ワシントン大学で「人狩り」の上映会、 シンポジュウムを開催
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年11月25日】11月9日の夕方、アメリカの西部に位置するワシントン大学シアトル分校(University of Washington - Seattle)で、アメリカ映像界最高峰のピーボディ賞を受賞した「人狩り」(Human Harvest)ドキュメンタリー映画の上映会とシンポジュウムが開催された。

'图1:华盛顿大学西雅图分校举办获奖纪录片《活摘》的放映会'
ワシントン大学シアトル分校でドキュメンタリー
映画「人狩り」の上映会開催

 今回の「人狩り」の上映会を主催したのは、本校公共事務学院の修士課程で勉強中の2人、シェリル・ユアさんとリズ・ハーディングチャオさんと、コミュニティと多様性のためのパートナーシップPartnership for Community and Diversity)(PCD)の社長である。このドキュメンタリー映画の監督・李雲翔(Leon Lee)氏は、カナダのバンクーバーからわざわざこの上映会に駆け付けた。上映会のあと、シンポジュウムを開き、商学学院生のエヴァフーさんが若い法輪功学習者として中国で成長期に体験した迫害を発表した。

 今回の活動は国際研究学院の学生が進行役を務め、ワシントン大学人権センターの後援やワシントン大学学校新聞(UW Daily)、国際審査員(International Examiner)などの、当地のマスコミがこの活動を報道した。観衆の大半がワシントン大学の教授と学生である。映画の上映会が終了後、観衆の反応は大きく、さらに詳細を尋ね、どうすれば中国共産党(以下、中共)の臓器狩りの犯罪行為を制止させることができるのかを尋ねた。

 北京清華大学の学生2人、ケイトさんとスーザンさん(匿名)達は、映画を鑑賞した。上映会終了後、2人は取材に応じた。ケイトさんは、私はかつて一部の映画を見たことがあり、その映画は未来に生体臓器狩りが発生する可能性があると語り、それはどのような情景なのかを描写したものであった。その当時の私は現実の世界では不可能な事だと思っていた。かつて、臓器売買は闇で広がると聞いたことがあった。しかし、一国の政府が裏で主導してこのような大規模な臓器狩りをコントロールしていることを聞いたことがない。今日、『人狩り』の映画を見たあと、私はとても悲しくなった。私は現代社会でこのようなことが実際に発生していることを、やはりどうしても信じ難い。本当に知らなかった。でも嬉しいことに今日、私はこの事実を知った。私はこのドキュメンタリー映画は必ず広く伝わり、人々は臓器狩りを知らなければならない。監督がシンポジウムの問答で答えたように、知識は力になる。この映画をまだ見たことのない人々に言いたいのは、「あなたは知っていますか? 中国で、政府が暴利を得るために強制的に臓器を強奪して無実の人たちを虐殺しています。これは天が許すはずのない犯罪です!」とケイトさんは語った。

 スーザンさんは、「私は今まで生体臓器狩りを聞いたことがありませんでした。これは私の予想外の出来事でした。映画で語られたあのような厳しい状況も予想外でした。人々はドキュメンタリー映画の一切を必ず知るべきで、皆が少なくとも一度は見るべきで、これは人心を深く啓発する映画です!」と述べた。

 ショアライン・コミュニティ・カレッジ(Shoreline Community College)で映画を見た5人の学生達は、1人の学生から声をかけられて参加したという。そのうち4人が映画を見た感想を語った。

'图2:Aung和Fatoumata'
アーン・ティハ・キュウ
さん(左)とファトゥマタさん

 ファトウマタさんは大学2回生で、ガンビアから来ており、国際研究を専攻している。彼女は「これは非常に真実性のある映画であり、私は映画が記録した医師や、警官を見られたことを大変嬉しく思います。彼らは勇敢に真実を語り、彼らが目にしたことを世人に告げ、同時に台湾の2人の女性は、家族が(中国で)臓器移植を受けた事実を述べたことで、映画の説得力をさらに高めることができました。映画の中で最も私の心を痛めたのは「生体臓器狩り」で、それは繰り返して発生しており、あの人たち(法輪功学習者)は意識がはっきりとした状態で解剖され臓器を取り出され、彼らを切り裂いて殺害し、これらの被害者は犯罪者ではありません。しかも無実です。ただ一つ平和的な事をしているだけで、それは法輪功の「真・善・忍」を修煉していることで、これは間違いではありません。中共は彼らに天が許すことのできない罪を犯したにも関わらず、少しも悔い改めようとしません。このことは極悪非道であり、信じられません。私はこの映画を友人に推薦して見てもらい、同時に彼らに今日のような活動に参加するよう勧め、こうすることで中共に圧力をかけることができ、最終的には暴行を停止させことができます」と語った。

 アーン・ティハ・キュウさんはミャンマーから来ている。彼は「私は友人から中共の法輪功に対する迫害を知り、彼女の要請を受けて今日の試写会に参加しました。私が思うには、抵触や増悪、麻痺や漠然よりも、もしかすると世の人に生体臓器狩りの真相を伝えるのは難しいかもしれません。もし積極的に知ろうとしなければ、これらの発生した一切を永遠に知ることができません」と話した。

 アーンさんはさらに話した。「映画監督は8年間を費やして、この映画の制作に苦心され、私は深く励まされました。法輪功学習者が人権のために行ったすべてに感謝します」

 ヘウォンさんは韓国から来ており、政治学を専攻している。彼女は国内にいた時、生体臓器狩りの写真展を見たことがあり、不安のあまり、もっと多くを知ろうとはしなかった。今日、真実を知った彼女は、「正常な思惟をもって考えれば、このようなことが起きているとは考えられず、すごく不可解です! 私はこれらの人たちのために限りない悲しみを覚え、心から何かできることを願っています。この活動に参加でき、呼んでくれた友人に感謝します」と話した。

 ジェニーさん(匿名)は今年18歳で、彼女は中国に10年間住んたことがあり、流暢な中国語を話した。彼女は「私は、中国が法輪功に対して迫害を始めたことを、周りの同級生から教えてもらいました。教科書には法輪功に対するマイナス的な事だけが書いてありました。長年、このような環境の中で多く聞かされていると、真偽を分別できなくなり、のちに真実を知ったとしても話すことができません。私の父親からこの話題についていかなる人とも話してはならないと言われ、私も徐々にこのように思うようになりました。中国人が真相を知ったとしても、何ができるのでしょうか? 今日、この映画を見たあと、映画監督を含めて多くの人と交流して、私は10年間中国に住んで、何も真相を知らなかったことを非常に恥じています。もし、私が自由な国で自ら積極的にこれらの事の真実を知ろうとしなければ、それでは私はその中国人の学生と何ら変わりがありません」と述べた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/16/356769.html)
 
関連文章