警察官と良い縁を結ぶ
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文╱中国の大法弟子 蓮塘

 【明慧日本2016年11月8日】師父は「この善の力はとても大きいものです」[1]とおっしゃいました。私はよく警察官に法輪功真相電話をかけ、資料を送り、彼らに接する機会があれば、決して真相を伝える機会を逃さず、良い縁を結ぶようにしています。多くの警察官は真相を知ってから三退し、再び大法弟子への迫害に加担しなくなり、中には自ら或いは人を通して、大法弟子から資料を求めてくる人もいます。私は心から彼らの醒悟を嬉しく思い、彼らが素晴らしい未来を有することを心から願っています。

 2000年2月、私は北京に陳情に行き、警察官にホテルに拘禁されました。バスルームに入ると、そこには、たらいに長く浸けていた洋服があり、しかも少し匂いもしていました。誰に対しても優しくし、善意を持って人を助けなければならないとの師父の教えを思い出して、この人と良い縁を結ぼうと思いました。そこで、私はたらいに浸けてあった洋服を洗い、バスルームに干して、部屋に戻り1時間座禅をしました。警察官はそれを見て、黙って何も言いませんでした。地元に戻ってから、この警察官に2回ほど会ったことがありますが、いずれも、進んで私に挨拶してくれました。私たちは皆よい人だと分かっているからです。

 洗脳班にいたころのことでした。ある警察官はそこでの勤務がとても嫌で、そこにいると、気分が悪くなるから、1分でも早くそこから出たいと言いました。ある日、彼は息子さんに電話をして、息子さんのことを怒鳴りました。私は彼に「息子さんに対しては、あなたは父親ですが友人としての意識を持たなければなりません。そんなに怒鳴ると、息子さんは反抗心理が働きますから、あなたに本音を言わなくなりますよ」と言いました。警察官は私の助言にとても感謝して、日曜日にぜひ家に遊びに来てほしいと誘いました。私は「ありがとうございますが、ご迷惑をかけてはいけません」と断りました。彼は「あなた達の食事は私達のより劣っており、しかも拘禁されているのに、どうして皆がこんなに元気なのですか?」と聞きました。「私たちは真・善・忍を修めています。真・善・忍は宇宙の大法です。私たちは何事も真・善・忍に基づいて自分を律しており、殴られても殴り返さないし、罵られてもやり返さず、誰に対しても優しくするのです。私達のような良い人が、こんなに長期に拘禁されて迫害を受けるのは、とても不公平なことではないでしょうか」と私は言いました。

 2000年、私は洗脳班に10カ月拘禁されました。幹部らしい警察官は真相を知り、大法弟子はみんな良い人だと分かり、私達のことをとても同情してくれました。ある日、食事の時、彼は自分が買ってきたスペアリブの醤油煮を私達6、7に1人に1個ずつくれました。私たちは皆とても感動しました。警察官の中にも多くの優しい人がいることを実感しました。私は洗脳班から出てから、あの警察官にお礼の電話をしました。「会議室で私達法輪功の人にスペアリブの煮込みをくれたことを覚えていますか? それはスベアリブではなく、あなたの優しい心です。大法弟子を優しくすることは功徳と恩徳が計り知れないので、あなたはきっと福報を得られます」と言いました。やはりその通りになりました。彼は退職後、順調によい職場に再雇用され、マンションも車も購入し、家族全員が安定した生活を送るようになりました。そして、彼の家族も全員三退をしました。

 2004年、私が再び洗脳班で迫害された時、3日間絶食しました。洗脳班のボスは5人(2人は警官)に命令して、私に灌食を実施しようとしました。彼らは手錠と極太のひもを持ってきて、私の手足を縛り、私を大の字にして、ベッドに手錠をはめ、強行に灌食をしようとしました。そのうちの1人の警察官は血圧が高く、毎日出勤した後、必ず血圧を計って貰っているのを知っていたので、私は彼に近づき、小さな声で、「私は真・善・忍を修めている良い人です。良い人を迫害するのは罪になります。あなたは血圧が高いから、私に手を出して迫害してはいけないよ」と言いました。彼はくしゃみを3回して、合図をしてくれました。彼は本当に私に灌食をしませんでした。翌日、彼が窓の外を通りかかった時、私は「血圧は下がりましたか? 良くなりましたか?」と聞くと、彼は嬉しそうに「良くなった。良くなった」と言いました。その後、彼はとても親切に「ここに長くいないように、早く家に帰ってください」と言いました。

 またある日、2人の警察官が洗脳班に来て、私に何かを確かめようとしました。私はこの機会を利用して、彼らに真相を話しました。彼らは「『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』を知っています。あなた達は皆良い人です。私たちはすでに三退をしました」と言いました。それから、彼らは幾つかの大法についての質問をして、私は全部答えました。彼らは私のことを「 慈悲深い」と褒めてくれました。実は、すでに真相を知った彼らもとても優しかったのです。私たちはずっと穏やかな雰囲気の中で会話をして「こんなお年(72歳)なのに、ここに拘禁されて・・・」と私のことを同情してくれました。私は彼らが救われたことをとても嬉しく思いました。家に帰って家族から「警察官は大きな額面の真相貨幣を全部返してくれた」と教えてくれました。この時、師父の詩「慈悲は能く天地の春を溶かし」[2]が私の脳裏に浮かびました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『シンガポール法会での説法』
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/1/337063.html)
 
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