文/米国の大法弟子
【明慧日本2017年3月30日】Googleのネットワークマネージメントエンジニアの張増俊さんは今年57歳です。外見上、彼は温和で学問がある上品な人で、歩く時は穏健な足並みをしています。しかし、17年前、彼はある奇怪で耐え難い頭痛に悩まされていました。
「当時、私は週末になると頭が痛くなり、出勤すれば治りました。私は特に寝ることが好きです。しかし、寝るとすぐに頭が痛くなります。目を閉じることはできません。本を読んだり脳を動かしたりすれば頭痛は少し良くなります」。張さんはまず西洋医を訪ねました。コロラド大学の総合通信管理の修士過程を卒業した彼は、頭痛の治療は近代医学にとって朝飯前だと思っていました。
しかし、検査結果は彼をがっかりさせました。「私の血液はドロドロで、大脳が動かなければ血液も澱み、頭痛が発生し、特別な治療法がないので、仕事で大脳をよく動かすしかないと言われました」。張さんはこれは治療法ではないと感じました。なぜなら、そのように働けば人間は数日で過労で倒れてしまいます。中国の労働模範者しかかからない病気がなぜ自分の身に起きたのか、彼は納得いきませんでした。
彼は運試しに漢方医を訪ねました。しかし、漢方医はもっときっぱりと答えを出しました。「見たこともない病気です。治療できません」
まったく治療法が見つからない中で、頭痛に耐えられない張さんは続けて病気を治す良い方法をあちこち探し回りました。その後、気功を試して見ようと思ったとき、張さんは法輪功を知りました。法輪功は「真・善・忍」を基準とする佛家の修煉大法で、1992年に中国の吉林省から伝え出されて以来、全世界の100余りの国と地区に約1億人の修煉者がいます。
「煉功して2カ月あまりで、病気が治りました。今まで17年になりますが、再発しませんでした。もう頭痛の感覚も思い出せなくなりましたね」。その後、張さんは頭痛に悩まされることがありませんでした。しかし今日まで煉功を続けています。
退社後、張さんはよくGoogle社内の広くて心地良いフィットネス室で、同じく法輪功を修煉する同僚と一緒に煉功します。5式の簡潔で優美な功法は彼らに心身の喜びをもたらします。彼はよく友達と雑談し、病気が無く、全身が軽やかでいられる秘訣には三つの境地があると言いました。
「運動や体操で身体の健康を保つことも可能です。しかし、この初級的な境地における効果は表面的で、あまり徹底的なものではなく、根本的な問題を解決できません。スポーツ選手が病気になるのもよくあることですから」と張さんは言います。
「二つ目の境地は、良い人になろうと努めることです」。張さんが言うには、良い人になろうと努めることは健康な身体を保つ決定的な要因で、それはむりやりの連想ではなく、煉功して得た確実な心得です。彼はこう説明しました。「良い人になろうと努めるには、他人によく配慮し、名利において淡泊になり、心が落ち着けば内在の圧力も緩和され、人間は穏やかになります。そのような心理状態で上司や同僚と付き合えば気持ちが楽になり、自然に身体もよくなります」
「しかし、現代社会の中で良い人になることは難しく、各種の欲望による誘惑に直面したとき、自分をコントロールすることは難しいこともあります」と張さんは言います。「人間は修煉してはじめて良い人になろうという努力を続けることができます。修煉は素晴らしい事で、『真・善・忍』という宇宙の特性に従って自分を高めて、自分を良い人間にならせていくのです」
「修煉の境地に達して、はじめて病気がなく、身軽に居られます」と、張さんは堅く信じていると語りました。