社長も人に三退を勧めた
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文╱中国の大法弟子 浄渓

 【明慧日本2017年1月9日】会社の社長は40歳で、頭がきれて有能な人です。一方、私は修煉者の基準で自分を厳しく律し,専門知識をよりたくさん覚えようと努力し、そのため、度々社長から仕事の提案を求められました。そうした場合、私は会社の立場に立って合理的な提案をし、その提案も数多く社長に採用されました。利益に対して、私は淡泊で気にしないため、職場で信頼され、毎年お正月に、お客さんに挨拶回りの時のお土産はいつも私が任されていました。時には、お客さんと連絡が取れない場合は、私は必ずお土産をそのまま社長に返して、決して我が物にしませんでした。私は社長から厚く信頼されていました。

 一、社長に事実を明らかにし、大法真相を話す

 一昨年前半のある祝日、私は地元派出所に連行され、不法に拘置されました。会社では多くの仕事が私を待っているのに、私と連絡が取れず、会社は手をつくして、やっと夫と連絡が取れました。夫は私の仕事に影響を与えないように、自ら会社に行き、社長に私がマルチ商法に関わって、拘置されたと嘘を言いました。私は拘置所から帰った当日に会社に出勤しました。社長は私が帰って来たのを見て、とても喜んでくれました。私は社長に「マルチ商法をやっていません。そのために拘置されたのではありません」と言うと、社長は和やかに「先に仕事をしましょう。たくさんの仕事があなたを待っているから」と言いました。私は「分かりました。時間があれば、詳しいことをご報告しますね」と返事しました。

 ある日、社長が1人で社長室にいるのを見て、真相を話す良いチャンスだと思いました。私はまず正念を発して、社長の背後で彼を妨害するすべての黒い手、卑しい鬼、共産邪霊を一掃して、彼の正念を加持して、それから、静かに社長室のドアをノックしました。社長は私をソファーに座らせました。私はまず社長に感謝の意を表し、私が拘置された間、いろんな所から問い詰められたことを全部返してくれた社長にお礼を言いました。それから、私は自分が不法に拘置された理由を話し、自らの経験から大法の素晴らしさを話しました。数年前、私は子宮頸がんを患い、しかも末期だと診断されました。しかし、私は手術を受けず、医者に求められた放射線治療もしないで、奇跡的に完治しました。私が治療のために会社を休んでいないことは、社長自身が一番よくご存じでした。

 それから、彼に「天安門偽焼身自殺」の疑問点と大法が100以上の国々に広く伝えられた盛況を話しました。彼はとても真剣に聞いてくれ、時々頷きました。

 私の話を聞いた社長は「あなたから聞いて、大法の素晴らしさと健康維持と病気治療の素晴らしい効果がよく分りました。あなたの今の健康状態から、かつて不治の病を患ったようなことはとても想像できません。私は多くの国々に行き、いたるところで法輪功煉功している光景を見ました。これだけの国々が法輪功を受け入れているのに、中国共産党だけが法輪功を迫害しています。私は随分前からこの迫害は問題だと思いました。いつか歴史のページがめくられ、法輪功に正しい評価が与えられる日がきっと来ると信じています」と言いました。

 二、「三退」した社長は、重病のお母さんに大法のお守りを求めた

 ある日、私はネット封鎖を乗り越えるソフトを持って社長の所にいきました。社長にソフトの使い方を教え、そして、「国民として事情を知る権利を有すべきです。すべての情報を知った上で下した決断は一番理性的なものです」と話しました。社長はとても賛成してくれました。そして、どうして「三退」をする必要があるのかを紹介すると、とてもあっさりと「三退」を承諾してくれました。

 昨年の後半になって、社長のお母さんが敗血症と診断され、社長はとても心配そうな様子でした。私はお見舞金と大法の真相のお守りを届けに行きました。社長はそれを見て、「お金はいただきません。これ(大法のお守り)だけがほしいです」と言いました。私は「くれぐれもお母さんに『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』と念じるようにお伝えください、そうすれば奇跡が起きます」と言いました。病院からは昨年のお正月がヤマ場だと言われたそうですが、しかし、今でも、お母さんは元気に暮らしています。

 三、社長は他の人に三退を勧める

 その後、仕事の移動で、私はその部署から離れ、社長と会えなくなりました。昨年6月のある日、社長から「明慧ネットで「三退」手続きをしたが出来ない、なぜですか」という電話をもらいました。社長は他の人に「三退」を勧め、その手続きをしているところでした。私は詳しく「動態ネットから『三退』のページの開き方を説明すると、社長はすぐ分かってくれました。昨年8月、私達が会った時、「もう三退の手続きはできましたか」と聞くと、社長は自信満々に「出来ましたよ。番号を調べる方法も覚えました」と言いました。

 一つの命を救うことに師父はどれだけの心血を注がれたでしょうか。師父は私たちにすでに下地を敷いてくださっています。私達はただ口を開き、足を動かすだけで、衆生は救われるのです。そして、真相を知った衆生は自分が大法に救われるだけでなく、彼らの善行によって、乱世にいるもっと多くの人に真相を知ってもらい、救い済度させることが出来るのです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/4/340356.html)
 
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