遼寧省・学習者の裁判で弁護士が無罪解放を求める
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 【明慧日本2017年3月24日】遼寧省朝陽市凌源市の法輪功学習者・張鳳霞さんは懲役4年の不当な判決を下され、上訴した。今年2月28日午後2時半、二審は朝陽西大営子裁判所で開廷し、弁護士が無罪の弁護をして解放するように求めた。

 弁護士はまず張さんに対する一審判決の証拠が足りないことを指摘した。法輪功をしたり法輪功の宣伝したりすることは違法ではない。それに「真・善・忍」は普遍的な価値観であり、信仰を理由に迫害することの方が違法であり、それを裁く最高裁判所と最高検察院の司法解釈が違法だと主張した。また、弁護士は裁判長と審判員に対して自分の退路を残した方がいい、さもなければ、将来、裁判員がいなくなると述べた。多くの事例を上げ、本人が法輪功をすることも信仰することも、信仰の自由で尊重すべきであると強調した。

 張さんの嫁は家族弁護人として、姑のために無罪の弁護をした。張さん(姑)が法輪功をして病気が治ったこと、また法律の角度からも法輪功をすることは罪にはならない述べた。裁判は1時間半かかり、最後裁判長は休廷を宣告し、二審の結果はまだ出ていない。

 張さんは1996年に法輪功を始めた。以前の病気、例えば気管炎、喘息、貧血などは、法輪功をしてからすべて治った。張さんも「真・善・忍」に従い、他人のためによく考えて、性格が優しくなり、家族の関係もよくなった。

 昨年7月4日5時頃、張さんは建昌溝の実家で国保大隊の陳志など5、6人の警官に不当に連行された。張さんは以前、凌鋼西区の法輪功学習者・李静さんが経営するレストランで務めたことがあった。6月に李さんがレストランで連行された後、張さんはこの仕事を失った。凌源の警官は張さんの家に嫌がらせをし、張さんを連行しようとしたが、張さんが不在だったので失敗した。李さんと張さんが連行された原因は、李さんのレストランで新唐人テレビの番組を流し、張さんが衛星テレビを取り付ける受信機を紹介したからだという。

 79歳の姑は、張さんが連行されたのを聞いて心臓病の発作が起きた。家族は国保大隊に行っても、警官は逃げて会ってくれない。9月19日家族は弁護士に依頼し、張さんに面会に行った。張さんは身体が衰弱し、話す力もなくなり、心臓病の発作がひどいことが分かった。張さんは留置場に入ったばかりの時、健康診断を2回も受け、1回は病院で検査を行い、その1回だけで2千元かかったという。

 弁護士と家族は国保大隊に張さんを解放するよう求めた。法律上で張さんの犯罪事実はなく、また心臓病がひどくなり、命がかかっていると説明した。しかし、国保大隊の人員は逃げてしまい会えなかった。電話をしても取ってくれず、また張さんの案件はすぐに検察庁と裁判所へ渡したと言った。

 11月14日、弁護士は法廷で張さんへの告発が根拠のないものであり、罪を人になすりつけていることを指摘した。刑事判決書の基本的な要求は、すべての結論は証拠を提供しなければならないとあるが、公訴機関は提供できていない。張さんはどのように法律の実施を破壊したというのか。関連する証拠は全くない。刑法は犯罪を犯した行為を裁判するものだが、信仰は自由であり、思想は含まれない。いかなる政権であっても信仰の自由に対して罰することはできないと主張した。

 裁判官は法律に従わずに判決を下した。その後、弁護士は張さんが懲役4年の判決を下されたことを知らされた。張さんは上訴した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/6/343891.html)
 
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