法輪功誹謗中傷看板 撤去要求の2人に処罰(写真)
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 【明慧日本2016年11月30日】上海市の法輪功学習者・徐永清さんは、今年8月22日に陳情に行ったことを理由に、不当に拘禁された件について、上海黄浦区政府の法制弁公室に行政再討議申請を提出した。しかし、同弁公室の関係者は何も理由がなく受け入れを拒否した。徐さんは受理しない理由の書かれた書面を求めると、関係者は速やかにその場離れ、さらについて来られないように警備員に徐さんを制止した。

徐永清
徐永清さん

 徐さん(高級エンジニア)、楊瀟さん(外資企業の元幹部管理者)は、上海漕宝路地下鉄駅に法輪功を誹謗中傷する看板があることに関して、市人民大道にある市政府陳情処に状況を説明し、撤去するよう求めた。しかし、2人はそれを理由に家財を押収され、刑事拘禁された。家族および弁護士の努力で、2人は30日後解放された。

 解放当日、黄浦支局の警官は徐さんに行政処罰決定書を渡し、すでに執行した30日間の刑事拘禁を15日間の行政拘禁に変えられていた。警官と留置場側はさらに楊さんに訴訟を起こさないと約束しない限り、解放しないと脅迫した。楊さんはやむをえず、了承をした。

 徐さんが拘禁されていた期間、弁護士は黄浦公安支局に案件を撤回する法律意見書を提出し、「徐さんの行為は完全に合法であり、公安局の行為こそ、憲法に書かれた国民の権利および法律の実施を破壊している」と述べた。その後、警官は弁護士に、徐さんの件は犯罪ではなく、上司からも処罰を軽減するようにとの指示があったと伝えた。しかし、それには徐さんが声明を出すのが前提となると言った。声明の内容は「私がG20の期間中に陳情したことは間違っていた」である。しかし、徐さんは自分が罪も間違いもないと思い、声明文を書くのを断った。

 情報筋によると、8月22日の夜、2人の件は市の多くの部門をびっくりさせた。市公安局は数人を派遣し、今回の逮捕の法律根拠を討論した。徐さんは現在の法律には、法輪功が邪教だと定めていないため、陳情の内容が法輪功と関連があるとの理由で、法律実施を破壊する罪にはならないと主張した。市公安局の関係者は徐さんの疑問に回答できず、次週に法律の根拠を通知すると言い、釈放する根拠を説明できなかった。

 2人が解放されてから4日後に、漕宝路地下鉄駅の看板は撤去された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/27/338211.html)
 
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