広州市裁判所一審判決を維持し 劉清陽さん控訴
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 【明慧日本2017年10月20日】広東省広州市番禺(ばんぐう)区の法輪功学習者・劉清陽さんは2015年12月、番禺洛渓新城派出所の警官により連行され、番禺沙湾留置場に拘禁された。

 劉さんは3回の不当な裁判にかけられた後、今年7月10日、懲役2年8カ月の不当判決を宣告され、3千元の罰金を科された。

 劉さんは法律に基づいて広州市中級裁判所に上訴したが、今年9月15日、中級裁判所は「上訴を却下し、一審判決を維持する」という裁定を下した。

 劉さんは、自分は無罪であり、案件を処理する過程の中で、法律順序の違法、証拠取得の違法、事実がはっきりせず、証拠不足などの問題点を指摘した。即ち、公安局・検察院・裁判所の関係者が違法であると主張した。

 劉さんの1歳の娘は、まだ一度も父親に会ったことがない。

'广州法轮功学员刘清阳和他还未见过面的女儿'

一度も父親の劉清陽さんと会ったことのない娘

  公安局・検察院・裁判所の人員が違法

 1、劉さんの弁護士は公文書を調べた際に、捜査令状がないことに気づいた。現有する捜査令状は1回目の裁判の後に補ったものである。従って、警官は書類を捏造および無断で民家に侵入した疑いがある。

 2、案件を調査する人員は、証人をホテルに閉じ込め、強制したり、騙したりするなどの手段を通じて録音を取り、証人を脅迫した疑いがある。1回目の裁判の時、弁護士は証人の出廷を要求したが、法廷に拒否された。

 3、番禺区裁判所と広州中級裁判所は、「法律の実施を破壊する罪」という罪名を 劉さんに付けたが、しかし、どのように法律の実施を破壊したのか、どの法律の中のどの条を破壊したのか、および破壊したことによって社会にもたらした危害は何なのかが一切なかった。法輪功は人を善に導き、世界100余りの国と地区に広がり、国に対して国民に対して百利があって一害なしである。

 4、案件の記録として、劉さんは明慧ネットを閲覧したと書かれており、裏付ける証拠などは何もなかった。しかし、明慧ネットは人に心を修めて善良に向かうことを教えており、合法的なサイトであり、ネットを封鎖することは、中国の国民の情報を知る権利を剥奪することである。

 これらの事実の前で、一審の裁判官・章瑩は、劉さんに対して有罪判決を下した。二審の裁判官・黄敏洽は、弁護士の弁護さえ聞かないうちから、「上訴を却下し、一審判決を維持する」という裁定を下した。

 現在、劉さんは法律に基づいて関連する人員に対して控訴し、広州市中級裁判所に上告書を提出した。そして、法律に基づいて一審判決と二審裁定を却下し、無罪に変更することを求めた。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/19/353932.html)
 
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