大連裁判所 傍聴者数人を連行
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 【明慧日本2016年12月24日】遼寧省大連市の中山区裁判所は先月16日、法輪功学習者・袁暁曼さんに対して不当な裁判を行った。袁さんの弁護士は法廷でこのように述べた。「袁さんの江沢民を告訴する行動は国民の合法的な権利を行使することです。被告人・江沢民はそれに対して訴訟をしない限り、公安当局・検察・裁判所部門の人員は袁さんに対して控訴する権利はありません。袁さんは無罪で、当廷で解放すべきです」

 傍聴に来た袁さんの親戚・友人の中の2人が、中山区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により連行された。法廷外にいた2人の法輪功学習者は、写真を撮ったとの理由で連行された。

 不当裁判

 先月16日午前、袁さんの親戚と友人が続々と中山区裁判所に来ており、袁さんと6カ月間会っていないという

 9時30分頃、1台のパトカーが裁判所の正門左側に止まった。手錠と足かせをかけられた袁さんは車から降りると「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は正法です!」と叫んだので、警官は慌てて袁さんを裁判所の扉内に押した。袁さんは「私を押さないで下さい」と抗議した。

 袁さんは江沢民を告訴したという理由で連行された。しかし、起訴状の中で江沢民を告訴したことには一言も触れず、袁さんの家で押収した法輪功の書籍や、ネット封鎖を突破するディスクおよび音声電話を証拠として、罪に陥れようとしている。

 弁護士は、公安部門の人員が誘導尋問および証言を捏造するなどの違法行為を指摘した。特に証言の用紙に、担当警官は勝手に人の名前を線で消した後、袁さんの名前を書き加え、証人の拇印がなかったことを弁護士は言及した。

 弁護士は「袁さんがこれらの物品を持っていたとしても犯罪は構成しません。法輪功学習者として、以上の物品を持つことは合法です」と述べ、袁さんを当廷で無罪解放するように求めた。

 裁判は11時30分に終了したが、結果は出なかった。

 公然と連行

 当日、中山区国保大隊の副大隊長は、朝、中山区裁判所に着き、裁判所の入口で何度も行ったり来たりしていた。

 裁判所は今回の傍聴者数を制限しなかった。袁さんの8人の親戚と友人が廷した。警官はその中の4人の身分証明書をチェックし、しかも写真を撮った。裁判が終わった後、身分証の写真を撮った3人の親戚を連行し、法輪功学習者・臧連梅さんと王玲さんを昆明街派出所まで連行した。法廷外にいた法輪功学習者2人も連行された。

 裁判所が傍聴者数を制限しなかった意図は、法輪功学習者をおびき出して逮捕するためだった可能性がある。 

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/25/338124.html )
 
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