天目で見たりっぱな宝物
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文/中国本土の大法弟子

 【明慧日本2016年6月23日】私達は皆、知っています。歴史上の修煉者は皆、宝物を持っていました。例えば、八仙人は宝物を用いて東海を渡り、「八仙人の海渡り」という神話伝説を残しました。今日の大法弟子の持っている宝物は、あなたが想像しきれないほどたくさんあり、想像できないほどのすごい力量を持ち、神々でさえもみな羨ましがっています。

 この数年間、私は相次ぎ宝物の一部の現れを目にしました。ここでそれらを書き出し、同修の皆さんと分かち合いたいと思います。

師父から授かった偉大な宝物

 師父はどの次元でも弟子たちに宝物を授けて下さいました。それを使って、弟子たちが異なる次元で邪悪を消滅させ、異なる次元の問題を解決するようにして下さいました。その威力は極めて大きなものです。

 以前、発正念していると、ある空間が良くない物質でびっしりと埋め尽くされているのが見えました。それは取り除こうとしても実に取り除き難い状況で、私は焦って師父に助けを求めました。

 すると師父が現れ、赤い戦闘服を手渡されました。着てみると私の身体は塊のようになってその空間場の中を迅速に動き回りながら邪悪を大量に吸い込んでいきました。まもなくその空間場は清く、明るくなりました。

 戦闘服をみてみると、服についていた一つ一つの固いカードのようなものが大量の廃棄物を吸い込んでいました。

 その空間場を一掃し終わると、私は師父の前に立っていました。師父は微笑みながら「その赤い服を脱いで」とおっしゃいました。師父に脱いだ戦闘服を手渡すと、師父はひとりの神仙に渡し「また使えるように、しっかりと洗っておいてください」と言われました。

 私が同修を助けて発正念をしていた時、一枚の刀が同修のみぞおちに向かって動いているのに気づきました。見ていると心が切り開かれていたところから、色とりどりの汚い心が転がってたくさん落ちてきました。それらは異なる生命体を代表していました。その形体は語り尽くせないほど醜いもので、その醜さに私は驚いてしまいました。

 安逸の心は灰色の服を着ていて、力が抜けて動かず、横たわって活気がなく、身体には虫が這い回っていました。

 闘争心は赤い服を着ていました。それぞれの心には、すべて兵士が隠れ潜んでいました。兵士は手と足に武器を持ち、目は松明(たいまつ)のように赤々と燃え、唇は刃物の如く、すべての歯には鋭い刀、鋭いキリのようなものがついていました。喉口からは手が一つ出ていて、その手には武器が握りしめられていました。

 嫉妬心があると、その心にはたくさんの毒蛇が身動きできないほど巻きついていて、窒息して苦しそうに見えました。その毒蛇は人を噛む瞬間、2つの頭が現れて、他人を噛むと同時に自分をもしっかりと噛んでいました。まさに他人を傷つけると同時に、自分をも傷つけていました。

 恨む心を持つと、日付のある手帳がその心をしっかり塞いでいました。手帳にはすべて汚い心が描かれていましたが、その心から尖った舌と鋭い歯が伸びて出ていました。

 文句を言う心があると、その心には黒い気を発する生命がいて、悪臭を発していました。

 人を見下し、孤高を標榜する心があると、その心には、首を長く外へ伸ばしとても高慢で目が上を向いている生命がいました。

 世間の美しい生活を追求する心を持つと、よく見てみると大量のゴミがその空間場に整然と置かれていました。

 情感の満足を求める心があると、その色とりどりで綺麗な服を着た心から無数の鈎(かぎ)が出てきていて、いろんな情感とぐるになっていました。

 防犯の心があると、その空間場には、両手を持ち上げて犯罪を防止しようとしているボクシング選手のような生命がいました。

 発正念の中で、私は一つ一つの心が非常に取り除き難いことに気づきました。一層の廃棄物を取り除くと、また一層の廃棄物が現れました。私は師父に加持をお願いしました。すると、師父が現れてくださり、師父が手を伸ばすと、手の中から、様々な宝物が飛び出し、異なる人心を浄化し始めみるみるうちに清浄になりました。

 一度発正念する中で、師父が私と同修に異なる宝物をくださいました。中には、陰陽瓶、如意鎖、また名のしらない宝物がありました。私と同修が邪悪を滅する時、これらの宝物が作用を働きました。

内に向けて探す時、見た宝物

 師父は私たちに「内に向けて探すことは最も有効な方法です」[1]と教えられました。師父はこの宝物を本当に私達にくださいました。残りは私達がいかにそれを使うかのことです。ひとりの同修は交流の文章の中に、自分が内に向けて探し、執着心を取り除く時、電気ドリルのような工具が現れ、自分の心の外側にある分厚い、洞穴の石の壁のような固い殻に穴を開けていたと書いていました。

