【明慧日本2017年12月20日】北京市西城区の法輪功学習者・史元順さん、楊文英さん夫婦(70代)は、8月25日に同区の阜外大街派出所の警官に不当に連行され、現在も拘禁されたままである。留置場で夫婦はともに高血圧症が現れ、楊さんは2回も救急搬送された。その理由で、家族は2人の解放を求めたが、拒否された。
史さん夫婦は西城区展覧路街道に在住している。法輪功を学ぶ前、夫婦ともに多種の病気を患っていた。楊さんは医者に「50代で対麻痺(ついまひ)になる」と言われ、史さんは心臓病、低血圧症、高コレステロール症、肝脾腫などの病気があって、毎日救急薬を持ち歩いた。家中が薬だらけであった。(対麻痺とは、四肢が麻痺するのと異なり、両下肢のみの運動麻痺のことをいう)
しかし、1998年、夫婦はともに法輪功を学び始め、真・善・忍に従って自分に要求し、より良い人になれるように努力した。それから、史さんも楊さんも知らないうちに患っていた病気が消えた。
8月25日、警官は史さん夫婦を連行し、家宅捜索して大量の私物を押収した。当日の夜、夫婦は西城区留置場に送られ、翌日に刑事拘留された。9月30日、逮捕令状が出された。11月30日、警察署は西城区検察院に史さん夫婦の案件を提出した。
西城区留置場に拘禁されている史さんと楊さんに、高血圧症が現れた。楊さんの健康状態が悪化し、2回も救急手当てを受けた。その後、楊さんは北京市第二留置場に移送され、9日間点滴を受けたが、その後もまた、2回病院に救急搬送された。
楊さんの話によると、第二留置場に送られた後、より多くの薬を投与され、いわゆる治療をされたが、効果はなかったという。「体の具合がとても悪くて、死んだ方がましだという感じがした」と楊さんは言った。
現在、楊さんの体の具合が悪く、少し動いても息が苦しくなる。弁護士は楊さんに会ったとき、「楊さんの精神状態が良くなくて、動きも遅くて話す気力さえ出なくて、耳を隔離ガラスにくっ付けないと聞こえない状態であった」と言った。
『憲法』には、公民の信仰の自由や出版の自由、集会・結社の自由があると書かれている。法律に基づくと、法輪功を学ぶことは合法で、法輪功の書籍、資料を持つことも、法輪功の真相を人に伝えることもみな合法である。史さん夫婦は法律に違反するような行為を何もしていないのに、当局に不当に連行され、拘禁され、心身ともに傷害を与えられている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)