山東省学習者甄さん 3年の実刑判決に上訴
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 【明慧日本2016年11月15日】(山東省=明慧記者)今年10月28日午後、山東省寿光市地方裁判所は、物々しい警備を引き、裁判所の正面玄関、裏口、東西南北の道路に大勢の警察官や私服警官を配置し、通りかかる人に厳しい検査や尋問を行った。所内への車両の出入りが禁止され、付近での駐停車も禁止された。法輪功学習者の甄紅梅さんに、濡れ衣を着せた国家安全局隊長の郭洪堂がタバコを口にくわえ、裁判所の北出入り口の外に陣を取った。

 10時過ぎ、政法委員会610弁公室や公安局や国家保安大隊にコントロールされた寿光地裁は、甄紅梅さんに対して不当な3年の実刑判決を下した。甄さんは不服として灘坊市高等裁判所に上訴した。

 甄紅梅さんなど4人の学習者は、今年5月14日、農村で法輪功への迫害の真相を伝えたところ、人に通報され双王城交番所の警官に強制的に連行され、手かせをかけられ、鉄の椅子に座らされ尋問を受けた。大隊長の郭洪堂、楊義貴、王春来が偽善、仲間割れを唆し、騙しなどの手口で供述をさせようとした。同時に不当な家宅捜査を行った。家族が釈放を求めた際、法律では留置場が24時間までしか拘留できないのだがと郭に聞いた。郭は学習者に対して法律や規定が適用されないと話したという。

 9月20日の裁判で、弁護士が甄さんに対して確かな証拠をもって、無罪の弁護を行い、即時の釈放を求めた。検察官も法輪功を修煉するのは違法ではないが、迫害資料を配布するのは違法だ、軽い刑に処するよう裁判所に求めた。

 甄さんは「法輪功は邪教ではありません。反対に人々に『真・善・忍』に基いて善い人になることを教え、正道であり、人に対しても社会に対しても、家族に対しても、友人に対しても有益であり、社会に危害を与えていません。最高検察庁と最高裁判所の解釈は法律にはなく、公民には信仰の自由と権利があります。刑法300条は法輪功に対して無効であり、法輪功を修煉するのは違法ではなく、資料を配布するのも違法ではありません。だから私は犯罪を犯しておりませんので、家族と団らんの生活ができますように釈放を求めます」と自己弁護を行った。

 張弁護士は四つの方面から確かな証拠をもって無罪の弁護を行った。「法輪功に対する弾圧が17年間続き、なぜそんなに多くの人が未だに修煉しているのか? それは、法輪功は『真・善・忍』に基づき善い人になるのは間違っていないからです。『真・善・忍』は間違っていません。彼らは自分自身で苦難に耐え、逮捕されたり、殴打されたり、刑務所に入所することに直面しながらも、人々が真相を聞けるように、そして、善い人になるために伝えているだけで、いかなる暴力的な手段も用いておらず、過激的な行為もしたことがありません。平和的な彼らは罪を着せられたことを民衆に伝え、人々に『真・善・忍』の理念を伝播しています。この案件の主審の裁判官はベテランの裁判官であり、今まで無数の案件を担当してきました。強盗、殺人、放火などの案件です。検察官もベテラン検察官であり、自分の手で起訴した案件は無数であり、それらの案件に今まで学習者がいましたでしょうか?」と切々と訴えた。

 さらに、「『真・善・忍』は普遍的な価値観であり、法輪功は人に善に向かわさせ、『真・善・忍』の準則をもって社会や家庭に福と利益をもたらし、大衆の道徳を向上させています。『真・善・忍』を信仰して善い人になることは間違っていません。信仰のある人たちは尊敬に値すべき人たちです。ですから数年来の弾圧は間違っています。法律においても学習者は法律に違反していません。だからこそ法律の執行者として、皆が法輪功の問題において正義や良知を意旨すべきで、公正なる裁判の判決を是非行ってください」と強く訴えた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/7/337354.html)
 
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