 それを読み、私は一度自分の持っているたくさんの人心を見つけ出して、座って発正念をしながら、心の中で電気ドリルでそれらに穴をあけて落とそうと思いました。しかし私が目にしたのは、自分の身体を清浄にしていたのはちり払いで、一本一本の糸が想いのままに伸縮し、すべての糸の下に、更に無数のちり払いがあり、それらの無数のちり払いは、マクロからミクロまで私の身体を清浄にしていました。心はまもなく清く、明るくなりました。また私はちり払いが私のひとつの細胞を掃除しているのを見ました。この細胞は本当に大きかったのです。それも完全なひとつの私であり、私の外観と身体を持っていて、マクロの私のすべてがミクロにすべて含まれていました。一つのちり払いでは足りず、また無数のちり払いに分割され、私のひとつの細胞を清浄にしていました。そのちり払いは大きい時はこの細胞の中の最大の私と同じ大きさで、小さい時は細胞の中にある極めてミクロの粒子の中の私と同じサイズで、すべてが清浄にされており、それはそれは壮観なシーンでした。その瞬間に私は「広々とした佛恩」の意味を深く理解できました。

 その後、私は天上で私の事を口を塞いで笑っている神仙を見ました。なぜ笑っているかというと「どうして電気ドリルなどを使うのか」ということでした。後になって、私もおかしいと思いました。師父が私たちにくださった宝物はそれぞれ異なるもので、それを使う時はそのまま模倣したりしてはいけません。

持って降りてきた宝物

 大法弟子の宝物は、上界から持ってきたものもあります。私は青緑色の「如意」(瑞祥を象徴する器物)を持っていました。私の理解で如意には「私の思いのまま」という意味があり、私が大法を実証する時、妨害されないようにするものです。この「如意」は作用を働き、様々な正しい要素を集めていました。また「如意の覆い」を持っていましたが、それは大きさを自由に変え、私が保護したいものを保護したり、また邪悪を覆い消滅していました。しかしたくさんの邪悪を消滅する時には「如意の覆い」は範囲が限られていて、他の同修の宝物も作用を働きましたが、やはりそこから逃れた邪悪がありました。師父が邪悪を覆うときは更に大きな範囲で、手で一つの円を描き、その金色の円はすべてをなかに包み込み、何ものもそこから逃れることができませんでした。同修が持って降りてきた宝物の威力は大変大きなものでした。一部の同修は歴史上において、伝説の中の人物だったり、神仙であったりして、一部の宝物は世の人々も皆知っているものです。

 以前私は数人の同修と一緒にいた時、久しい年代に按配されたことを知りました。それは、私たちが一緒にいる時、その中の1人がトラブルに遭遇したら必ず解決されるべきだということでした。しかし、とても長い時間が過ぎても解決されませんでした。

 師父は旧勢力の按配について語る際、「このことだけではなく、三界の中でそれらは多くの悪事を働き、自分自身が手に入れたいことを多く按排しました。しかも、これらのことの多くに変異が生じました。長い歳月の中で当時それらを行った旧勢力、いわゆる神がそれを解決しようとしても、解決することができず、法を正さなければそれを解決することができません。宇宙の中の多くのことはこういう状況です。法を正すことの全体の洪大な勢いがやってこなければ、解決するのが難しいのです」[2]とおっしゃいました。

 この部分の法を繰り返し読んでから、私はこういう一念を発しました。「歴史上私と縁を結んでいた生命、あるいは上界にいた時、私が何かを約束した生命、あるいはその他の関係のある生命よ、現在法が正される中、私は旧勢力の按配や自分の按配に従わず師父の按配に従うだけで、すべては法を正す需要を基準とします。法を正す中での毎日に、師父の按配があり、他の誰であろうと私の精力を奪うことを許しません。私を助けたいすべての生命は他の空間を利用し、最も速いスピードで最大の作用を果たしていますが、法の中で、自ずとあなたたちの支払いの代価を記録する神仙がいます。私が当初あなたたちと約束した「私を助けてなにかの問題を解決してもよい」と言ったことは、現在すべて師父に解決して頂いており、あなたたちが心配しなくてもよいし、旧勢力の按配を堅持する必要もない。もしあなたたちが私の精力に影響することなく、私と縁を結びに来ることを選択したならば、大法を信じ法を正す中で師父は最高のものをあなたたちに上げるでしょう」と。私はこの一念をより強化し、自分のまわりのすべてを正し、妨害を減らしたのです。

 私が発正念する時、その場面は大変壮観でした。宇宙の中のプラス作用を働く神も助けにやって来て、功能と宝物を使って、邪悪を取り除き、その威力は極めて甚大なものでした。同修のみなさん、観念を変え、思惟を開き、神通力を使い、自らの宝物を使い、日常の中で遭遇した問題を解決し法を正す中で更に大きな役割を働かせましょう。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」

 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/2/329362.html)
 
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