四川省の学習者鐘俊芳さん 刑務所内で危篤状態
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 【明慧日本2018年2月9日】昨年の12月に、四川龍泉女子刑務所から、法輪功学習者・鐘俊芳さんの家族に面会に来るようにと電話がかかってきた。

 今まで、鐘さんの家族が面会に行ったとき、刑務所側から難癖を付けられた。数百キロメートルの距離を長時間かけて行ったのに、家族3人の中の1人しか鐘さんに合わせてくれなかったという。

 今回は鐘さんの兄が急いで刑務所へ行った。面会の時、鐘さんは2人に抱えられて出て来た。刑務所内で長期にわたり不当に拘禁され、さまざまな拷問を受けた上、断食して迫害に反対したため、以前の体重は60キロで、色白でふっくらとした体型の鐘さんだったが、鼻血が大量に出たり、乳房にしこりができ、体重が30キロまで痩せこけていた。

 変わり果てた鐘さんの姿を見て、家族はひどく心を痛め、即時に釈放し、治療させるように強く要求したが、龍泉女子刑務所側は「病院の証明書がなければ、命がある限り釈放できない」と答えた。

 「これは彼女がここで殺されるのを待ち、遺体だけを引き取る事ではないのか」と家族が怒り、「万が一のことがあったら、私たち家族は必ず彼女の無念を晴らす!」と決めた。

 四川省楽山市犍衛県在住の鐘さん(60代)は迫害された約18年間、数回地元の「610弁公室」および公安局の警官に不当に連行され、拘禁されていたため、ほとんどの時間は刑務所内で過ごしてきた。2年間不当に労働教養所に入れられ、3回も不当な懲役刑が科され、合せて17年6カ月もの長い刑期だった。

 鐘さんの家族たちは、刑務所側が法輪功学習者たちへの迫害を停止するように、正義の手を差し伸べてくれる人々を求め、無実な鐘さんのために、直ちに無罪で釈放されることを切に願っている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/1/30/360234.html)
 
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