スウェーデン国営テレビ報道『中国で起きている臓器狩りが多くの命を奪った』
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 【明慧日本2016年8月14日】スウェーデンの国営テレビは、今月の1日、自社のサイトで『中国で起きている臓器狩りが多くの命を奪った』という文章を掲載した。

 作者ハンス・ベングソンは、文章の中で「中国共産党は臓器移植の裏事情を隠ぺいしようとしたが、中国の各病院が移植患者の病室の数の宣伝を止めることができなかった」と述べ、「責任感のあるスウェーデンの政治家、記者、弁護士と人権活動家がいますぐ、行動を起こし、中国共産党による臓器狩りの悪を暴露し、更なる犠牲者を出さないように、犯罪者を法廷に送るべきだ」と呼びかけた。

 以下、全文を記載

 アメリカの記者イーサン・ガットマンは、数年掛かって中国で起きている臓器狩りを調査した後、『大虐殺』という本に纏めた。彼は「人類史上において最大の暗黒な事件の一つである」と断言した。

 調査のきっかけは、イーサンが『血まみれの臓器狩り』という報告を読んだからだ。この報告者の作者は、カナダの人権弁護士デビッド・マタスと前国務大臣デビッド・キルガーである。

 後にガットマンも調査に加わり、3人がさらなる調査をした。最近、3人が最新の調査報告を『血まみれの臓器狩り/大虐殺----更新版』に纏めた。この最新報告の中で、彼らは中国の臓器移植の規模に特に関心を示した。

 最新の報告は胃袋を吐き出すほど衝撃的な結論となった。

 調査を通して、中国各地で800を超える病院が、臓器移植を実施しており、毎年6万~10万回の移植手術が行われていることが浮き彫りになった。

 移植用の臓器を確保するため、囚われた人を虐殺している。犠牲者となった人の多くは、法輪功の修煉を堅持し続ける法輪功の学習者達である。そのほか、チベット人やキリスト教徒、ウイグル人もいる。犠牲者となった人は皆強制的に臓器を摘出されていた。

 ガットマンは、臓器狩りについての調査に立ち憚った最大の困難は、数々の隠ぺい工作にあると指摘した。そして、中国共産党の臓器移植に対する隠ぺい工作が、中国の多くの病院が病室の数やネット上での宣伝を阻止することができなかったため、判明したと語った。

 肺を移植したいのなら、一対が15万米ドル、心臓を移植したいのなら、同じ値段だ。肝臓なら13万米ドル、腎臓は6万米ドル、視力の改善に角膜移植を薦め、一対の角膜なら3万米ドルである。

 現在、中国での収容所の中で、囚われている法輪功学習者には医療保障が剥奪されている。しかも、多くの証人の証言で、刑務官は如何に学習者を虐待し、拷問を掛け、様々な方法で彼らの健康を損なわせていることが証言されている。また、釈放された多くの学習者は、収容所などで幾度となく採血されたと証言した。

 3人の調査人によると、採血は学習者の臓器が病院の移植患者に合うかどうかの調査だという。

 臓器移植はある一部の私欲を満たすための一石二鳥の策である。

 中国共産党の元主席・江沢民は1999年に法輪功を根絶しようと思い迫害し始めた。臓器移植は学習者を殺害することができ、同時に病院と関連部門に暴利をもたらすこともでき、まさに一石二鳥のやり方であった。

 中国で起きている臓器狩り事件は、2006年に臓器移植に関与した人および裏事情を知っている人が、国際社会に暴露した。暴露を受け、マタスとキルガーが先に調査し始め、続いでガットマンも調査に加わり、3人が力を合わせて努力し、悪を暴くことに努力し続けている。しかし残念ながら、現在まだ多くの悪が隠されている。

 責任感のあるスウェーデンの政治家、記者、弁護士、人権活動家たちは、今立ち上がるべきだ! 私たちは真剣にこの汚れきった穴を掘り下げ、まだ何が隠されているのかを見つけることだ。そして、これ以上の犠牲者を出さないためにも、私たちは臓器狩りの責任者を法廷に必ず送らなければならない。

 中国共産党は、根っから人命を尊重しない者たちの悪の集団だ。

 原文のリンク:

 Organst?lder i Kina kostar m?ngder av liv
 http://www.svt.se/opinion/fangar-mordas-for-att-komma-at-deras-organ

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/8/8/332605.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/8/10/158198.html)
 
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