かったでしょう! 法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」[1]と説かれました。同修はその状況において「自分は法を暗記すべきだ」と思いました。
そして、その翌日から同修は法を暗記し始めました。同修は「普段『轉法輪』を2、3講拝読していて、すらすらと拝読できて、前を拝読したら、すぐ次の内容まで頭に浮かんでいました。しかし法を暗記しようとすると、次の内容まで浮かんでくるどころか、同じ文でも、同じ字でも、繰り返し間違ってしまいました。朝から晩まで暗記しても、ただ一段しか暗記できませんでした。その辛さは何とも言えませんでした」と言いました。しかし、同修は「どんなことでも、始めは難しい。ましてや自分の空間場にあんなたくさんの良くない物質が邪魔しているのだから」と思い諦めませんでした。
ついに同修は第一講の暗記をやり遂げました。そして、第四講になってから、ますます速くできるようになって、第九講になると、3日間で暗記できました。
そして、法を暗記していた半年間で、良くない物質はだんだん少なくなりました。今では頭が静まるようになって、思想への妨害もなくなりました。そして煉功の時も入静し、発正念も集中できるようになりました。さらに知恵が増して、何をしてもすぐにコツを掴んで、何でも簡単にできるようになりました。
注:
[1]李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」