【明慧日本2017年9月30日】(米国=明慧記者)中国上海市の法輪功学習者・丁兪国さんは7月26日、浦東区警察に強制連行され、2カ月以上にわたり拘禁されている。米 ミネソタ州在住の丁さんの友人たちは、丁さんの救出を同州の上院議員に要請した。クリス・イートン、キャロリン・レイン、ジョン・ホフマン上院議員は9月15日、応勇・上海市長宛に書簡を送り、丁さんの即時解放を要求し、そして、学習者の信仰の自由と権利を守るよう促した。
3人の議員は書簡で次のように述べている。
「我々は米国ミネソタ州の上院議員のメンバーとして、中国政府の法輪大法(法輪功ともいう)に対する政策を非常に憂慮しています。丁さんの案件にご協力くださるようお願いします」
「丁さんはミネソタ州在住のクリス・チェンさんとアキコ・ツツイさんの友人です。丁さんは法輪功の資料を所持しているとの理由で拘束され、家族と友人たちは丁さんの安全と状況をとても心配しています。現在、丁さんは浦東新区の留置場に拘禁されています」
「我々は丁さんが即時解放されますよう、心からあなたのご支援をお願いいたします。我々は、あなたの立場から、丁さんの解放と学習者を拘束する政策を変えてくださるよう希望します。このようになると、まさに中国国民の言論と集会の自由の権利を守ることができます」
「我々は根本的に、中国の憲法で詳しく述べられている人権、言論、信仰の自由を支持しています。我々は、あなたが提供してくださるいかなるご支援にも感謝いたします。同時に、あなたがこの重要な事件に関心を寄せて下さることに心から感謝申しあげます」と記している。
丁さんは1982年生まれ、上海市浦東新区に在住。幼いころから品行、学業成績も優秀で、温厚な性格であった。中国共産党の法輪功に対する迫害が最も厳しい時期、丁さんはその噓を見破り、是非をはっきりさせ、宇宙の特性、真・善・忍をひたすら信奉し、法輪大法の修煉を始めた。もともと虚弱体質で病気がちの丁さんは健康を取り戻し、活力に満ちあふれていた。
このように正直で善良、隣人、友人たちが口を揃えて称賛していた好青年が2008年、共産党に5年の実刑を科せられた。丁さんは当時、外資系企業で仕事をしており、素晴らしい未来が待っていたはずである。しかし、不当に拘禁され、現世の地獄―上海提藍橋刑務所に拘禁され、2013年に解放された。丁さんは迫害した人を恨むことも、消極的に落ち込むこともなく、真・善・忍に基づいて修煉し、とても辛くて、低い報酬の配達の仕事をしていた。
しかし、共産党は善い人を容認することができず、今年7月26日の朝、丁さんが出勤しようとしたところ、浦東の国家保安局と高行派出所の警官に足止めされた。乗っていたバイクを調べられたが、何も出てこなかった。しかし警官は3通の真相を伝える手紙と6枚のDVDを取り出し、丁さんが配ったものだと決めつけた。そして警官は何の手続きもなく、何の証明書も提示せず、丁さん宅の家宅捜査を行い、パソコンを押収し、丁さんを強制的に高行派出所に連行した。家族は警官に「なんの証拠があって、何に基づいて捕えるのですか?」と問い詰めた。若い国家保安局の私服の警官は横暴な態度で、「証拠はある!」と答えた。
「証拠はある!」、これが上海浦東国家保安局の極めて横暴なやり方で、無法の限りを尽くし、悪事を働いている。彼らは法律を踏みにじり、罪のない庶民を陥れ、庶民の前で権力を笠に着て威張り散らし、傲慢で横暴極まりない。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/9/27/165567.html)