利益心を放下し 正しい修煉の道をしっかり歩む
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 【明慧日本2017年7月3日】私と夫は薬局を経営しています。このような薬局は私たちの県にはいくつもあって、競争も相当激しいのです。現在の社会の道德は腐敗しており、多くの人が個人の利益のためには手段を選ばず、互いに騙し合い、薬も本物と偽物が入り乱れ、粗悪品を良品として提供することさえ、中国ではとても普遍的なことです。しかし、私たちは修煉者はいつでも師父の教えを覚えていなくてはなりません。師父はこう説かれました。「心を正しくもち、公平に取引をすれば、多く働くだけ多く稼ぐのは当然のことです。『失わないものは得られず』と言われているように、それは常人社会のあなたの働きに対する当然の報酬です。いかなる階層においても、良い人間になることができますが、階層が違えば、違ったトラブルがあります。高い階層には高い階層のトラブルの形式がありますが、しかしどこでも正しくトラブルに対処することができます。どの階層でも、良い人間を目指しさえすれば、あらゆる欲望や執着心を捨て去ることができます」[1]

 この種の仕事は心性を修め、衆生を救い済度する良い環境です。適切に行い、偽物や粗悪品を混ぜ入れたりせず、粗悪品を良品として提供したりせず、ごまかしたりせず、薬種をしっかりきれいに洗って、砂や粉を全部除去しています。薬種の秤(はかり)をごまかしたりせず、薬種に硫黄(いおう)を混ぜ入れず、患者が安心して買え、安心して使えるようにしました。私たちは診療費を徴収していません。他の薬店の中には、一般的に1回につき20元~30元を徴収します。私たちは年に4元~5元と非常に少なく、金儲けのためでは決してなく、何事も本当に患者のために良心的に行っており、手助けをする事を目的としているので、どの患者もそれを実感しています。これによって患者の内心の善良な一面を引き出させており、身をもって大法の素晴らしさを彼らに見せています。ある患者はお金を持って来ておらず、あるいはほんの少しのお金で先に薬を持って帰ってもらってから、次回また来た時に付け加えています。ですから、大部分の患者は皆私たちに対してとても良い評価をしており、いつも「あなたたち法輪功を煉る人は皆良い人で、他の人とはまるで違う」といつも言ってくれます。

 ある日、薬種市場に薬種を仕入れて帰ってから、店長が私たちに数百元多くのお金を渡していることに気づきました。私たちは1元残らず返しに行くと、店長はとても感謝して、感動し言いました。「利益に目がくらむこの世の中で、一切が皆お金を大事に見ているこの社会の中で、まだあなた方のような良心的な人がいるなんて実に珍しく、本当に驚きです」。私は店長に 「私たちは大法を修めており、師父は私たちに『真・善・忍』に基づいて良い人になるようにと教えられ、どんな時でも人のために考えるようにと教えてくださいました」と言いました。

 この仕事の環境は、階層の異なる人に接触します。少しでも機会があれば彼らに真相を伝えています。私は「中薬(漢方薬のこと)は病気を治せますが、もっと良い治療方法がもう一つあって、あなた達の身体にさらに有益なのですが、あなた達はそれを信じますか?」と聞きます。他の人は「どんな方法ですか?」と尋ねます。私は「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい! と誠心誠意、心を込めて言う事です」と答えます。ある人は「ではそれを、紙に書いてください」と言われると、喜んで私はお守りを出して彼に渡します。同時にその機会を捉え、法輪大法がどのようにして私たちを1人の良い人になるように教え導いているか、また大法が100カ国あまりの国と地区に広まり、台湾を含め、香港、マカオはみな公に修煉することができ、ただ中国の国内だけが弾圧され、禁止されていることを伝えました。またテレビの「焼身自殺事件」は皆嘘で、「天安門偽事件」の抜け穴と疑問点を言い添えます。その目的は法輪功の名誉をおとしめ、世人に法輪功に対する恨みを引き起こすことにあると伝えました。「あなた達はこの世間を欺く虚言を信じないでくださいね!」と言うと、多くの人が皆受け入れてくれます。

