【明慧日本2016年11月15日】(黒竜江省=明慧記者)黒竜江省通河県濃河鎮中心小学校教師の王茂傑さん(46)は8月24日、通河県の国家保安大隊(法輪功迫害の実行機関)の隊長・張士国に不当に連行された。9月1日病気治療のため仮釈放されるが、張は王さんの私生活を妨害し、王さんの案件を検察に送り、2週間前後で裁判所に起訴することになった。
8月24日午前9時ごろ、王さんは勤務中、張が率いる国家安全局の警官らに不当に連行され、県の留置場に収容された。連行される理由として、王さんが携帯のラインを利用して法輪功の写真を張り付けたこと、ネット上に庶民の利益に関するいくつかの規則を掲載したからという。王さんは県の留置場に収容された。
当日、同鎮の警官は王さん宅を不法に捜査し、法輪功の真相を伝えるカレンダー1部を押収した。
8月25日、張は王さんに尋問し続け、晩の8時ごろ王さんは突然倒れて痙攣した。張と警官らは王さんが仮病を使っていると思ったが、病院で検査した結果、脳溢血の後遺症と分かり、中医病院に入院させたが、血圧が上がる度に痙攣を引き起こしているという。27日張は病院で王さんを再度尋問し、病状を悪化させたのである。
王さんは小学校の教師であり、温厚で誠実な人柄である。1996年に法輪功の修煉を始めた。99年江沢民集団が法輪功に対する迫害を発動して以来迫害を受け続けた。99年7月22日、王さんは「法輪功は素晴らしい」と言って修煉を放棄しないという理由で7日間不当に拘留された。
2000年、共産党大会期間中、連名で江沢民の法輪功に対する迫害を告発し迫害の停止を求めたため、停職処分にされ、給料の支払いも停止された。王さんは2001年1月13日、団結村共産党書記の張立忠に、アルバイト許可を申請した。申請書には自分が法輪功を修煉したことで理不尽な待遇を受けていることを述べ、復職、もしくはアルバイトの許可を求めた。そのため警官の劉継承、夏立民らによって不当に連行され157日間拘留された。拘留中は死刑囚につける48㎏の手かせや足かせをずっとつけられ、眠らせない日が多かった。刑務官は受刑者を利用して何度も王さんを殴打した。ある日、指示された受刑者が鉄パイプで王さんの臀部を殴打したため大量に出血した。
2001年10月26日午後3時ごろ、外地でアルバイトしていた王さんは、作物収穫のため家に戻った。濃河鎮警察署長の郭大奇は、張士国と夏立民を率い、王さんを不当に連行した。張と夏は車が警察に到着するまでの4・5キロメートルの間、王さんを殴打し続けた。留置場に拘留された後、洗脳班に送られ迫害され続けた。
2003年、王さんは山奥にある山村双鳳小学校に島流しにされた。2004年12月15日、王さんは授業中に法輪功が受けている迫害の真相を話し、生徒に「真・善・忍」に基いて善い人になるように教え、人のために善を尽くし、道徳の素質を高め、物事を行う時は人のことを先に考え、利己という考えをなくし、何事においても人を優先し自分を後にするという善い人になる行いを教えた。しかしこのことが校長の劉桂華の耳に入り、校長は警察に報告した。当日の夕方6時ごろ、王さんは警官に不当に連行された。