文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年1月4日】ある日、スーパーに買い物に行った帰りに横断歩道で車に轢かれ、その場で意識を失いました。気がついた時、足はまだ車の下にあって、多くの人に囲まれていました。運転手は免許証をすでに警察に没収され、彼はどうすればよいか分からない様子でした。私の意識が戻って来たのを見て、周りの人から「早く病院に送ろう」と言われ、運転手はやっと我に戻って、私を車に乗せました。
私は警官に「大丈夫です。運転免許証を彼に返して結構です」と言いました。周りの誰かが「本当にラッキーだ。ほんとに良い人に会ったね」と言いました。私は運転手に「私は法輪大法を修煉しています。あなたに迷惑をかけません。あなたにお金をゆすることはしません。病院に行く必要もありません。家まで送ってくれれば結構です」と言いました。彼は「あなたの足を轢いたと思います。やはり病院に行きましょう。そうしなければ私は申し訳ないです。私は香港から帰って来たばかりで、急用があったので、スピードを出し過ぎました。遠くからあなたを見ましたが、急ブレーキをかけても間に合わず、結局あなたを轢いてしまいました。あなたが病院に行かなくても、私はお金を払わなければなりません。そうしなければ後々の心配が絶えないから」と言いました。
私は師父が言われた「運転手がスピード違反をしたことは確かです。しかし、彼もわざと人にぶつけたわけではありません」 [1]を思い出し、「あなたがわざとじゃないのは分かっています。安心してください。私は法輪大法の修煉者です。あなたに迷惑をかけません。あなたは香港から来たそうですね。三退して平安を守ることを知っていますか」と聞きました。「知っていますが、しかし、退いていません」と彼は答えました。「あなたのためです。法輪大法を修煉する人は皆良い人です。師父は私たちに良い人になるように、何事も他人のために考えるように教えておられます。多くの修煉者は様々な難病を患っても、治療をするお金がなく、病院で治療できなかったのですが、法輪大法を修煉して病気がなくなり、健康になりました。私もそうですが、以前いろんな病気で苦しみましたが、法輪大法を修煉して、今、病気が全部消えてなくなりました。世界では法輪大法の修煉者の数は数え切れませんが、どこの国でも支持されているのに、中国だけは迫害しています。江沢民は嫉妬心から真・善・忍を修める大法弟子を迫害し、天安門偽焼身自殺事件をでっち上げ、彼らは手にある権力を使って、法輪功に対する憎しみを煽り、民衆を騙しました。私達は皆良い人です。信じてくれますか」と言いました。彼は「私は信じるようになりました」と言うので、「では、三退しますか。別名を作ってあげますので三退してください」というと、「実名で退きます」と彼は実名を教えてくれました。彼に大法のお守りをプレゼントすると、彼はすぐに車にかけました。「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしいとしっかり覚えてください。今度、同じようなことが起きても、きっと災い転じて福となり、平安が守られます」と伝えました。
運転手は嬉しそうに、「今日、本当に災い転じて福になりました。しかも佛と縁を結ぶ事ができて、ほんとに感謝します。ありがとうございました。今日のことを皆に話して、もっと多くの人にあなた達が良い人であることを知ってもらいます」と言いました。この時、車は我が家に到着しました。彼は私を支えて、上まで送ろうとしましたが、「もう結構です。心配しなくてもいいですよ」と言いました。彼は私を見届けて、やっと車で去って行きました。
正念を持って関門を突破する
車にぶつけられた時は、あまり痛く感じませんでしたが、家に帰ってから、足に痛みを感じて、ベッドに横になったら動けなくなりました。私がどの世代で犯した罪を返済しなければならないか分かりませんが、きょう、師父はその返済をさせてくださいました。師父はすでに私のために多くの業力を消去してくださり、私のために大変なご苦労をなさったことを思うと、もうこれ以上師父に引き受けていただくことはできないと思いました。私は涙を流しながら師父のお写真を見て「ご安心ください。この関門を弟子は必ず乗り越えます」と誓いました。私は法を学び正念を発して、内に向けて探しました。
夜にお腹がすいて、私はベッドから下りて、ご飯を食べようとしました。足がパンパンに腫れていて、痛くて立てませんでしたが、自分は修煉者ですから、他人に頼ってはいけないと思い、激痛を辛抱して、家具に寄りかかって、前に一歩一歩と足を動かし、台所まで移動して、ご飯を食べ、それから法を学んで、正念を発しました。
翌朝、煉功の時、立つことができないため、私はベッドに寄りかかって立ちました。座禅の時、足を組めませんでしたが、自分は大法弟子だから、いくら痛くても堅持しなければならないと思い、痛みで汗がポタポタと落ちましたが、心の中で「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」[1]と念じました。念じているうちに、足の痛みが軽減したように感じました。こうして、師父のご加持の下、私は五式の功を煉りました。3日目、ベッドから下り、歩けるようになり、足の腫れも日に日に引き、1週間後、完全に元になりました。師父は弟子を助けてくださいました。師父の御恩に対する感謝の気持ちは言葉で表現できません。師父が求められた三つのことをしっかり行い、精進して着実に修め、師父の慈悲なるご済度に背かないようにするしかありません。ここで師父にひざまずいて叩頭いたします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』