営業の仕事の中で道を正しく歩む
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 【明慧日本2017年7月24日】 私は不法に公職を奪われた後、一般企業に入社して、一からスタートしました。最初の2カ月間の辛いことや楽しいこと、寂しさと苦痛は、長年の修煉の基礎のおかげで解消しました。周りの同僚はなかなか実績が上がらず、巨大なプレッシャーに絶えきれずに辞めていきましたが、私は頑張りました。

 なぜかというと、どんなことをも全身全霊で行ない、仕事を自分の事業と考えて行うべきだと大法の中で悟ったからです。会社は毎日「金儲け」をスローガンとして叫んでいましたが、私は心の中で静かに「自分は仕事をしているだけではなく、縁を結びに来たのだ」と考えて、修煉者の風格を表し、私の存在によってみんなは幸福感を感じて啓発を受けました。

 あっという間に10カ月間が経過し、「駆け引きをせず」、「心を込めて行い」、「心から人に接する」という私の仕事に対する理念は会社に認められました。「真・善・忍」を実行することで得意先から信頼と支持を得て、非常に複雑なプロジェクトも私のところでは簡単なプロジェクトに変わりました。  

 心から人に接し、へだたりを設けない

 私がいる業界は競争が厳しく、会社と会社、子会社と子会社、また同じ会社の中であっても違うチームとの間には見えない競争が存在しています。子会社の同僚に対し、私は知っていることを全部教えて、同僚が顧客から注文を取ってこられるように、顧客にとって都合のいい多くの条件を提供できるように同僚に教えました。同じ会社の中で「チームが異なっている」という概念を持たず、手伝えるところがあれば、専門知識に限らず、実践の技能においても、私は率直に誠意をもって自分の営業技術を伝えました。

 ほかのチームの同僚が私から教わった時、心が乱れ、自分の部長が知れば不機嫌になるのではないかと心配しました。しかし、同僚たちは私が修煉者なので信頼でき、私の前ではストレスを感じないので、多くの質問を私にしたがりました。毎日の営業実績を、会社はポスターに貼って公表しました。実績以外に、得意先の情報も貼りだしました。多くの得意先の下に「ほかの会社から奪った客」という字が書いてありました。

 かつて子会社の部長とこの問題について検討したことがあり、「私たちは大企業ですが、ほかの会社から得意先を奪うことを大々的に宣伝してもいいのでしょうか?」と言いました。部長は私の質問に納得していないようすで、自信をもって「あなたが奪わなければ、ほかの人があなたの得意先を奪いますよ」と言いました。そこで私は「今、仕事を探すのは難しいのですが、この業界で実績を出すのは生易しいことではなく、兄弟会社はどの社員も半年たっても実績がないかもしれず、やっとの思いで得意先とつきあっても、私たちに奪われ、これでは善とは言えないでしょう」と言いました。そうは言っても、利益の前では、思わずほかの人から得意先が移ってくることを希望していました。しかし、私は得意先を奪わずに営業することができ、常に「法輪大法を修煉し、大法のすばらしさを人に伝えなければならないので、手段を選ばず悪質な競争をすることはできない」と思っていました。ほかの人がこの理念を認めるかどうかにかかわらず、私はまじめに実行しなければなりませんでした。 

 得意先のために考え、鞘を稼がない

 現在多くの企業でも、また個人経営の会社にしても、調子のいい言葉を並べても、やることは全く別のことです。会社は「得意先に対して鞘を稼がない」というスローガンを出していても、多くの場合、裏で人を操り、いろいろな手段を使って得意先に対して金を多めに請求します。地方から来た得意先は私を信用して、値段の交渉を私に任せて直接私から60万元以上の商品を購入しました。私は正規の値段のサービス料を取りました。するとしばらくして、別の商品が気になり、私に頼んで買おうとして、直接私に「もし希望の値段まで下げてくれたら、この場で伝票にサインしましょう」と言いました。そこで、私は売り手を見つけて交渉し、売り手は最低価格を提示してきました。それは、得意先が出してきた希望価格より1万8千元安い値段でした。私がすぐにこの価格を得意先に教えると、得意先は喜んで契約しました。その後、ある同僚がこのことを知って私を責め「こんな大金を捨てちまいやがって」と言いました。そして「だまって仕事を進めれば、1万8千元はもらえなくても、1万元はもらえただろう!  これでは無駄に金を届けたことになるじゃないか!」と言いました。そこで私は「私は得意先に心から対応しているので、得意先は私のことを信用しているのです。得意先にお金があり、経済的な実力があったとしても、1万8千元を余計に払わせるわけにはいきません!  自分がもらうべきお金ならもらいますが、これは私がもらうべきお金ではありません」と言いました。

 同僚のほとんどが私の身分を知っており、大法弟子が利益の前でも他人のために考えられることを知り、大法のすばらしさを実感しました!

