【明慧日本2017年7月28日】今月の初めに、吉林市の法輪功学習者・王文君さん(66)の家族は吉林省女子刑務所へ王さんに会いに行った際、王さんは体調を崩し、血圧が高く、浮腫みが酷く、両足が腫れていて違うサイズの靴を穿いていることがわかった。消息筋によると、王さんは「厳管隊」に入れられ、毎日小さな板の椅子に長時間座らせるなどの拷問を受け、転向を強要されているという。
王さんは法律に基づいて法輪功への迫害の元凶・江沢民を告訴したため、2015年6月17日、自宅で吉林市船営区臨江派出所の私服警官ら十数人により連行され、自宅を家宅捜索をされ、家中かき乱された。
家宅捜索された後の家の中の様子
王さんは派出所に連行された後、江沢民を告訴したことについて尋問された。黒い服やブルーの服の私服警官6人は王さんに、「俺たちはお前らが言っている悪督警官だ。今からお前を基地(拷問実施の現場)に運ぶ、あっちには唐辛子の汁や、トラの椅子があるぞ」と脅かしながら、血まみれの人体器官の写真や、横になったままで腹が切開され、臓器が露出している写真を王さんに見せた。「お前はもう老けすぎて、臓器なんか要らん。角膜ならまだ使えるな!」と警官に脅かされた。王さんは怖くてすぐにその場で、気を失った。
翌日朝、犯罪承認のサインを警官に強要されたが、王さんはこれを拒否した。その後、吉林市沙河子思想改造施設に移送され、そこで8日間拘禁され、迫害された。
2015年6月25日、王さんはまた派出所に戻され、再度犯罪承認のサインを強要された。複数の私服警官は王さんの髪の毛を掴んで、暴力を振った。平手打ちされて王さんは遠くまで吹っ飛ばされたり、足の甲を力いっぱい強く踏まれたり、「スタンガンで電撃するぞ」と脅かされた。
同年7月3日、王さんの家族と弁護士は留置場へ王さんに面会した後、派出所へ案件を調べに行った。派出所では、応対に出てきた警官は手に銃を持ち、態度が非常に悪く横柄で、銃を振り回しながら話した。それで弁護士と家族はとても憤慨し、警官と口喧嘩が起きた。
8月17日、弁護士は再度留置場へ王さんに面会しに行ったときに、王さんはすでに逮捕され、連行されたことが分かった。
11月12日、王さんに対して裁判が行われたが、王さんの家族の3人しか法廷に入れず、法廷の中のほかの傍聴者20人あまりは、すべて警官だった。王さんは法廷で自己弁護していた時に、何度も裁判官に話を中断された。裁判の結果は、王さんに懲役3年の判決が下り、吉林女子刑務所に入れられた。
今年7月の初めに、家族は刑務所へ行き、王さんと面会した。王さんは健康状態が悪化し、両足が腫れていて、異なるサイズの靴を穿いていたことに気付いた。7月13日、家族は再度刑務所へ王さんに面会しに行ったが、会えなかった。
王さんはすでに2年以上も拘禁されており、年配者で健康状態が悪化し、家族はとても心配している。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)