【明慧日本2017年8月7日】湖南益陽市大通湖区裁判所は7月28日、法輪功学習者・梁建国さん(53)に対して裁判を行った。裁判官はいわゆる証拠にたくさんの疑問があるにも関わらず、全部認定し、弁護士の弁護や疑問を否定し、梁さんに懲役5年の実刑判決を下した。梁さんはこの判決を不服として、その時点ですぐ上訴した。ある司法関係者は「弁護士に依頼したから、重刑を科された」と言った。
梁さんは法廷に運ばれる時に、頭に黒い袋のようなものを被せられ、両目だけが穴から見える状態だったという。
梁さんは2008年にも不当に懲役4年の実刑判決を下されたことがある。刑期が満了して釈放された後、現地の610弁公室、国保大隊(法輪功迫害の実施機関)の警官からの嫌がらせを苦にして、がまんも限界となり、やむを得ず放浪生活をした。
今年6月20日午後5時ころ、梁さんは益陽市の警官により不当に連行され、南県留置場に入れられた。不当に拘禁された梁さんは断食して抗議し、命の危険に晒されて病院に運ばれた。そこでは9人にシフト制で監視され、「1号の重要人物」と見なされ、病床に伏していても足かせを掛けられていた。その後、益陽第二留置場に移送されたが、吐血して、痩せこけ、体重が50キロにも達していなかったという。
梁さんへの迫害に参与した警察署、法曹界の関係者らは裏工作をし、偽の証拠を作り、嘘をつき、わずか38日後には梁さんを法廷に送った。
7月28日、裁判が行われたが、傍聴はいっさい拒否された。傍聴しようとする人は撮影され、いろいろと尋問され、すべて法廷の外に足止めされて、入廷できなかった。裁判官はいわゆる証拠には、たくさんの疑問があったにも関わらず、全部それを証拠として認定し、弁護士の弁護や疑問を否定し、梁さんに懲役5年実刑判決を下した。梁さんはこの判決を不服として、その時点ですぐ上訴した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)