 自分をうまく修めて同僚を助ける

 煉功の中で師父は「心には慈悲を生み、顔は祥和の意を帯びる」[1]と説かれました。私は「煉功の時だけではなく、いつでも『祥和』の状態に保つことこそが、大法の修煉者の態度である」と悟りました。

 この業界では実績があってこそ収入があり、実績がなければ収入は一銭もありません。なので、みんなは利益を重く見ています。歓喜心、嫉妬心、闘争心がよく見られ、契約がうまく取れない時は激しくののしり、大きな注文を取ったら有頂天になり、他人のよい実績を見て切なくなり、大声で泣きだす人もいます。 

 しかし、心を正しくしさえすれば、自分の利益であれば失うことはない、ということを大法から悟りました。毎日、まじめに自分が行うべきことを行い、専門知識を学び、得意先にまじめに対応しました。すると、自然に契約をもらえるようになりました。私は同僚に「ほかの人をうらやましがったり嫉妬したりせず、すべての人が契約したものは自分の契約であり、神は必ず勤勉な人に報酬を与え、神は善良な行動に対してさらに報われます」と教えました。私はいつもこのように話し、できるだけこのように行うと、私の実績は子会社の営業の中でトップになり、本社のナンバー2の営業マンとして表彰台に上がった時、みんなは心から納得しました。さらに、みんなは直接大声で「〇〇さんのようないい実績がほしければ、良い人になろう」と叫びました。

 会社は私を認め、同僚は私を信頼し、私に多くの発言権を与えてくれました。私はよく一定の範囲で、大法の理念を同僚に伝えると、積極的に私に発言させようとする同僚もいました。みんなは「私と話すと心地よい」言いました。口汚い言葉を話す同僚も中にはいましたが、私の影響で汚い言葉を自制し、さらに、下品な言葉も聞かなくなりました。ある同僚が心身ともに挫折した時、その同僚に「法輪大法は素晴らしい」と念じることを教えると、その同僚はその通りに行い、その同僚の次元で大法の恩恵を受けました。

 同じチームの年下の女性は、私たち夫婦が江沢民邪悪政権に迫害された体験を聞いて、とても同情し、その女性は共産党の邪悪がわかったので、その女性に「今、多くの人がこの共産党の組織から脱退する声明を出し、将来、共産党の副葬品にならないようにしています」と伝えると、その女性は以前参加した共青団と少年先鋒隊を脱退する声明を海外のネットで発表してほしい、と私に頼みました。

 同じチームの年上の女性は夫に早く先立たれ、娘と一緒に暮らしていますが、生活は大変で、不遇な人生を送っており、この状態を抜け出すために、めちゃくちゃな宗教など、多くのものに接触し、憑き物が体にとりつき、苦しみで死にそうになっていました。私はその女性に大法の病気治療と健康保持などの奇跡や、抗病力を高め病気のもとを取り除く奇跡を教えて、大法著作『轉法輪』を貸してあげ、真相の小冊子を贈りました。すると、その女性はだんだんと以前の大法への誤解が消え、大法修煉者の強大な心と、ほかの人とは違う風格を見て、法輪功に反発しなくなり、大法を認識し、中国共産党の共青団と少年先鋒隊を脱退し、積極的に師父の説法ビデオを見て、大法の恩恵を受けました。そして現在、再び生活への勇気と自信を回復し、入院している友人にも「法輪大法は素晴らしい」と念じることを教え、人を助けながら自分の人生を完全なものにしていきました。

 入社してから1年たたないうちに、私は多くの同僚に大法の真相を伝え、江沢民の「真・善・忍」への迫害を暴露し、同僚たちに身をもって法輪大法を修煉することのすばらしさを伝えました。そして、同僚たちに「みなさんと共にいるご縁を大切にしていますし、ある日、天下に真相がすっかり知れ渡った時、私は元の職場に戻ることができます」と伝えました。同僚たちも善悪には報いがあることを信じ、その日も遠くないことを信じました! 

 注:
 [1] 李洪志師父著作:『大圓満法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/1/350450.html)
 
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