【明慧日本2017年11月29日】広東省珠海市の法輪功学習者・林永旭さんと妻の李素娟さんは、今年7月21日、珠海市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により、広東省三水思想改造施設から珠海留置場に移送され、逮捕状が出され、この案件が2回、裁判所に提出された。
10月末、裁判所は再度(2回目の)この案件を差し戻したが、警官は林さん夫婦を解放するつもりがなかった。情報筋によると、警官は3回目、この案件をまたもや提出することを企てているという。
林さん(40代男性)は元グリーエアコンのエンジニアであった。1999年7・20以来、林さんは何度も迫害を受けた。
2000年6月、ある学習者を訪問した林さんは、携帯電話を警官に盗聴され、不当に連行され、2年の労働教養を強いられた。
2002年の後半に、林さんは警官により、あるホテルまで連行され拘束された。2005年に、林さんはやっと釈放された。
2009年2月、林さん夫婦は実家の遼寧に帰って旧正月を過ごした後、広東に戻る時に北京で乗り換えようとして、北京の旅館で身分証を登録した時に連行された。警官は林さん夫婦の荷物やポケットから、3枚の法輪功のお守りを発見した。それを証拠品として林さんに懲役2年6カ月の労働教養を強いた。林さんは遼寧馬三家労働教養所に送られ、妻は広東の三水思想改造施設に入れられた。
馬三家教養所で、林さんは2時間以上にわたって「抻ベッド」という凄まじいまでにつらい拷問を受けた。その後、囚人数人によりシフト制でスタガンで肩、大腿部の内側を長時間にわたり電撃された。
「抻ベッド」という拷問のイメージ図 |
今年5月20日、林さんの自宅で集まって学法していた17人の学習者は、警官により不当に連行され、家宅捜索を受けた。林さんは梅渓留置所一所に、妻の李さんは二所に拘禁された。
7日後、香洲区検察院は警官からの起訴を却下した。6月27日、家族は「保釈のための保証金」を1人につき3千元、2人で計6千元を支払った。しかし、警官は領収書を渡さなかった。翌日、林さん夫婦は引き続き、三水思想改造施設に入れられた。
7月21日、林さん夫婦は思想改造施設からまた留置場に戻らされ、引き続き拘禁された上、さらに逮捕状を出された。
10月末、裁判所は2回目、この案件を差し戻した。しかし、警官は同案件の3回目の提出を企てているという。