【明慧日本2016年8月6日】湖北省仙桃市の法輪功学習者の張家興さんは、先月の19日、給料カードを作成するのに身分証を提示したところ、警官に連行され、現在行方不明になっている。同市の法輪功学習者の童冬香さんは5月26日に連行され、7月の初め武漢の板橋洗脳班に拘禁されて以来、行方が分からないままである。
5月26日午後4時頃、仙桃市の警官が童さんを連行した。警官は童さんの家族に「数日拘留してすぐ釈放する」と言ったが、半月後に仙桃留置場に移送した。童さんの夫の劉雄さんと胡縫成さん、楊冬梅さん(全員学習者)は、4月12日に潜江留置場に拘禁された。
童さんの家族は警官に騙されて、ようやく弁護士に依頼することに気付いた。弁護士が留置場に行った時、留置場側は「7月8日にすでに移送した」と返事した。弁護士は担当者と関与部門を尋ねたところ、留置場側は「童さんが他の法輪功学習者の情報を言わない」とだけ答えた。
弁護士はまた各関連機関を回ったが、互いに責任をなすりあって、何の結果もでなかった。弁護士は「法律執行人員は法律が分かるはずなのに、どうしてこんなに無責任な風潮がはびこっているのか。実在の人間がこのように行方不明になってしまった」と自分の心境を表した。
童さんが湖北省法制教育センター(板橋洗脳班)に連行されたと聞いて、弁護士と家族は7月19日に板橋洗脳班に行ったが、警備室を含めて、人の気配はなかった。もしかしたら先日の暴雨の影響で、移転したのかもしれない。
10数年来、童さんは何度も不当拘禁され、拷問迫害を受け、湖北省女子労働教養所で残虐な灌食をされたこともある。詳しいことは明慧ネット2016年6月24日に掲載されている。童さんはかつて板橋洗脳班で2回迫害されたことがある。
1回目は2009年9月、警官は童さんの家に行き「板橋洗脳班に拘禁されている夫を迎えに行く」と言った。そのため、童さんは警官と一緒に板橋洗脳班に行った。着いた途端、童さんは連行され、強制洗脳が行われ、2カ月後ようやく帰宅した。警官らは童さんの勤務先の綿紡工場から2万元をゆすり取った。
2回目は昨年9月7日から11月27日まで、童さんは他の学習者の「江沢民の告訴状」を郵送したため、板橋洗脳班に連行され、強行洗脳などで2カ月以上苦しめられた。期間中、電撃され侮辱された。加害者は副隊長の胡高偉の可能性が高い。童さんは詳しいことを話さなかったが、ただ「彼らは女性の学習者に対して何であのように辱めることができるの?彼らには母親がいないの?姉妹がいないの?」と話したことがある。
童さんは今年4月11日、湖北省司法局へ板橋洗脳班の自分に対して実施した迫害を訴えた。その時、童さんは電撃されぼろぼろになった服を証拠として持って行った。今回の連行は、報復に遭った可能性もある。
現在、仙桃市の劉雄さんと胡縫成さん、楊冬梅さんは、依然として潜江留置場に拘禁されている。
これらの「法律執行者」は、びくびくして家族に知らせる勇気がなく、法律を紙くずのように無視し、一文の値打ちもなくなるまで踏みにじっている。
武漢の板橋洗脳班の隣は邪悪な湖北女子労働教養所で、反対側は遺骨を集中して置く場所である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)