貧に安んじて自らの信じる道を歩み、人を救う
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年6月8日】

 一、貧に安んじて自らの信じる道を歩む

 私は洋服を作り、家で店を開いています。商売と人を救う事の二つの間で、何度も両立して行うことが出来ず、どちらかを選択しなければならないことがありました。ある時お客さんが、明日のいついつに誰かを連れて服を選びに行くと言いました。私のお客さんの大多数は常連客で、普通みな嘘をつきません。しかし次の日、予約時間が過ぎても来なかった時に、ずっと待っていたら、その日に人を救いに行く予定が水の泡になってしまいます。しかし私がその時外出して、人を救うことが終わって帰って来ると、隣近所が笑いながら言います。「どこに行っていたのですか? 先ほど数人が服を作りに来たのに、だいぶ長い時間あなたを待っても帰って来ないので、もう帰ってしまいましたよ」。私は内心とても落ち着いていました。師父は説かれました。「自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」[1]

 ある人が訪ねてきて「体型が良くないので買う服がない。明日(あるいは明後日)急ぎの用事が無ければ、服を二着作ってくれませんか、価格は多く払います。どうですか?」と言いました。このような事に面した時にまず私が思うのは、人を救うことに影響せず、客の要求も満たすことが出来るかを考えます。もし客を満足させられないと思ったら断ります。

 2年前、ある日の昼、正真正銘の選択を経験したことがありました。その日、昼ご飯を食べ終わってから、突然まぶたがとても重く感じて、目を開けることが難しくなり、小さな部屋の真ん中に横になりました。この時、すでにこの世を去ってから何年にもなるおばあちゃんが入ってくるのを見ました。しかし私は心の中で、あれは私のおばあちゃんではない、それは他の空間の良くない生命が演化して出て来たものだとはっきり分かっていました。彼女は私に言いました。「早く下りて、私はたくさんの人を呼んで服を作りに来ましたよ、大口商売に来ましたよ」。私は少しも動じずに言いました。「そんなに商売が良くなったら、私が三つのことをする時間はどうするの? いけません!」。この時、それは力を使って私の右手を引っ張り、ベッドの真ん中からベッドの端まで移動させ、身体の半分近くが空いた時、私は大声で師父にご加持をお願いしました。すると、すぐにそれは見えなくなり、私も目を開けることが出来るようになりました。現在はっきりとわかったのは、私たち商売をする同修は、商売がうまくいきすぎて、直接自分の三つのことに影響がある場合、これは一種の隠された恐ろしい迫害の形式であり、ゆでガエル(居心地の良い環境は人の向上心をゆっくりと抹殺するという意味)のようにするのです。

 表面上で見れば、私は三つのことをしており、特に面と向かって人を救っているため、私の商売に支障があるように見えます。確かに稼ぎは少ないのですが、しかし実質はとても多くのものを得ているのです。師父にどんな言葉を使っても私の感謝の気持ちを言い表わすことは出来ません。

 昨年の冬、ずっと何年も外で仕事をしていた夫が、胃の調子が悪いと言って、何を食べても吐いてしまい、全身がガタガタになりました。夫の叔父は人民医院に知り合いがいるので、そこに夫を連れて行って医者に診てもらうように言いました。各種の検査後、夫は不治の病にかかっており、とても良くない早期の胃がんでした。夫が言うには、占いの先生にこの2年で大きな劫難があると言われたそうです。私は夫に言いました。「現在の医学では、あなたの病を治す事は難しく、私たちの師父だけがあなたを救うことが出来ます。こんなに良い功法ですから、私と一緒に修煉しましょうよ!」というと、夫は大法を修する事は出来ないが、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じる事はやりたいと言いました。同時に私が外に出て人を救うことに干渉しないと約束するが、安全に注意するようにと言いました。

 その時私の心の中はとても自信がありました。師父は衆生に対して無量の慈悲を持たれており、私は師父の正法を助けるためにこの穏やかな家を必要としているので、師父は夫を逝かせたりされません。ある日の夜夢の中で、娘、息子、私の3人は皆、自分の傘を持っておらず、夫だけが綺麗な傘を持っていました。しかしどういうわけか、私は夫の傘を無くしてしまい、どうしても見つかりませんでした。私ははっと目覚めました。急いで夫を起こして「あなたの病は良くなりましたよ、師父があなたを守って下さいました。傘がなくなりました!」と叫びました。彼は驚きながら私を見つめて「そんなに不思議な事があるの?」と言いました。1カ月以上も続いた下痢が徹底的に正常になり、10キロほど太りました。さらに不思議なことに、この時、当地の服飾工場で、熟練した電動ハサミの裁工を必要としており、給料は4千元で、残業手当もあると言われました。このように、師父は夫の病気を良くして下さっただけでなく、彼に仕事を見つけてくださいました。夫は非常に師父に感謝しました。私の妹は「おねえちゃんの家の収入は少ないけど、私たちの家に比べてとても快適で、家の事も人間関係も上手くいっているね」と言います。

