旧勢力の罠にはまらないように
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年8月1日】私はこの数カ月、修煉状態が悪く、心性の関門を通り抜けることができませんでした。苦しみが過ぎ去った後に、振り返って真剣に内に向けて探したとき、「自身を厳しく律していなかったため、知らず知らずのうちに、旧勢力の罠にはまってしまい、修煉の道から外れてしまった」ことに気づきました

 一、旧勢力の罠

 普段の生活の中で、一思一念において、法に基づいて自分を厳しく律しておらず、多くの心性を高めるチャンスを逃し、いつの間にか、多くの業力を積み上げてきました。旧勢力はこの点を利用して、私の頭の中に、ある種の物質を加え、私の主意識を抑えて、判断力を弱めました。そのため、法を学んでも心に留まらず、自分が修煉者であることをしばしば忘れてしまいました。一方、旧勢力はこのような状態を強化し、外部の悪い要因や、私の思想業力を利用し、私を困惑させ、主意識を弱め、修煉者であることを忘れさせ、法を思い出させないように仕掛けてきました。旧勢力は、このような手口で、修煉者の執着心を強め、正念を弱め、修煉者を陥れるのです。

 例えば、あなたが色欲に執着していれば、旧勢力はこれらのものを強化し、頭の中にいつも邪念を生じさせ、興奮させ、これらのものを素晴らしいと感じさせ、手放せないように仕掛けます。そうなると、色欲の関門を通り抜けても、また、引っ掛かり、通り抜けても、また、引っ掛かることを繰り返す中で、修煉の初志を忘れてしまうのです。

 あなたが嫉妬や恨みなどに執着していれば、旧勢力はその気持ちを強化し、些細な事に対しても、強い嫉妬心と恨みを生じさせます。また、個人修煉の中でも、様々な関門を仕掛け、家庭の中で家族と争い、外では、常人と争わせ、ちょっとしたことで、すぐに怒りを爆発させて、党文化の要素を強めて大法から背離させます。ひどい場合、あなたは大法に悪い影響をもたらしてしまうかもしれません。

 不当な連行を恐れていれば、旧勢力は恐れる物質を徹底的にあなたの中で展開させます。頭の中で、いろんな連行場面を思い浮かばせ、邪悪の思い通りに導かれるのです。こうした場合、あなたが、師と法を信じて、邪悪の按排を一切認めないか、それとも、恐れる心に引っ張られてしまうか、試されます。もし、あなたの心が動揺すれば、彼らは恐怖心を強めて怖くてたまらないように感じさせ、一歩も外に出られないようにするのです。

 さらにひどいことに、旧勢力は、あなたに法を学ばせないように妨害するのです。もし、大法弟子が長く法を学ぶことができなければ、重大な問題になります。なぜなら、私達のすべての正念は大法から来るので、もし、法を学んで心に留めなければ、頭に雑念が多くなります。法を学ぶと眠くなり、続けることができなければ、法は私たちの心に根を下ろすことができません。法の導きがなければ、私達は正念を生じることができず、物事をする時、勝手気ままになり、難関に遭遇した場合、自分が修煉者であることを忘れ、難関を突破することができなくなるという悪循環に陥ってしまいます。実はこれらはすべて旧勢力が仕掛けた罠なのです。

二、夢の中の啓発

 数日前、二つの夢を見ました。いずれも私が全体から離れたことを指摘しているような内容でした。私は、地元で警察の重要監視対象となっていたため、当初、同修と接触することを慎重にして、集団学法にも参加しませんでした。夢は、機会があれば、必ず全体に溶け込むようにという師父からの啓示ではないかと思いました。しかし、旧勢力の罠について考えた後、夢に対する理解も変わりました。それは、「最初のように精進していない」という師父からの啓示だと悟りました。修煉当初は、集団学法の環境があって、自分にもとても厳しく、何事も法に基づいて行動し、常に自分は修煉者であることを自覚していました。しかし、長く不当に拘置され、迫害されてから、家に戻って来ましたが、しかし、自分に対する要求を緩め、多くの場合、行き当たりばったりになり、難をかなり積み重ねてきました。その上、旧勢力からの妨害もあり、その結果、現在の状態になったのです。

 三、状態を調整し、主意識をはっきりさせる

 これらの問題を意識してから、私は、発正念の回数を増やし、その質を高め、手を倒さないように、意識をはっきりさせ、外部からの妨害を一掃しました。同時に、法を学ぶ時、なかなか心に留めることができなかったため、法を暗唱して、一文字一文字をすべて心に留めるようにしました。妨害されて、頭に入らないカ所があれば、最初からもう一度暗唱しました。数日の調整によって、自分の空間はずいぶんきれいになったように感じました。その後、正念を発する時も、頭がはっきりして、法を学ぶ時も居眠りをしなくなり、気持ちも前よりずいぶん落ち着いてきました。

 この文章を書き出したのは、私と同じ問題を抱えている同修達に、旧勢力の罠にはまらないようにしてほしいと思ったからです。何事もはっきり見極め、普段の一思一念、一挙一動を、すべて法によって厳しく律するようにしましょう。このような正しい発想を自分の体のメカニズムの一部と習慣にしましょう。そうすれば、私たちは、正念がますます強くなり、旧勢力に乗じられる隙がなくなり、本当に師父が按排された道を歩むことができます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/23/331698.html )
 
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