真相をはっきりと伝えて、はじめて衆生を救える
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文/中国の大法弟子 小繊

 【明慧日本2016年12月30日】真相を伝えることは、師尊が按排されている三つのことの一つです。真相を伝えることは、ただ単に真相を衆生に伝えるだけではなく、それが大法弟子の衆生を救う過程でもあります。

 以前、真相を伝える際、潜在意識の中で、私は中国共産党は何か、法輪功は何なのかを相手に伝えればそれでいいと思っていました。時々恐れがあるために、相手に中国共産党の悪行だけを羅列してから、法輪功に言及せず、別れる直前に真相資料を手渡して、それで大体伝えたと思っていました。

 しかし、それで本当に衆生を救えたのでしょうか? 今の時間は師尊の巨大な犠牲によって延ばされたものです。日が経てば経つほど、多くの人はますます悪くなり、道徳水準が日に日に堕ちていき、以前の悪さよりもっと悪くなってきました。このような人たちは単に真相を聞いただけで、道徳水準が変わらず、真に救われることができるでしょうか?

 時には、真相の定期刊行物を読んでいて、良くない念が出てきます。「この文章が伝えている内容は、深すぎるのではないか? 衆生が理解できるだろうか?」 今になって、それらの念頭が良くないことが分かりました。真相を常人が理解できないほどの高いものは、伝えてはいけませんが、大法の良さ、大法が人々に人間として生きる道理を教えていることをはっきりと伝え、彼らが心から大法の真の良さを認めるようにしなければなりません。

 師尊は「皆さんは世の人を救い済度し、彼らを目覚めさせ、彼らを救い済度したいと思っていますが、皆さん自身も目覚めるべきであり、悟るべきです」[1]とおっしゃっています。師尊の法に照らし合わせて、私は内に向けて探しました。「自分はいまだ基準に達していないがゆえに、懐疑や否定の念が生じたのではないか? それならば、これらのよくない念を早く排除しなければならない」

 私は観念を改めてから、自分の真相を伝える方式も変わったことに気づきました。以前の私は一方的に真相を伝えて、相手の三退を持って終わらせました。今の私は相手の反応を注意深く観察し、相手の引っ掛かるところを解くように真相を伝えています。真相をこのように伝えれば、ただ単に事実を「述べる」のではなく、私は真に相手のために、真に衆生を救うために真相を伝えていると感じています。衆生の善の念を啓発し、邪霊による妨害を一掃することができます。同時に、私の恐れる心は少なくなり、取って代わるのが慈悲心でした。

 正法時期の終わりに近づき、大法弟子全員がますます精進し、師尊の心配を減らし、欣快きんかい・ 非常にうれしく思う。よろこび)の気持ちが多くなるよう心から望んでいます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一」「大法弟子とは何か」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/24/339306.html )
 
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