面と向かって真相を伝えて、50日
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文/中国・北京の大法弟子

 【明慧日本2016年7月6日】私は性格が内向的で、常人の中で異性と話すだけで不安を感じるタイプです。6月19日明慧ネットの交流文章「面と向かって真相を伝える事は、中国大陸の同修の人を済度する主な方式」を読んで、多くの感銘を受けました。今年の5月の初め頃から、面と向かって真相を伝え始めたばかりです。下記では、これまでの50日間の面と向かって真相を伝えた体験を、皆さんと交流したいと思います。

 私はある年配の同修と一緒に組んで、面と向かって真相を伝えています。最初の頃、ただそばで正念を発して、同時に静かに同修の真相の伝え方を聞いていました。一週間後、真相の伝え方をほぼ理解し、自ら真相を伝えたい気持ちになりました。しかし、恐れる心がそれを妨げ、どうしても言い出せませんでした。私を取り囲むこの殻を突き破るため、師父にご加持をお願いし、また私を妨害するすべての邪悪要素を解体するように発正念をしました。それと同時に、法をたくさん学び、正念を多く発するようにしました。

 数日後、周りに人がおらず、ちょうど真相を伝える人が緑地で休んでいました。私はようやく十日間ほど閉じていた口を開き、同修の話題に続けて真相を伝えました。最後に、師父のご加持の下、同修の助けもあって、その人は少年先鋒隊から脱退をしました。その後、同修から「あなたは上手に、しかも全般的に話ができました。是非、その調子で続けてほしい」と励まされ、さらに、歓喜心を持たないようにと注意を受けました。

 しかし、そばに他の人がいれば、やはり真相を言い出せませんでした。それは恐れる心があったからです。一方、妻はずっと面と向かって真相を伝え、しかもとてもよく行っていました。私は妻と交流して、一緒に原因を探しました。実は、迫害が始まってから、ずっとグループ学法に参加したことがありませんでした。妻は私に、近くにある学法グループに参加するようにと勧めてくれました。それと同時に、師父は、現役の女性同修を按排され、毎週日曜日に我が家に来てもらい、妻と一緒に3人で法を学ぶことにしました。

 グループ学習は、進歩がとても速いと感じました。同修たちの言行から、多くの事を勉強させてもらいました。法を学ぶ過程では、面と向かって真相を伝える同修とそうではない同修の間に、差がとても大きいと感じました。面と向かって真相を伝えられる同修は、法を読む時、口調が穏やかで、読むスピードも緩やかで、声は慈悲と穏やかさを帯びていて、とても聞き心地がよいと感じました。一方、私は法を読む時、読むスピードも速いし、声も大きく、読み間違わないように、発音が正確になるように、とても強い闘争心、顕示心を帯びていました。また、同修が法を読むとき、心を静めて聞き、法に同化しようとしているのではなく、むしろ、一つ一つの文字を見て、同修が読み間違っていないか、訂正してあげようと、そればかりを考えていました。考え方が歪でいるゆえに、法を学んだ後、自分が何を学んだかもわからないことがしばしばありました。

 この問題を見つけてから、法を学ぶ時の読むスピードを緩め、声の調子を抑え、心を穏やかにして、落ち着いて法を勉強するように心がけました。また『党文化を解体する』の本を探し出して読みました。すぐにも著しい効果が現れ、法を学ぶ時に、心が穏やかになり落ち着いてきました。法を読んでも、以前のような感情が湧き起こったり、興奮したりしなくなりました。

 このように執着心を無くしていくことは、面と向かって真相を伝えるのに、とても良い基礎を作ってくれました。毎日午前中に仕事して12時に退社し、午後2時から5時まで外に出かけて、面と向かって真相を伝えています。真相を伝える場所は、ショッピングモールもあれば、駅、緑地もあります。時には、まるで行脚しているように町中を歩き回り、また様々な人にも出会いました。

 面と向かって真相を伝えることを通して、様々な執着心がさらけ出されました。毎回帰宅途中に、私たちは必ず反省をし問題点を探し出し、次回もっと上手にできるように、人々にもっと理解してもらい、真相を知ってもらえるように総括的にいろいろ話し合いました。私はまた真相冊子をたくさん読んで、役に立つような内容をしっかり覚え、いつも明慧ネットにアクセスして、同修の交流文章を読み参考にしました。さらに、明慧ネットの明慧週刊から真相資料をダウンロードし、その内容をメモして真相を伝える時、人々の疑問点を解消できるように準備しておきました。それらの資料は、真相を最後まで聞けず、急いで離れる人たちにも配るようにしました。

 外に出て面と向かって真相を伝えて50日間経ちました。今、私はほぼ1人で真相を伝える事が出来るようになりました。以前、年に平均して、2人から3人の知り合いにしか三退を勧めることしかできなかったのですが、今では、月に数人三退させています。近い将来、もっと多くの人たちに真相を知ってもらえると確信しています。

 面と向かって真相を伝える事は、私達が想像しているほど難しくありません。師父はすべて按排してくださっているからです。私達はただ口を開き、足を動かし、実行するだけです。多くの人は真相を待っています。真相を知ることを願っています。毎回、衆生が真相を知った後の嬉しい表情を見ると、私は心から彼らを祝福し、彼らのために喜び、同時に師父の浩蕩たるご恩に感謝いたします。

