留置場で大法修煉を始めた
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年5月4日】私は2000年に留置場で法輪大法の修煉を始めました。当時、ちょうど中国共産党が大法を迫害するピークの時期にあたり、多くの大法弟子は大法を実証するため不当に留置所に拘禁されました。その時、私も留置場に拘禁されていました。中国共産党の無神論と暴力革命の理論の洗脳を受けた私は、怖いもの知らずで、毎日けんかばかりして、留置場の中でもいつも受刑者を殴り罵り、刑務所の警官にも反抗したので、警官達は私の処置に手を焼いていました。

 大法は迫害された後、留置場には突然たくさんの真・善・忍を修める大法弟子が入れられました。不当に拘禁された大法弟子達はよく私に大法の真相を話し、留置場の警官でさえ私に「おまえは法輪功の学習者にしっかり習いなさい。暴力をやめてくれればなによりだ」と言いました。

 私はこの真・善・忍を修煉する人達に好奇心を持つようになりました。一体どんな力が彼らに逆境の中でも真・善・忍の原則を守らせたのだろうかと思いました。当時、留置場にいる私は随時家族や友人に面会が出来、そしてものを届けてもらえる立場にいましたので、私はもうすぐ釈放される大法弟子に「ここから出て行ったら、『轉法輪』を1冊届けてもらえないか。私も法輪功を知りたい」と言いました。

 この大法弟子が出て行って間もなく、私に『轉法輪』を届けてくれました。『轉法輪』を開いた私はすぐに大法の奥深い法理に感服させられ、そして、師父のお言葉に心を打たれ、大法の洪大な慈悲に心を打たれました。私は涙をぽろぽろ流し、これから改心して立ち直り修煉者になろうと決意し、心の中で「今生、たとえ天が崩れ、地が裂けても、私は最後まで修める」と誓いました。

 翌日、私は不法に拘禁された同修に五式の功法を教えてもらいました。警官は私が法輪功を習い始めたのを見て、「これで良かった。これからお前はもう人に暴力を振るわないだろう」と言いました。修煉を始めると、師父は私を管理してくださり、体を徹底的に浄化して下さいました。本当に奇跡でした。

 それからの年月は、学法煉功は私の毎日の日課となりました。留置場では、どの大部屋にも大法弟子を迫害する人がいれば私はその室長(受刑者のボス)或いは警官を探し、彼らに大法弟子を迫害しないように警告し、そして、大法弟子がいる大部屋に大法の本を届け、室長に大法弟子の煉功を妨害してはいけないと告げました。

 当時、留置場での私の日常生活は食事、洗濯、布団を敷くまですべて子分に任せていましたが、大法修煉を始めてから、これらのことを自分でやらなければならないと認識し、そこで、そのような行為を全部やめ、すべて自分でするようになり、いつでもどこでも大法の基準で自分を律するようにしました。

 留置場の気風はとても悪く、警官はいつも外で食べ物から日用品などを買ってきて、受刑者に高値で転売していました。家族が何か新しいものを送って来た場合、警官はできるだけ手に入れようとしました。一度、ある警官は「そっちに新しい靴下がないか探してくれ」と求めて来ました。以前だと、私はきっと受刑者に新しい靴下を全部出せと強要しましたが、今、大法を習った私は、警官のやり方が間違っており、彼らの悪事に協力してはいけないと判断し、「古い靴下しかない。欲しかったらどうぞ」と警官の要求を拒否しました。警官は仕方なく諦めました。

 以前、私はいろんな人に悪いことをしたため、留置場で拘禁された後、彼らは皆大喜びで、私を死に至らしめようとしました。彼らはお金を出し合って人を頼み、偽りの証言を作って私を陥れ、またコネを使って省の最高裁判所で特別調査チームを作らせました。特別調査チームは留置場に来て、私の周りを徹底的に取り調べ、私と接触したすべての受刑者を尋問し、彼らが拘禁されている間に、私に苛められたことがあるかどうか、彼らのものをピンはねしたことがあるかどうかなどを調べ、私に新たな罪名をでっち上げようとしました。

 ところが、予想外の調査結果になりました。調査された人は誰も私の悪口を言わず、それどころか、彼らが困った時いつも私に助けられ、お腹が空いた時、食べ物をもらったとか、服のない時、服をもらったとかを証言してくれました。迫害の最も厳しい時、最高裁判所の人は、かつてのならず者が法輪大法の指導の下、いつでも真・善・忍で自分を律して、他人を助ける良い人に見事に変身した事実をこの目で見ました。

 その後、留置場の警官は「省高等裁判所の人は本来お前を徹底的に調べようとしたが、結局、お前は生きた雷鋒に変わり、悪口を言う人がいるどころか、皆お前を褒めるばかりで、法輪功は凄いねと言った」と教えてくれました。

 私は刑務所で16年近く過ごしました。その特殊な環境の中で、大法に対する強い信念によって、そして師父の慈悲なるご加護の下、私はずっと三つのことをしっかりと行い、毎日学法と煉功をし、真相を伝え、獄中で千人あまりの人に三退をしてもらいました。出所した後も、自らの経験を持って真相を伝え、大勢の親戚や友人も相次いで中国共産党及び関連組織から脱退しました。中には大法修煉を始め、着実に修める大法弟子になった人もいました。

 師父の慈悲なるご済度に感謝致します。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/24/346002.html)
 
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