 ある時、1人のおばあさんが薬を買いに来ました。私は彼女に「法輪大法は素晴らしい!」を念じるように教えました。彼女はすぐに受け入れて、同時に「三退」にも同意しました。彼女は帰ってから絶えず「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を念じて、間もなくして脚の痛みが良くなり、階段を降りる時に杖を必要としなくなりました。また、私が彼女に送った真相資料をとてもたくさんコピーして、彼女の周りの親戚や友達、知人に配りました。彼女は自分が受益したので、この福音をもっと多くの人に知ってもらうべきだと考えたのでした。それからというもの、彼女の金運も良くなって、親戚や友達からお金を借りる必要もなくなりました。

 私たちの所へ来て診察する人は一般的に皆難病の人達です。たくさんの治った人が生きたアヒルや生きた鶏、生きたドジョウ、あるいはお金を持って来てお礼を言いに来ます。私たちは全て拒否します。同時に彼らに 「私たちは法輪功を修煉しているので、人から物をもらいません。なおのこと、殺生してはいけません」と教えます。また、ある人がお礼に卵や野菜を持って来たら、私たちは彼から貰う薬代からその分差し引き、少なめに貰います。他の人は皆私たちが本当に良い人だと言い、私たちとの付き合いをとても喜んでいます。ここで彼らに真相を伝えると、彼らは皆比較的に受け入れ、同時にとても早く「三退」してくれます。

 私たちの薬局の隣に、17歳の若い男性が住んでおり、何度も彼に真相を伝えましたが、彼は取り合おうとせず、真相を受け入れたくないようでした。それから彼の父母が私たちの薬局で彼に中薬を学ばせたいとやって来ました。店に来てからも彼はほとんど仕事をせず、性格も内向的で人とほとんど話しません。面と向かって彼に話しかけても、本人はわざと気づかないようにしていました。この店に来てしばらく学んでから、彼は店にある唯一の『中薬精製処理本』を盗みました。私たちは至る所を探しましたが見つからず、顧客が持って行ったのかと思っていました。彼は私たちと3カ月ほど仕事を続けるうち、私たちが人のために仕事をしているのを目の当たりにしました。他の人とは違い、確かに「真・善・忍」の基準で律していると感じたようで、だんだんと真相を伝えると、彼は受け入れるようになりました。私たちは真相ディスクや師父の説法の録音を流して彼に聞かせるようにしました。また、彼は 『共産党についての九つの論評』も読んで、多くの事が分かったようで、とても震撼しました。そして彼は、大法に対して全く新しい見解を持つようになり、三退しました。

 ある日、彼は突然私と夫の前に立って私たちにひざまずきました。しかし、私たちは何が何だか分かりませんでした。彼は私たちに 「僕が店の『中薬精製処理本』を盗み、また売上から600元を取りました」と詫びました。彼は大法の本を読んでから「失と得の関係」が分かるようなって、自分が間違った事をしたと分かり、許しを請いました。私たちは彼に 「このようなことはもう二度としないで、これは常人の行為です。あなたは大法を得て、この道理が分かるようになり、これからどのように行うべきなのかを分かるようになりました。今日、私たちに謝りに来てくれ、本当にあなたのために嬉しく思いますよ!」と伝えました

 それ以来、彼は別人のように変わり、性格はだんだんと明るくなり、活発になって、自分から人に挨拶するようになりました。それからというもの、店の中で真面目に働き、苦労に耐え、自分から仕事を探し、医学を学ぶ方面もとても頑張って、どこに行っても人から良い若者だと褒められるようになりました。修煉の方もとても精進するようになり、そして、今では真相を伝え、人を救うまでに成長しました。

 注:
 [1]  李洪志師父の著作: 『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/26/350221.html)
 
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