派出所の所長は「本は大事に保管しています」と言った
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年1月9日】数日前、家に帰った時、気が動転していた母を見て、その理由を聞きました。すると、地元の派出所の3人の警官が家に押し入って、家宅捜査をし、大法の書籍を全部押収した、と分かりました。母はとても悲しんでいました。

 母の話によると、3人の警官は令状も名前も示さず、いかなる理由も述べず、家に入ると、いきなり家の物をめちゃくちゃにして探し回ったとのことでした。

 そこで、母に付き添って派出所に行き、この件の理由と関与した警官を調べました。そして、魯という所長が部下を連れて来た事が分かりました。私たちは所長に会いたいと申し出ましたが、受付は入れてくれませんでした。しかしチャンスをうかがって、ようやく派出所の中に入ることができました。所長に会っていろいろ問いかけましたが、所長は黙って一言も答えず、隣にいた若い警官は「お前らを国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に通報するぞ!」と叫びました。私たちは国家新聞出版総署の大法書籍の出版禁止令の廃止についての条文を取り出し、大法の書籍を所有するのは合法であることを主張しました。彼らは私達を睨みつけ、「じゃ、訴えて見ろ! 俺らを訴えて見ろよ。俺らは違法なことをしているが、それがどうかしたのか? 誰がお前らを受理するか?」と怒鳴りつけました。

 私は落ち着いて所長に「あなたたちは我が家に来て見たでしょう。家はとても貧しくて、苦しい生活をしています。あなたは派出所の所長で、市民のための警察官ですよね! もし生活用品を届けてくれたり、生活保護の手続きをしてくれて、生活問題を解決してくれたりするのだったら、私達はあなたに感謝します。しかし、あなた達は家に押し入り、物を奪い、私達の生活を妨害しているじゃありませんか? あなたにも親がいるでしょう? あなたの親と同じぐらいの年寄りを妨害していいのですか? 母はびっくりして倒れました。あまりのショックで食事もとれない状態です。あなた達はいったい何をしているのでしょうか? 悪事を働いているのではないでしょうか?」と言いました。

 所長はうつむいたまま話を聞いて、態度を少し和らげ、「あなたは法輪功を学んで、それがいいと思っている。それはあなた達が求めているものだ。あなた達はその本を先祖のように大切にし、敬虔に読んでいる。それほど大切に思っていなければ、何も学ぶことはできないだろう」と言い、「ちょっと出て来る」と言って部屋を出ました。

 再び部屋に戻った時、彼はどこからか分からないが、大法の本を全部出してくれ、「本を持って来たが、触っていない。全部ここにある、大事に保管していた」と言いました。

 実は、派出所の警官達も大法を迫害するのは違法であることを知っており、上の指示に従って下のものは対処しなければならないのです。国内外の法を正す情勢の進展により、彼らも迫害がいずれ終焉を迎えるだろうと分かっています。ですから、昔のような勢いがなくなりました。

 母と一緒に順調に大法の書籍を取り戻しました。それは正と邪の戦いでした。大法弟子として、必ず師父と法を敬い、真剣に法を学び、師父の要求通りに三つのことをしっかり行わなければならないと改めて思いました。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/29/358420.html)
 
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