明慧法会|師父の慈悲なる済度で左官起死回生
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文╱中国の大法弟子 郭玉花

 【明慧日本2016年11月10日】

 慈悲で偉大なる師父、こんにちは。

 同修の皆様、こんにちは。

 私は郭玉花と言い、今年55歳です。夫の呉承江は左官をしており、今年58歳になりました。私たちは山東省泰安市満庄鎮満南村に住んでいます。本日、私は実名で自らの体験を書き出し、大法の師父がいかに慈悲深く、いかに偉大かを実証したいと思います。

 2010年6月、夫は近所の人に雇われ、その家で壁の塗装をしていました。午後2時頃、は3階から転落し、コンクリートの地面に叩きつけられました。私は隣の朱さんから知らされ、現場に行った時には、夫はわけの分からない言葉を喋っおり、すでに意識が朦朧としていました。私は夫の頭を抱いて「あなた、怖がらないで、『法輪大法は素晴らしい』 『真・善・忍は素晴らしい』と心の中で念じてください! 念じてください!」と言いました。

 この時、夫を雇った近所の息子さんの国くんは、救急車を呼んでくれましたが、救急車といっても、中は鉄のパイプで組み立てた担架以外、何もありませんし、救急隊員もいません。それは遺体を運ぶ車でした。国くんは自分の家の布団を鉄の担架に敷いて、その上に夫を載せて、私と義理の兄たちは何も持たずに、急いで車に乗り込みました。

 車の中で、夫はハーハーと荒い息を吐き、大粒の汗が顔からポタポタ滴れてきました。私は夫の汗を拭きながら「あなた、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じてください!」と耳元で言い続けました。

 泰山医学大学の付属病院に到着すると、他の検査は間に合わないため、とりあえず胸部と腰部の2カ所だけ、レントゲン写真を撮りました。主治医は私達家族を呼び出して「二つの肺はすでにボロボロになっており、第2腰椎は破裂骨折し、手術をするなら股から骨を取り出して、第2腰椎の代わりに入れなければなりません。手術をしても恐らく立つことは難しいでしょう。つまり体の高い部位から麻痺し、動かすことができません。検査はこれからですが、いま血尿が出ています。あなた達の経済状況は大変そうなので、やはりこのままお帰りになったらどうですか? 手術をしてもあまり望みがありません」と告げました。

 この時、夫は体がすでに冷たく、血色が悪く、目を大きく開けて、ハーハーと息を吐き出しますが、吸う力はもうありません。医者は「覚悟しておいてください。彼はもう脈が取れない状態で、血圧もなく、心拍停止になっています。もうお帰りになった方がいい」と死の宣告をしました。

 医者のこの話を聞いて、夫の4番目の弟が大泣きしました。私も我慢できず涙を溢しました。3番目の兄は私に「しっかりしなさい。あなたにもし何かあれば、子供達はどうするのですか」と気を強く持つようにと、励ましてくれました。この時、私は頭をはっきりさせ医者に「を集中治療室に入れてください、お願いします。はまだ50歳です。このまま行かせたくありません。私は耐えられません。お金はなんとかします。借金してでも払います。病院にご迷惑をおかけしません」と一生懸命頼みました。ようやく、医者は「それでは集中治療室で48時間治療してみます。だめなら、さらに精密検査をします」と言って、承諾してくれました。こうして、夫は集中治療室に送られ、皆もそのまま帰って行きました。

 私と国くんは残って夫の世話をしました。国くんの心配そうな様子を見て、私はとても辛くて、心が千々に乱れました。私は病院の廊下を行ったり来たりし、国くんも私について来て「おばさん、おばさん」としきりに呼んでいました。

 この時「弟子正念足りれば、 師は回天の力有り」[1]との詩が脳裏に浮かんできました。夜9時になると、これは師父の『洪吟二』「師徒の恩」の中の句だと思い出しました。その前の二言は「師徒は情を講ぜず 佛恩は天地を化す」でした。この時、私は頭から冷水を浴びせられたように、突然、目覚めて、すぐに国くんに「おじさんは、もう大丈夫です!」と言いました。国くんは私の頭がおかしくなったのではないかと思って「おばさん、そんなに焦らないでください。あなたが倒れたら、お子さんたちはどうするのですか。おじさんに少しでも希望があれば、私は必ず治療費を負担しますから」と言いました。私は「国くん、私は法輪功を修煉しています。あなたは知らないでしょうが、1人が煉功すれば、家族全員が受益します。おじさんはずっと、大法修煉を支持してくれましたから、きっと恩恵を受けるはずです。たとえおじさんが死んでも、お宅からお金を巻き上げるようなことはしません」と安心するように言いました。

