河北省の女性学習者に3年の実刑判決
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  【明慧日本2016年12月3日】河北省易県の法輪功学習者・呉桂敏さん(61歳女性)は昨年9月、連行された後、2回も不当な裁判を受けた。そして、14カ月間拘禁された呉さんは、今年11月4日、易県裁判所に3年の実刑判決を宣告された。裁判官は判決の結果を、呉さんの弁護士と家族に通知した。

 呉さんは昨年9月6日、市場で人々に法輪功が迫害されている事実を話したため、中国共産党の法輪功の誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、県国保大隊の警官に連行され、家宅捜索を受けた。15日間行政拘留された呉さんは、保定市留置場に移送された。家族は留置場に駆けつけ着替えを持って行ったが、呉さんの刑事拘留通知書を渡された。

 昨年11月27日、県公安局国保大隊は、呉さんの案件を検察庁に提出した。12月24日、検察庁は呉さんに対して「邪教を利用して法律の実施を破壊した」というでたらめな罪名で、起訴した。

 そのため、家族は弁護士を雇った。今年1月7日、弁護士は裁判所に行き、呉さんの案件を閲覧した。

 3月30日午前11時過ぎ、呉さんは不当な裁判をされた。法廷で、裁判長は裁判の傍聴を許さず、呉さんの自己弁護さえ許さず、弁護士を法廷から追い出した。

 それで、午後、弁護士と呉さんの家族は、裁判長の違法行為に対して、県と保定市の検察庁に告発状を渡した。4月8日、弁護士と家族は再度、県裁判所と保定市中級裁判所に「裁判長の違法行為を追及するように」という告発状を出した。

 5月4日「呉桂敏の案件を審理した裁判長の職務を外した」という易県裁判所からの通知が、弁護士の元に届いた。

 5月16日 昼、易県裁判所は、呉さんに2回目の裁判を行った。法廷で、呉さんは自己弁護し、いわゆる「証拠」を否定した。弁護士も法律に基づき、呉さんの無罪を主張した。

 8月9日、弁護士は裁判官に「昨年10月1日、易県公安局は呉桂敏さんに対する拘禁期限を超えた」という理由で、呉さんの拘禁を解除するよう、申請書を渡した。

 しかし、裁判所は法律を無視し、11月4日に呉さんに3年の実刑判決を言い渡した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/7/337353.html)
 
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