【明慧日本2017年11月18日】江蘇省海門市の法輪功学習者・叶衛東さんは昨年10月28日、ドアを壊して自宅に押し入った7、8人の警官らにより不当に連行され、家宅捜索を受けた。その後、懲役2年の判決を宣告された。
28日深夜0時ごろ、南通市の警官、海門市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官、町の委員会の役人など約7、8人がドアを壊して叶さんの自宅に押し入り、何も家宅捜索を許可する文書を呈示せずに、いきなり叶さんの母親を部屋に閉じ閉めて、家宅捜索を行い、パソコン、多くの法輪功関連書籍、携帯電話を押収し、叶さんを連行して立ち去って行った。
海門市裁判所は今年8月28日、叶さんに対して裁判を行い、翌日、懲役2年の判決を宣告した。叶さんの家族の詰問に対して、陸裁判長は「我々も仕方がなく、上からの指示に従うだけだ。私達は傀儡(かいらい・人の手先となって思いのままに使われる者、あやつり人形のこと)に過ぎない」と答え、さらに「上訴しないかぎり判決書を渡す」と言い補った。判決書を持っていたら面会ができるが、判決書を持っていなければ、今後、叶さんと面会することが出来ないということである。
今回叶さんが連行された原因は、QQの3つか4つのチャットグループに、明慧ネットの真相の書かれた文字や写真を転送し、貼り付けたためである。海門市の国保大隊の警官は、叶さんのQQルームで善を勧める文章を突き止めた、それを証拠として叶さんを連行したという。
叶さんに判決を宣告したのは、陸裁判長の話によると「判決を宣告された前歴があるからだ」という。叶さんは2012年に懲役4年の判決を宣告されたことがある。
2011年4月、叶さんは海門市国保大隊の警官により連行され、留置所で1年間拘禁された後、2012年3月に懲役4年の判決を宣告された。叶さんは微博(ウェイボー)で善を勧める文章を転送して、それを読んで感動した兄も姉もその文章を転送したため、叶さんに懲役4年、姉に懲役3年の判決が宣告され、兄も拘禁された。善を勧める文章を転送しただけで、一家の兄弟3人が皆実刑の判決を宣告された。
今年11月9日、叶さんの弁護士から次のように告げられた。今回叶さんへの懲役2年の判決は1年9カ月になり、「上訴しない」という書類にサインをすれば判決書を渡すが、上訴すれば渡さないと言われたという。これは判決書を持っていなければ、今後、叶さんに面会することができないという事であった。
江蘇省海門市裁判所も、中級裁判所も「上訴すれば判決書を渡さない」と同じ言葉を繰り返した。それはおかしいことである。いったいどこの法律条例のことだろうか? 判決を下したら判決書を渡すのは当然のことだ。上訴するかどうかには全く関係ない事ではないか! 上訴してほしくないのなら、公平で公正に案件を審理し、裁判すればよいことだ。判決書を握って盾に取り、上訴を阻止することはなんと理不尽なことではないか!
陸裁判長は自分が傀儡だと言ったが、確かに傀儡であり、江沢民集団が法輪功への迫害を加える傀儡だ。この傀儡は、人間の姿をしているだけで、人間性がなく、是非を判断する能力もなく、上の指示にただ従い、上層部の者に操られ、それらに代わって悪事を働くただの偽善者であり、単なる陪葬者であるにすぎない。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照