 その夜、私は国くんに、大法がいかにして良い人になるようにと教わり、また、大法弟子がいかにして「真・善・忍」の基準に基づいて自分を律するかなどを話して聞かせ、また、法輪功への迫害の真相をたくさん話しました。それで国くんは、法輪功は真の佛家修煉大法であること、江沢民は法輪功を迫害している張本人であること、中国共産党は中国の最も正直で、善良な良い人たちを迫害している事実を知りました。

 翌日午前8時半過ぎ、夫は集中治療室から出て、普通の病棟に移りました。私は彼に「この一晩はどうやって過ごしましたか」と聞けば、彼は「一晩中『法輪大法は素晴らしい』とずっと念じ、もうさほど痛くありません」と言いました。その場の人は皆喜び、師父が命を救ってくださったことが分かりました。慈悲なる師父は、夫のためにすべての苦しみを引き受けてくださいました。

 病室の中で、国くんとお互いに思いやっている姿を見て、病室の人も皆私たちが親子か、或いは叔母と甥っ子かと思っていました。国くんは「おじさんとおばさんとは隣近所です。親戚ではありません。おじさんが家に雇われ仕事をしていた時、屋根から転落し、こうなったのです」と言いました。皆はとても不思議そうに「他の人なら、こんな事故を起こせば、泣いたり騒いだりするはずが、あなた方は互いに家族のように仲が良く、こんな関係を今まで見たことがない」と言われました。

 3日目の朝、夫に「あなたは病院を信じるの、それとも私の師父を信じるの? 病院を信じるならば、手術費だけでも6万元かかり、自分の足で立つことができるてれるかどうかの保証もありません。1週間後、全身的な検査をしますが、もし内臓に問題があれば、国くんの家は全財産を使い果たしても治療費を払えないと思います。国くん一家が生活できないようなことをしてはいけないですね。もし、師父を信じていれば、一緒に家に帰りましょう」と言いました。夫は「師父を信じます。早く帰りましょう」と言いました。

 私は急いで家に電話をして、退院する意向を伝えました。家族は皆家に帰ることを反対し、一生懸命に説得して、やっと賛成してもらいました。医師と看護婦は皆「患者さんは特別な看護状態ですから、絶対退院してはいけません。これだけの重症患者を家に連れ帰ったら、あなたはどうするつもりですか。本当に馬鹿なことですよ」と警告されました。病室の人も私の事を馬鹿だと言いました。「他の人でしたら、医者は退院しなさいと言われても、退院しないのよ、数カ月か半年入院するのよ。相手から十分なお金を請求すればいいのよ」と言う人までいました。ある中年女性は「この病室に入った時から、あなたを観察していましたが、あなたは他の人と違って、急がず焦らずとても落ち着いて、冷静で穏やかでした。あなたの言葉にはすべて他人が大変だとか、他人が困難だとかばかりで、自分はどれだけ大変なのか一切考えていませんね。ご主人がこんなに重症なのに、あなたの将来はどうするのですか? あなたは何か宗教を信仰しているのでしょうか」と聞かれ「宗教など信じていません。私は法輪大法を修煉しています」と答えました。

 それを聞いて、皆はびっくりしました。「政府がダメだといっているから、もう煉功を辞めたほうがいいですよ。テレビも法輪功は良くないと言っているし」と周りから色々言われ「あなた達は法輪大法の本を読んだことがありますか? 『轉法輪』を読んだことがありますか?」と聞けば、彼らは皆読んだことがないと答えました。私は「読んでもないのに、どうして良くないって分かるのですか? 私は他人のためにいいことをやっているのを皆さんも見たでしょう。私が悪い人に見えますか?」と言ったら、皆は「あなたは悪い人に見えません。あなたは世界中探しても見つからないほど良い人です」と言いました。「真に法輪大法を修煉している大法弟子であれば、誰でもこのように行うのです。しかも私よりもっとよく行っているはずです。真に修める大法弟子はたくさんいます。私たちは師父が説かれた法理に基づいて「真・善・忍」の基準で身を処し、真実のことを言い、真の事を行い、真の人になるのです。そして、誠心誠意に人には優しく対処しています。私達を迫害した人に対しても同じです。私たちは殴られても殴り返さないし、罵られてもやり返さず、何事も他の人のことを優先に考えるようにしています。今、私のやることなすことは、すべて師父が教えてくださったのです」と言いました。

