【明慧日本2017年7月28日】天津市武清(ぶせい)区の法輪功学習者・楊玉永さん(男性)は、同区留置場に拘禁されている。楊さんは留置場で人々に法輪功が迫害されている事実を話したため、警官に猛烈なビンタを食らわされた。そのうえ、警官は楊さんと同じ部屋に拘禁されている受刑者ら13人を呼びだし、楊さんを殴打するように指示した。楊さんは猛打された結果、意識不明になったが、受刑者らに性器を掴まれたり、乳首を吸われたりなどの性的虐待を受けた。
精神的・肉体的に迫害された楊さんは、断食をして迫害に抗議したが、健康状態が悪化している。
昨年12月7日朝、武清区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と黄花店派出所の警官は楊さんの自宅に不法に侵入した。警官らは何の証明書の提示もないまま、楊さんと妻・孟憲珍さんを連行した。その後、警官は誰もいない楊さんの自宅を家宅捜索し、私財を押収したが、リストを出さなかった。
楊さん夫婦は武清区留置場に拘禁された後、楊さんは不当拘禁に断食をして抗議した。警官は断食を放棄するようにと楊さんに重い足かせをつけ、手錠と足かせを繋いだ。そのため、楊さんは腰を伸ばすことも立つこともできなかった。
両親が連行された後、息子は雨の日も風の日も、どんなに悪い天気の日でも、武清区公安局の前に1カ月間、立ち続けた。息子は「両親は良い人です。解放してください」と、涙を流しながら訴え、両親の解放を求め続けたが、解放されなかった。
楊さんが受けた迫害に対して、楊さんの弁護士は天津市検察院、天津市公安局に「武清区留置場所長など、職務怠慢、拘禁者の虐待などの刑事控訴書」を郵送し、責任者たちを訴えた。
しかし、弁護士の控訴を知った留置場の警官は、一層凶暴になった。警官らは楊さんを監視カメラがついていない部屋に連れて行き、細い竹の棒で楊さんを殴打した。警官は楊さんに、「お前が、もしこのことを漏らしたら、もっと大きいもので叩いてやるぞ」と脅迫した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)