ウルムチ市の法輪功学習者夫婦に不当な裁判
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年7月5日】新疆ウイグル自治区ウルムチ市の法輪功学習者・邵生瑞さん(47)、樊映霞さん(44)夫婦は昨年、警官により連行され、年末に起訴された。同市頭屯河区(とうとんがく)裁判所は6月、邵さん夫婦に不当な開廷をした。

 邵さん夫婦には子供が2人がいるが、息子(16)が生まれたとき、脳にダメージを受けて重い後遺症が残り、自立生活ができず、歩行困難な状態である。そのため、邵さん夫婦は息子の学校の送迎をしなければならない。昨年6月、息子の高校受験の時期に、邵さん夫婦が連行されたため、息子は二十数日間、休学しなければならず、進学もできなかった。娘(4)は体が弱く、連行された両親の絵を毎日、書き続けているという。

 家庭の事情から、弁護士は関係部門に邵さんの仮釈放を申請したが、許されなかった。

'邵生瑞、樊映霞一家人'
邵さん一家

 昨年6月2日、樊さんは法輪功学習者・鞠蘭英さんと一緒に、法輪功の資料を配った際、中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷宣伝を信じている人に通報され、警官により連行された。その後、警官は樊さんの自宅を家宅捜索し、パソコンなどの私物を押収した。樊さんは15日間拘留された後、水磨溝(すいまこう)留置場に送られて拘禁された。

 邵さんはウルムチ市鉄道局の職員で、妻が連行された日に出勤したが、勤務中に連行された。その翌日、拘留され、7月13日に頭屯河区検察院に逮捕令状を発布された。邵さんが連行されてからは、会社側は給料の支払いを停止した。

 警官は邵さんの娘(4)に供述を誘導し、脳性麻痺の息子にも「お前のおばあさんも妹も、両親のことを話してくれた。お前も早く言え」と脅迫した。それから、検察院は起訴状に子供たちの供述を「証言」として入れ、子供たちを案件の「証人」とした。

 邵さん夫婦が拘禁されて1年あまり、子供の世話を樊さんの病弱な母親がやらなければならなかった。孫のために、母親が遠い内地から新疆にきたが、不便なことがいっぱいで、辛い日々を過ごしている。そんな母親が何度も裁判所へ行き、娘夫婦の解放を求めた。しかし、事務室までは入れてくれなかった。母親は裁判所の人からもらった電話番号に電話をかけたが、誰一人として出なかったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/21/349964.html)
 
関連文章