 この夜、早朝の3時まで、皆寝ないでずっと私の話を聞いてくれました。彼らからの質問にも答え、大法修煉の素晴らしさ、師父が巨大な圧力に耐えられ、衆生を慈悲に済度されている広大なお心を話しました。話を聞いた彼らは、ようやく夢から目覚めたように「なるほど、テレビが言っているのは全部嘘だった」 「法輪功は迫害されているのだ」 「真の犯罪者は江沢民集団だ」と真相が分かり「もし政府が法輪功を迫害しなければ、法輪功を煉功する人はもっと多かったはずだ」 「皆あなたと同じような良い人になれば、世の中には悪人がいなくなるのではないか」と口々に言いました。

 5日目の午後5時過ぎ、私は夫と一緒に救急車に乗って帰宅しました。家に帰ってから、私は家事をやりながら、細心の注意を払って夫の世話をしました。夜、家事を全部済ませ、夫に『轉法輪』を読んであげました。こうして一日、一日を過ごしました。いろんなところから来る圧力もありました。様々な流言蜚語(りゅうげんひご・無責任で根拠のない噂)もありました。しかし、私は根気よく皆を説得しました。親戚や友達、また同郷の人は皆、好意を持って私を助けてくれました。お金があればお金を出し、力があれば力を出して、皆私がこの難関を乗り越えるように助けてくれました。あの頃は確かに大変でしたが、しかし、心はとても平穏でした。

 28日目になると、奇跡が起きました。夫は自分でベッドから起き上がり、全く支えのない状態で、1人で外まで歩いていきました。しかも、しっかりした足取りでした。1カ月経った時には、夫は大通りまで出られました。皆はびっくりした表情で彼のそばに集まって来ました。33日目には、もう普通に町を歩いていました。人々は夫を囲んであれこれ尋ね、死を言い渡された人が病院での治療を受けず、どうしてこんなに早く回復できたのか? 皆はとても驚きました。40日目には、夫は自転車に乗ってあっちこっちへ出かけ、走り回っていました。

 夫の起死回生の話は、満南村中を驚かしました。村人は皆私のために喜んでくれました。そして、私は国くんの家から一銭も貰っていないこと、病院でかかった1万元ほどの費用も、全部国くんの家に返したことを皆が知りました。一部の人は「あなたはこんなに大変なのに、どうして少しもお金を請求しないのですか?」と問いました。私は「いくら貧しくても、相手のお金を巻き上げては行けません。これは私の身を処する原則です。なぜなら、私は『真・善・忍』を修めているので、艱難辛苦に耐えられるのです」と言いました。皆は「あなたは本当に良い人で、優しい人です。心が本当に優しい人です」と言いました。「もし私が法輪大法を修煉していなければ、私が大法弟子でなければ、心に大法がなければ、師父から教わらなければ、このような経済状況(数万元の借金がある)で、夫が大怪我をして、私がいくら心が優しくても、ここまではできません。私が大法の法理『真・善・忍』に基づいて行い、因果応報の道理を知っており、人のお金を騙し取る心がないため、家族がこのような恩恵を受けたのです。師父は夫を地獄から救ってくださいました。もし、その時、私に少しでも私心があれば、夫はきっと死んでいたでしょう」と言いました。この時、皆はどうして私がなんとしても退院させたかが分かり、また、法輪大法は人を善に導く高尚な佛法であることがやっと分かりました。

 あれから、すでに6年も経ちましたが、夫は元気に暮らしています。そして、今ではアルバイドをして少しお金も稼いでいます。慈悲なる師父に我が家に対する御恩を感謝しても、感謝しきれません。本来、もっと早くこれを書き出して、もっと多くの世の中の人に真相を知ってもらい、大法からご加護をいただけるように、済度されるようにと思いました。しかし、私はあまり教育を受けておらず、どこから、どう書けば良いかよく分かりませんでした。今日になってようやくこの経験を書きました。そして、調べやすくするため、私は実名と住所を公表しました。私の述べたことはすべて真実です。少しの嘘もありません。なぜなら、私は「真・善・忍を修める大法弟子」だからです。

 最後に師父の詩を紹介し、文章の結びにしたいと思います。

 よく効くか

 善悪に報いがある天理が明らかに

 満天の神佛は人の行いを見ており

 大法弟子を迫害する罪が極めて大きく

 現世の報いはよく効く[2]

 注:
 [1]李洪志先生の詩:『洪吟二』「師徒の恩」
 [2]李洪志先生の詩:『洪吟四』「よく効くか」

(明慧ネット第13期中国大陸大法弟子の修煉体得交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/2/336975.html)
 
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