南京市の学習者・張秀華さん 10回も連行される
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 【明慧日本2017年11月17日】南京市の法輪功学習者・張秀華さん(64)は、今年9月20日、地元の警官らに自宅から不当に連行された。3日間後、張さんは命が危ない状態に陥り、保証人を立てて審問を待つという条件付きで解放された。

 張さんはずっと法輪功を堅持し続けていたため、18年来、南京市610弁公室、栖霞区610弁公室、南京市公安局、栖霞区公安支局の警官らにより、10回も家財を押収され、3回も不当に刑事拘留され、1年の労働教養を強いられ、8回も洗脳による迫害を受けたため、精神にも身体にも大きなダメージを受けた。

 9月20日の正午、張さんは自宅から派出所まで連行された。警官は厳しい尋問を行った後、張さんを留置場に移送した。留置場の人員が身体検査をしたところ、張さんの血圧は200mmHg以上に達したため、入所できないと判断した。しかし、610弁公室の人員は「環境の変化による正常な現象だ」と言った。

 翌日、張さんの血圧は240mmHg以上に達し、高熱を伴っていた。留置場は入所を拒否したところ、610弁公室の人員は「続けて観察してみる」と言った。

 3日目、張さんの血圧は引き続き上昇し、高熱は下がらず、心臓病の症状も現れた。いったん合併症が現れたら、いつでも生命の危険があるため、留置場は再度入所を断った。関係者らは責任を逃れるため、家族に張さんを迎えに来させた。

 張さんは帰宅したにもかかわらず、警官は張さんの家の周辺で待ち伏せたり、私服警官が巡回して監視したりし、また、町内の人員がドアをノックして嫌がらせをした。

 今回の連行は、張さんが10回目連行されることになる。

 真・善・忍を遵守するため、かつて9回連行され、拘禁される

 2002年6月末、張さんは公園で友達に法輪功の迫害の真相を伝えたため、人に通報された。当日の夜8時、張さんは瑞金路派出所の警官に連行され、1万元の価値に相当する家財を押収された。その後、南京市留置場で1カ月間拘禁され、その上、華翔ホテルの洗脳班で1週間拘禁された後、帰宅した。

 2002年8月、中国共産党の「十六大会」が開催される前に、張さんは不当に連行され、家財を押収された。その後、藍燕ホテルの洗脳班で2カ月間迫害を受けた。

 2004年12月28日、張さんは尭化門派出所の警官に派出所まで騙されて、その場で連行され、家財を押収された。またその後、藍燕ホテル洗脳班で2カ月間迫害を受けた。

 2006年6月、張さんは食事の支度をしていたところ、7、8人の私服警官が突然侵入して来た。警官は家財を押収し、有無を言わず張さんを佳佳ホテル洗脳班まで連行し、2カ月間拘禁した。

 2007年6月2日、張さんの夫の孫根羅さんは、故郷に帰った際に、法輪功の内容があるDVDを親戚や友人にあげたため、14カ月の労働教養を強いられた。そして、張さんも南光ホテル洗脳班に連行され、薬物による迫害を含めて6カ月余り迫害を受けた。警官は狂犬を連れて、張さんの家に家財を押収しにやって来た。それと同時に、ひっくり返された家の様子や3歳の孫の大泣きする顔、泣いている身内の表情や様子などを撮影して、わざと洗脳班で張さんに見せた。

 2011年5月、張さんと夫の孫さんは友人の自宅で連行され、2人とも15カ月の労働教養を強いられた。

 2012年11月6日、張さんは派出所まで騙され連行された後、南京華達ホテル洗脳班に拘禁され1カ月以上迫害された。

 2013年5月29日午後、張さんは外から家に帰った途端に、警官に連行され、華達ホテル洗脳班で2カ月間迫害された。

 2014年3月6日、張さんが出かけようとした時、待ち伏せていた警官に連行され、南京市洗脳班で58日間迫害を受けた。

 2015年6月、張さんと夫の孫さんは、最高検察庁と最高裁判所に江沢民を告訴した後、610弁公室、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らや町内の人員による嫌がらせを絶え間なく受け続けている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/5/356361.html)
 
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