 二、人を救うことを根気よく続ける

 この数年来、共産党の新聞やテレビを私は見ておらず、何かの大会議があったとしても、どのみち政界のことは私と関係が無いので基本的に見ないし聞きません。ただ三つのことを良く行うだけで、毎日1時間あまり出かけて真相を伝え、人を救いに行き、昼の時間は商売をしたり、家の用事をしたり、夜は学法煉功して、毎日とても充実しています。

 外に出て人を救うことは、言うのは簡単ですが、本当にやる場合、それはまるで行脚をする僧侶のようで、どんな人にも遭遇します。ある人は手で払って早く消えろと言ったり、ある人は目を大きくして私に精神病があるのではないか、早く精神病院の医者に診てもらえと言ったり、当然ながら本当に真相が分かる人もいて「三退」して感謝をする人もいます。

 昨年のことですが、背の高い年配者に真相を伝えました。「お伺いしますが、あなたは老幹部党員の方ですか?」と私が聞くと、「どうしてわかったのですか?」とその人は私に聞き返しました。「あなたを見ると、年は取っていますが、風格がありますね。三退して平安を保つお話を聞いたことがあるでしょう!」と言うと、「あなた達は意味のない事ばかりして、いつも党に反対して、早く消えろ」と言われました。私は答えました。「そのような言い方はないでしょう! 昔の諸葛亮や、劉基は先覚者で、智慧のある人でしょう! 彼らは皆この事を予言したことがあるでしょう! それは今の人に活路を指しているのではないですか。あなたはずっと彼らに反党のレッテルを被せるわけにはいかないでしょう!」。その人はまた「あなた達は本当に愚かで、馬鹿だな」と言いました。私は「共産党がその昔、法輪功を煉する人の統計を取りました。その結果がどのようなものだったのかを知っていますか? 大きな都市ほど煉功する人が多く、さらに知識のある人ほど煉功する人が多く、とても多くの博士、教授、高い知識のある科学者などがこの法門の中で修めており、これらの人は何かを行う時、一時の思いつきで行うのではありません。あなたは彼らをいつも愚かだと馬鹿にしてはいけません! 法輪功の中には、まだあなたが知らないとても奥深い内涵があるのです!」と言いました。

 その人はまた私に言いました。「現在の共産党は確かに腐敗していて、悪い人も確かに多い。あなた達の師父はとても能力があるではないですか? どうしてその力を出して悪い人を懲らしめないのですか? 悪を懲らしめ善を励ましたりしないのですか?」。私は答えました。「曹操は800万人を殺害しました。しかし、どれだけ人を殺したとしても、曹操はやはり普通の凡人でした。しかし私たちの師父は偉大な覚者で、衆生に慈悲があります。良いものを残し、悪いものを取り除き、時間をかけて人心を見ています。また、現在大法弟子を迫害した事による報いはどれだけ多いのでしょう。例えば周永康、薄熙来などがいます」。私の話を聞いて、その人は数分間黙ってから言いました。「あなたが私を脱党させようとしている事を知っています。私は数十年の党歴で、党を脱退すると、誰が私に給料をくれるのですか、私はどこに行ってご飯が食べられるのですか?」

 私は言いました。「年を取った人は、党にいても働かず、1分のお金も儲けず、それは庶民が養っているのです! あなたの退職金は、昔あなたの給料から少しを差し引いたもので、社会の財産の中から少しを取ってあなたに計画的に払っています。もしあなたが若い時にあの歴史がなければ、党は現在あなたを相手にするでしょうか。庶民はただ平和を願っています。更に言いますが、この邪党は天地人神に大罪を犯しました。歴代の政治運動は是非を転倒し、罪を着せられ死亡したのは8千万人で、2回の世界大戦で死亡した人数の総数を越えています。現在はまた法輪功を迫害しています。この法輪功はとても良いもので、真・善・忍を修しており、嘘偽りなく善良で耐え忍ぶように煉功者に要求しています。それにもかかわらず法輪功を煉する人を捕まえて臓器を摘出しています。どうして自分を救わないのですか」。その人は厳粛にうなずいて「脱党しましょう、ありがとう!」と言いました。

 1人の頑固な生命が最終的に救われました。このような例はとても多く、ただ真心から師を信じ法を信じ、真心から人を救うので、頑固な人も救い済度出来るのです。当然ながらどうしても救えない人もいますが、それは仕方なく、それも彼の生命の中の厄運なのです。

 当然ながら、私も多くの上手く修煉出来ていない部分もあります。例えばなかなか起きられなかったり、息子の前でよく怒ってしまったりしますが、私は努力してそれを法の中で正します。この正法の最後の時期、もっと多くの人を救い、師父に随って圓満します!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/13/347858.html)
 
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