【明慧日本2018年1月20日】遼寧省瀋陽市於洪区の法輪功学習者・路遠峰さん(63)は、本渓刑務所で様々な拷問により、3年の間苦しめられ、昨年12月9日、帰宅してから21日目に、路さんは冤罪が晴れないまま死亡した。
たくましく健康だった路さんは危篤状態になり、出所して21日目に亡くなった。本渓刑務所で拘禁された間、路さんは一体どのような非人道的な迫害に遭ったのだろうか。
一、路遠峰さんが迫害された経緯
路さんは1996年に法輪功を学び、「真・善・忍」の理念に従って自分を律し、性格は優しくなり、何かをする時にも、他人を優先に考えるようになった。同郷の人達も「法輪功は本当に不思議ですね、路さんがこんなにも優しくなりました」と言った。
1999年7.20、江沢民は狂気じみ、狂ったように法輪功への迫害を発動し、全国のあらゆるメディアを利用して法輪功に泥を塗った。暴力に直面した法輪功学習者は、世間の人々に迫害の真相を伝え始めた。
2014年11月19日、路さんは大東区の団地で法輪功の資料を配っていた時、嘘の宣伝を信じた3人の主婦に通報されたため、その場で大東区東山派出所の警官に不当に連行された。その直後、路さんの家財も押収された。
2015年6月6日午前9時、大東区裁判所は、路さんに対して懲役3年の不当な判決を宣告した。
裁判の後、路さんは本渓刑務所に拘禁された。昨年11月18日、3年の冤罪が満期になった路さんは帰宅した。本渓刑務所を出所した路さんは痩せ細っており、目が虚(うつ)ろな状態で、ろれつが回らず、脳血栓になった様子だった。また、大腿骨頭にひびが入って、半身不随の身となった。
昨年12月9日の夜中、路さんは突然、意識不明になり、病院で手を尽くしたが、脳幹が大出血してしまい、冤罪が晴れないまま死亡した。
二、あらゆる暴力を用いて 法輪功を放棄することを強制する
本渓刑務所は遼寧省政法委、610弁公室、司法庁、刑務所管理局および本渓市司法局の指示の下で、毎年「堅塁攻略戦キャンペーン」を行い、法輪功学習者に対して「転向」させるために、ありとあらゆる手を使って迫害を実施した。
情報筋によると、路さんは「堅塁攻略戦」の直接的な迫害対象者となり、滅多打ちにされたり、スタンガンで電気ショックを与えられたり、凍えさせられたりした。路さんは自ら告訴状を書いて、人に頼んで外に持ち出したという。
2016年11月9日午前10時頃、警官は路さんを呼び出して、「まだ法輪功を学ぶのか」と聞いた。路さんは「学びます!」と答えると、数人の警官は一斉に路さんを地面に押さえ付けて、靴で路さんの頭を踏みつけたり、罵ったりした。
警官は、スタンガンで路さんの背中、胸、頭部、手などの部位に電気ショックを与えた。約十数分間でスタンガンの電気が切れるので、スタンガンを次から次へと交換し電撃し続けた。路さんの悲痛な叫び声が、建物内のすべての人に聞こえた。
路さんは、またゴムバンドで椅子に縛り付けられ、わざと寒い風が吹き込む全開の窓のそばに放置されたため、全身が震えた。この状態で、3日間連続して縛り付けられた。
本渓刑務所に拘禁された法輪功学習者が受けた迫害は、刑務所の外の人が想像だにできない残忍なものである。刑務所内のそれぞれの課室、直接に関わっていない監区の警官でさえ、内情をよく知らない。本渓刑務所の迫害により死に至った学習者や、ひどい障害を負った学習者の人数は、驚くような数にのぼっている。路さんは、この迫害により半身不随になり、冤罪の晴れぬまま帰宅して21日目に迫害死したのだが、こんなにも残酷な迫害を受けた大勢の法輪功学習者の中の1人に過ぎない。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)