何気ない変化
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年1月7日】妻は修煉する前に喘息の持病があり、修煉した後にも病状が依然として続いていました。「修煉者なのに、なぜ相変わらず病気の症状がいまだに出るのか?」と私はとても困惑していました。その後、「これは邪悪による妨害と迫害だ」と認識することができ、私は妻に様々な妨害と迫害を否定する方法を考え教えましたが、妻はなかなかそれを強く否定できませんでした。

 このようなことは何回もありました。妻にひどい喘息の症状が現れた時、私は「邪悪が煉功させないのだから、思い切って煉功しなさい! 何事も、師父の言う通りに行いなさい!」と何度も口を酸っぱくして言い聞かせました。それでも、妻はやはり勇気を出せなかったのです。焦っている中で「何でこんなに弱いのか! そこまで師と法を信じていないのか!」と私は叫びました。後になって妻も悔しくて「私はどうしてこんなに意気地がないの、大法に泥を塗っているのではないか」と言うのです。

 妻は小学校3年までしか通っていなかったので、『轉法輪』を通読することができません。学法の時、いつも私が先に読み、妻はただ聞くだけです。時には妻に読ませますが、きちんと読めない様子を見て、私は思わず口を出して、責めてしまいます。すると、妻は怒って学法をやめてしまいます。私はまた長時間をかけて、口がカラカラに乾くまで説得して、やっと妻はいやいやながら再び学ぶようになります。このような情況が何回も繰り返され、本当に泣くに泣けず、笑うに笑えずの状況でいました。

 一昨年、私は集団学法に参加しました。ある80歳の同修は読めない字が多く、一段落を読むのにとても時間がかかりました。その時、私は「修煉者として自らを修めるべきで、焦らず、責めないで、内心から言葉まで正念を持って同修を加持すべきである」と思いました。同時に、法を読む時に全身の細胞がすべて一緒に読んでおり、きっと聞くより効果が良いはずであると悟りました。

 それ以来、妻と学法する時は、あせらずに1ページずつ読むようになりました。妻に間違いや読めないところがあれば、私は焦らずに善意で教えるようになりました。「妻は非識字者のレベルから、この程度まで読めるようになっただけでも、大したものです。もし師父のご加持がなければ、到底できるはずがない」と心の中で思いました。私が見下さなくなると、妻も自分を卑下しなくなり、学法が好きで楽になりました。

 私は損をしても気に介さない人で、この点について妻はとても不満を感じており、よく文句を言われました。一緒に法を読んでから、利益の損失のことにぶつかると、法理に則って交流すると、妻はすぐに分かって納得し、しかも、悠々自適(ゆうゆうじてき・物事に煩わされることなく、ゆったりと好きなように時間を過ごす様子)の気持ちになるようです。 

 私と妻は毎朝3時40分に起きて煉功し、中断したことがありません。妻は1時間以上座禅しても、足は全く痛くなく、とても心地良く感じて妙なる感覚だそうです。これは今まで、妻の前ですべてをリードしていた自分に汗顔(かんがん・顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること)させています。妻は修煉上において私を超えており、私よりも人心が少なく、それに比べて私は人心が多くて考えも複雑です。

 ある日、妻は座禅していた時に、邪悪が妨害しに来ました。腹痛を起こした妻は「私は師父の弟子で、誰も私を邪魔する資格がなく、滅!」と一念を発すると、痛みが消えました。以前の妻なら、腹痛が起きると、我慢できずにすぐトイレに駆け込み、そして、息ができなくなり意識を失っていました。今回、邪悪は思い通りに妨害できなかったため、その日から、妻に対して妨害しなくなりました。これは、私の予想できなかったことです。

 今まで、意識的に邪悪と対抗し、邪悪はますます狂気じみて襲いかかって来ていました。今は、私達は何気なく自分を変えたことによって、邪悪は静かに退散しました。夫婦の間は比べて学び比べて修め、お互いに理解しあい、相手を寛容すれば乗り越えられない関門はないはずです。

 修煉者が他人を理解し寛容することは、善の現れであり、善の力はすべてを溶かすことができるので、悪は私達から遠ざかっていくしかありません。心の中で不平不満や恨み、嫉妬するなどの考えを持って人と争えば、それは悪の現れで、邪悪も身についてきます。環境が合うから、邪悪は思う存分に迫害することができます。

 修煉は全体の向上、全体の昇華を重んじます。心の中では不平不満や恨み、嫉妬するなどの考えがある限り、これらの人心に左右され、常人の中に制限されることになり、「生・老・病・死」の制約を受けることにもなります。

 以上は個人の悟ったことであり、不適切な所があれば、慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/30/358616.html)
 
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