大手企業の運営方式から、如何に「猛進」するかを学ぶ
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年7月8日】今年のニューヨーク法会で師尊の説法を聞いた後、真に修める大法弟子たちは皆、時間の緊迫を感じました。営業関連のプロジェクトに関わる同修達は、尚もいっそう「猛進」しようと考えています。師尊は何回も説法の中で、私達に常人社会の運営方式を学ぶようにとおっしゃっています。以下において、私は見てきた欧米の大手企業の効率の良い運営方式に基づき、個人的な考えを述べてみたいと思います。このテーマは、非常に大きく多くの問題と絡んでいるので、長く悩んだ末にやっと皆さんと交流しようと決めました。

 この間2週間ほど、BMW自動車会社の米国に所在する一つの組み立て工場を見学してきました。仕入部門の仕入額から推測して、この9000人ほどの社員を持つ工場の年間生産高は、540億ドルを超え1人当たりに換算すると、600万ドルになると思われます。営業を務める同修達は、計算してみて下さい。この工場の社員数名が創出した価値は、恐らくあなたが行っているプロジェクトの年間生産総額に達するのではないかと思われます。

 もちろん、業種が違うので簡単に比較するには無理があります。しかし、ここで提起したい問題は、大学の学歴がない6000人の労働者たちが、これほど多くの生産高を創出できるのでしょうか? 彼らの技術は、他の米国工場の労働者たちよりも、なぜ、それほど高いのでしょうか? 彼らのレベルは、中国の同業種の労働者たちよりも、ずっと高いのでしょうか?

 また、この工場には二つの生産ラインがあります。一つは20年前に建設されたものですが、私たちが見学しに行ったとき、多くの作業員は忙しく行き来し、自動走行車も定時に指定された場所に必要とされている部品を運んでいて、随分先進的だと感じました。もう一つの生産ラインは、最近出来たもので一つ目のラインより規模がずっと小さく、自動走行車がなく作業員も少なく、仕事もそれほど忙しくないように見えますが、実際は生産効率が一つ目のラインの2倍だそうです。

 より少ない人員で、少ない資源投与で倍の産出高を生み出すことは、正に私たちが追求し、求めていることではありませんか? 彼らはどうやってこれができたのでしょうか? 簡単に言えば、彼らは卓越した管理方式で人力、物的資源、財力、時間、品質、仕入先、マーケット及び運営等々の方面を、高い効率で組合せたのです。それがなければ、恐らく第一線の労働者たちが毎日24時間働いたとしても、600万ドルの10分の1の生産高も生み出すことはできないでしょう。

 それでは、彼らは具体的に何をしたのでしょうか? 同業者でないと簡単に答えることができないでしょう。もう一つ、彼らの管理方式の例を挙げたいと思います。彼らは常人社会の仕事を通じて、大法の人間社会における法理の一角を掴んでいるのです。実際、彼らのこのような管理理念は、欧米の大手企業の間では常識となっています。

 ある日、ある社員が携帯電話を見ながら廊下の角を曲がり、不注意により運送通路を通過中の車と接触しました。これは欧米企業の安全生産において一大事です。彼らはどのように対処したのでしょうか? 彼らはこの社員を解雇せず、工場内における携帯電話の使用禁止を命じることもなく、減給などもしませんでした。管理層が注目したのは、社員が不注意の状況下でも、いかにしたら車と衝突しないように出来るかを考えることでした。

 彼らの解決策は、全ての廊下の角や運送通路の横にあるオフィスの前に、ガードレールを設置することでした。そうすることで、社員は誤って運送通路に入ることがなくなり、通路の手前で右または左に曲がらなければならなず、運送通路と並行する道を歩くことによって安全が守られるようになりました。これはまさに内に向けて探し、他人のために考えるという法理の人間社会での表れではありませんか?

 個人の次元に限りがあって、この問題も非常に大きく、この交流文章が同修のさらなる良い意見を引き出せる呼び水となれば幸いです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/2/330745.html)
 
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