 下記は、私がこの50日の間、面と向かって真相を伝える過程で得た体験を、まとめて書き出しました。同修の皆さんにお役に立てばと思います。

 (1)面と向かって真相を伝える事に得意な同修は、あまり経験のない同修と組んでやったほうがよい勉強になると思います。経験のない同修は、まずそばで正念を発しながら同修の話を聞き、しばらくの間学びます。その間、できるだけ真相資料をたくさん読むようにし、別の空間からの妨害を解体するように発正念をすべきです。初めて真相を伝える時、できるだけ、静かで人の少ない場所を選びます。例えば緑地の一角で、二対一で真相を伝えれば、恐れる心が薄れ話しやすいので、次第に自分を阻害する殻を打破することができます。こうすれば、もっと多くの同修が面と向かって真相を伝える事ができるようになると思います。

 (2)普段、特に真相を伝える時、必ず真・善・忍をやり遂げなければなりません。時には、常人は「どこに住んでいるの?」とか、「どこで仕事をしているの?」とか、それに、同修との関係などプライベートのことまで聞かれたりします。その時、自分を守るための嘘をくれぐれも言ってはいけません。その時、知恵を持って答えればよいです。時に一部の人が、とても敵対的な態度を取った場合、必ず闘争心を持たず、人と議論をせず、言葉の衝突を避けなければなりません。道理をわきまえない人に出会った場合には、適切に回避し、真相を伝えることを止めるべきです。大法に敬意を持たない人に出会うと、その人には、「法輪大法は佛法で、今、全世界の人々に尊敬されています。大法に敬意を持たない人は、損失をもたらします。江沢民は3カ月で法輪功を消滅すると暴言を吐きましたが、あれから17年経っても、実現していません。むしろ、大法は世界中に広まり、その理由をしっかりと考えてみてください。良いも悪いも分からずに、他人の言われるままに行動しないでください」と話せば、普通の場合、それらの人は皆へこみます。常人の悪い一面に触れなければ、密告や通報なども起きません。もちろん、それは自分自身の修煉状態と関係しており、できるだけ邪悪に迫害の隙を作らないことです。

 (3)真相を伝える時、お互いに協力をして、1人が話すと、もう1人は発正念をすべきです。もし真相を伝える人が話しに行き詰まった場合、もう1人は補足してあげなければなりません。2人が互いに争って話したり、横から口を挟んだりしないようにすべきです。そうでなければ、良い結果は当然得られません。

 (4)真相を伝える時、常人の受け入れ能力に気を配らなければなりません。知識人に対して、しっかりした証拠を見せる必要があります。例えば、GDPの数字を出して、「民主国家の場合、GDPの60~70%を国民に還元していますが、中国共産党が国民に還元しているのはわずか8%しかありません。今、中国のGDPは世界のGDP全体の4%しか占めていません。しかし、唐の時代では、全世界の63%を占めており、元の時代では、世界GDPの30%を占め、国民党と共産党の内戦が終わった時でも、世界のGDPの5.7%を占めていました。中国共産党は中国の経済を大きく後退させ、豊かさはどこにあるのでしょうか」と話せばよいのです。一方、普通の人には、もっと分かりやすい言い方で話します。例えば、「歴史上、中国の国民は、世界でも最も豊かな生活を送っていました。全世界の人々が100元を持っているとすれば、唐の時代に中国の国民はそのうちの64元を持ち、宋の時代は39元で、明の時代は44元で、国民党と共産党の内戦の時でも、5.7元を持っていましたが、現在の中国国民は、その中のたった4元しか持っていません。中国の国民は、共産党に貧しい生活を強いられています。台湾の国民は、多くの財産をもっていますが、中国では共産党の幹部とその家族だけが、多くの財産を手にしています」と分かり易く話します。

 (5)面と向かって真相を話す場合、仕事と生活、学法と煉功、その時間のバランスをよく取り、衝突やトラブルを避けなければなりません。最初の一週間は、とても体が疲れて時間も足らず、困難を恐れていましたが、それらは全部妨害でした。その時、必ず正念を強め、法をしっかりと学び、功を煉り、人を救い済度する気持ちを固めれば、弟子が順調に真相を伝えられるように、師父が万事を解決してくださいます。

 (6)真相を伝える時、同じ場所に長く固定しないことも重要です。私たちの場合、一日はショッピングモール、次の日は駅、さらに次の日は緑地、また今度は町の中を歩き回り真相を伝えます。このようにいろいろな場所で、繰り返し繰り返し真相を伝えます。

 要するに、100%師と法を信じていれば、平穏無事に面と向かって衆生を救うことができます。真相を伝える過程において、真相を見たこと聞いたことがあっても、三退をまだしていない人にも良く出会います。彼らは、以前に同修がすでに下地を作っており、師父の按排によって私達に出会います。その場合、二言三言で、彼らは喜んで三退をします。私達はまた、多くのまったく真相を知らない人にも出会いますが、真相を話すと、彼らはほとんど受け入れてくれます。しかし、この時もし急に電話がかかったり、迎えの車が来たりする場合、彼らは真相を聞きましたが、三退はまだしなかった人達です。このような人はもしかしたら、他の同修あるいはあなたから、面と向かって真相を伝えられるのを待っているのかもしれません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/25/330490.html )
 
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