【明慧日本2017年9月26日】(カナダトロント=明慧記者・章韻)9月6日の午後、カナダ・トロントの法輪功学習者は、トロント中国領事館の前で記者会見を開き、不法に中国の雲南省第二女子刑務所に収監されている法輪功学習者・肖建蓉さんの即時釈放を娘の鄭雪菲さん(法輪功学習者)が呼びかけた。
真相を伝え拘留され 実刑判決
2015年6月、肖建蓉さんは実名で中国最高検察院と最高裁判所に、法輪功迫害の元凶である江沢民を告訴する告訴状を送った。告訴状の中で肖さんは、自分が法輪功を修煉しただけで、中国共産党が肖さんや家族の私生活を妨害し、迫害した事実を克明に述べ、江沢民の刑事責任を追及するよう求めた。
昨年4月2日、娘の鄭さんは、派出所からの電話で母親が拘留されたことを知った。
鄭さんは記者会見で、「母は2016年3月31日の夕方、帰宅途中に法輪功の真相資料を配っていたところを逮捕されました。その2時間後、昌宏路派出所は不当な家宅捜査を行いました。4月1日、拘留通知書を下し、母を昆明留置場に拘留しました」と語った。
昨年9月7日、裁判所は肖さんに対して不法な開廷審査を行った。法廷で2人の弁護士は法律に基づいて法輪功に関する行為のすべては合法であり、法廷が肖さんに与えた罪名は成立しないと弁護した。肖さんは自分自身の経歴をもって法輪大法は素晴らしいと伝え、法輪大法は人の身体と魂を救うことができ、法輪大法を修煉することは間違いでなく、自分が行なった一切の行為は合法だと主張した。
昨年10月26日、肖さんは2年6カ月の実刑判決を下された。肖さんは判決を不服として、即時に上訴を求めた。
娘の鄭さんは、「弁護士が留置場へ行き、母と上訴の手続きをして、検察院に提出しました。今年の1月の初め、弁護士が母に接見したとき告げられたのは、弁護士や家族が知らないうちに、一審の判決を支持するという二審判決が出ており、母は現在、雲南省第二女子刑務所に収監されています」と話した。
法輪功を修煉して健康を取り戻す
記者会見の席で鄭さんは母親の修煉経歴について紹介した。「私のは母は今年51歳です。母は生まれつき虚弱体質で、胆嚢炎を患い、その後は、表層性胃炎、洞性不整脈、自律機能障害などの病気も患いました。1993年に私を産んだあと、身体が回復せず、病気はますます悪化しました。158センチの身長で、体重は40キロしかありませんでした。薬を大量に飲み、漢方薬もたくさん飲みましたが、身体は一向に回復せず、胃炎がますます悪化し、胃粘膜脱垂、胃下垂、慢性咽喉炎、声が出ない、付属器炎、子宮頸炎に罹り、さらに続いて、B型肝炎、感染性胸膜炎、肥大性鼻炎、失民症、便秘などの病気に罹りました。のちにかぜを引いて病院で救急治療を受けましたが、二度目は命が危ない状態でした」
「1996年にうつ病にかかり、2年後記憶と思惟に大きな問題が生じました。母の病気を20年治療してきた主治医は、命はもうそれほど長くないと言いました」
「身近な友人や、隣近所の人たちは、母の苦しみを見てとても同情しました。1998年、ある人が愚然母に、『法輪功という気功が病気を取り除き、健康を取り戻すことに奇跡的な効果が顕れている』と教えました。母はその人にお願いして、彼の親戚から法輪功書籍を借りてきました。本を入手した母は、動作を習い始め、第二式の煉功動作『法輪椿法』を煉功する際、腕と腕の間に何かが回っているように感じ、しばらくして身体の辛いところに大きさの違うものが回り始めていることを感じ、病状が消え去ったあと、下腹部だけに回転しているものを感じたそうです。自分で学んでから3日後、明らかな効果が顕れ、1週間後身体が楽になり、半月後精神状態がよくなり、身体も徐々に回復しました。奇跡を目の当たりにした周りの多くの親戚や友人が、一緒に煉功を始めました。のちにある人から『轉法輪』を借りて、母が読んだところ、法輪功は佛法修煉であることが分かりました。1999年、法輪功は陥れられ迫害を受けるようになり、母が勤める会社から修煉を止めなければ解雇すると脅迫され、母は一度は修煉を放棄したのです」
新たに修煉に戻る
2011年、肖さんは古くからの病気が再発し、新たに中難度の結腸炎、便秘下痢交替症、内外痔病、左腕が原因不明で上下に動かすことができず、右足腓腹筋炎、(右足の筋肉が硬くなる)、右脚膝窩筋炎、左膝関節が背後に曲がり、右膝関節増殖(足が持ち上がらない)になり、医者からは以後ハイヒールを履いてはいけないと忠告された。さらに頚髄炎、爪真菌症、脚気、高コレステロールおよび他の病気に罹り、のち、神経性頭通、神経性皮膚炎、顔半分が不規則の収縮、関節リウマチ、右膝に卵大の出来物(検査の結果、骨の腫瘍だという)が出来始め、鄭さんは「母の命は再び崖っぷちに立たされ、髪が真っ白になり、抜け始めたのです」という。
肖さんはそこで、自分を救うのは唯一新たに法輪大法を修煉するしかないと認識したという。2012年、彼女は退職願を提出し、故郷の河口から昆明市に引っ越し、再び修煉の道に戻った。彼女はこのように語った。「髪の半分が白髪である以外は、一切が変化し、身体が軽やかに、気持ちがよく自由自在になっています! 20年来多病で苦難の中にいた私は、短い文章ではっきりと語ることができませんが、一切の苦難が大法を修煉したあとすべて変わりました。体験した喜びと師父に対する限りない感謝は、言葉で表すことが出来ません!」
鄭さんは最後に、「以上は、善良な母が真・善・忍を修煉して、中国共産党の邪悪組織に迫害を受けた事実です。私はここで世界の善良な人々に母が受けている迫害を訴え、中国共産党に不法に監禁され迫害されているすべての法輪功学習者の即時釈放を求めます」と訴えた。