遼寧省大連市の学習者・耿仁娥さん 迫害死する
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 【明慧日本2017年11月14日】遼寧省大連市甘井子区の法輪功学習者・耿仁娥さんは、当局の裁判所に4年の実刑判決を宣告され、同省女子刑務所に収容された。そして、刑務所の迫害で危篤状態になった。耿さんの家族は、刑務所側に「治療のための一時出所」の手続きをさせられ、刑務所から出た87日目の10月22日朝5時、冤罪の晴れないまま死亡した。享年61歳であった。

 耿さんは大連市甘井子区山東路の在住で、2015年7月、法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴したという理由で連行された。その後、仮釈放されたが、同年10月28日に再び、中山区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に自宅から連行され、大連市姚家留置場に拘禁された。

 耿さんは連行される1カ月前、地元の派出所が電話で、江沢民を告訴したことについて聞かれ、派出所に来るように呼び出された。耿さんは江沢民を告訴したことを話したが、派出所には行かなかった。

 耿さんは中山区裁判所に懲役4年の判決を下された。耿さんの家族は耿さんが連行されてから、消息が絶えてしまい、その後、知らせも何にも得られなかった。

 女子刑務所に収容された耿さんはすぐに「更正集団訓練監区」に入れられ、その後、第七監区に移された。その間、耿さんは拷問を加えられた。昼も夜も睡眠を許されず、トイレへ行くのも許されず、立たされたままで、監視される人に罵られ、殴られるなどの迫害を受けた事が原因で、大出血になってしまった。それで、監区の隊長は家族からその治療費として、2万元を強請り取った。しかし、6千元の治療費を使ったところで、危篤になった耿さんをみて、刑務所側が自分達が責任を負うのを恐れて、家族に残りのお金を返した。

 今年7月28日、刑務所側が「治療のための一時出所」の口実で、家族を呼び出し、耿さんを刑務所外の病院に入院させた。そのとき、家族は耿さんを診察した医者に、「長くて、あと命は4カ月だ」と告げられた。

 そして、耿さんは10月22日に死亡し、帰らぬ人となった。

 2015年5月以降、大連市に江沢民を告訴した法輪功学習者が5097人いる。多くの学習者は本名で告訴状を最高検察庁に郵送したという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/10/356517.html)
 
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