強気を取り除き、善を修め得る
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年2月12日】ある同修法輪功真相を説明する電話がよくできて、内容が豊富で、三退率も高いと聞いていたので、前からずっと見学したいと思っていました。ある日、私はちょうどその同修と同じ車に乗っていました。同修は電話をかけ始め、穏やかにゆっくりと話しており、電話の相手は焦って電話を切ったりすることはめったにありませんでした。

 同修はまず三退の話から始め、それから天安門焼身自殺事件の真相を伝え、そして共産党が歴代の運動の中で国民を傷つけたことを話し、特に無神論を用いて中国人を洗脳することによって、中国人の道徳を壊した罪悪を説明しました。私は、同修の話を聞いた人々が電話の後に一人一人のマスコミになれるような気がしました。同修の話の内容は多いとはいえ、それほど時間がかからなかったし、三退率も高く、私と違っていました。私は多くの電話をかけましたが、その大部分が話している途中で切られました。

 同修はいくつかの電話をかけた後、電話を私に渡しました。私はいつものように「もしもし、こんにちは」と言い、そして、真相を伝え始めました。相手はしゃべらずに黙ったままで、私がマイペースで話している途中で、電話が切られました。同修は止める合図をしてから、「話す時は温かさが必要です。『こんにちは!』(私を真似する声)と『こんにちはー』(同修の声)は違います、相手の心に訴えないと」とアドバイスをしてくれました。「私の修煉に触れましたね、慈悲は恐らく口だけで言えるようなものではないかもしれません」と私は笑顔で答えました。

 最近、私はずっと大量に学法しているため、同修の指摘について抵抗感がなく、メンツのことも気にしませんでした(車内にもう2人同修がおり、中の1人は初対面)。その時、同修は私を助けているのだと思いました。

 同修は引き続いて電話をかけて下さいと合図しました。以前の私なら、「あなたがかけて下さい、私はもう少し勉強します」と言うかもしれませんが、その日、私はそのようにしませんでした。同修の言う暖かさとは衆生の心に与える暖かさであり、内心から生み出される暖かさに違いありません。私は手に電話を握って、心の中で「師父、私も暖かさと慈悲をもって話し、衆生を救いたいのです」とお願いしました。そして、電話をかけ始めました。同じ「こんにちは」は、表面上では大きな変化がないかもしれないのですが、しかし今回、その時に世間の人々の未来のため自分のすべての努力を注いだのでした。「こんにちは」と言った瞬間、相手がすぐ応じてくれました。私が毎回一言言うと、相手は「好(ハオ)」と言い、電話の結果は言うまでもなく快く三退し、大法に対する印象も非常に良いものでした。

 一通の電話の中で、相手は大きな声で7、8回も「好(ハオ)」と返事しました。この掛け声の中に、私は師父の慈悲を感じました。そして、同修の指摘を素直に受け入れ、人を救うために努力している自分への励ましだと悟りました。

 電話の帰りの途中で、私は同修と話しました。「小さい頃から人とコミュニケーションを取るのが苦手で、いつも人との距離感を感じます。逆から言えば、他の人も私を遠ざけているような気がします。来る時、交差点の信号待ちのところにティッシュペーパーを配る女性がいました。もともとそのティッシュを受け取りたくないのですが、寒い中で可哀そうだと思い、配られたら受け取ろうと考えたのです。しかし、その女性は私をちょっと見ただけで、私に配りませんでした。私はそんなに愛想が悪いでしょうか? 広告のティッシュを配る女性さえ近づきませんでした」

 私の話を聞いた初対面の同修は私の肩に触れて、善意に、軟らかい口調で「あなたは強すぎますから」と言いました。家に帰っても、「強すぎます」という言葉は私の頭の中でずっと消えませんでした。私は突然、この間夫が言った話を思い出しました。「妻はとても良い人で、欠点と言えば、専横なところです」。私は夫の家族に評判がよく、金銭の面においても、親孝行の面においても、争ったことがなく、誠心誠意に対処したので、夫の話を気にとめませんでした。

 修煉者が出会った事は偶然ではありません。初対面の同修でさえ「強すぎます」と言ってくれた以上、私の強引さはすでに顔に現れており、もはや心の深いところで隠せないほど深刻な問題になり、本当に重視しなければならないと感じました。

 いかなる執着心も必ず日常生活の中や仕事の中で、トラブルの形で現れるはずです。私は過去のトラブルの中で探し、少しずつ思い出し、少しずつ遡り、探さなければ何も気づかないのですが、実際に探してみると、はっきりと分かりました! 私はただ同修の言うように強いだけでしょうか、本当に夫の言う「専横」にピッタリです。考えてみれば、私はずっと夫の「上司」のようで、勤務先でも自分の意見が受け入れられない時、口では何も言わず、心の中では恨んでいました。

 私はいつも夫が不器用な人だと思っていました。金銭の管理はきちんとできず、運転の技術は下手だし、仕事ぶりは立派でなく、計算は早くないし、人との付き合いは上手でなく、料理はまずいし、とにかく何の取柄もなく、何をやっても支払う方が多くて、収穫が少ないのです。夫は何もできず、自分は何でもできると思い、結果的に私は何事によらず必ず自分でやり、非常に疲れていました。夫が用事で電話をかける時、それを聞いている私は、間違った言葉を言うかどうかを心配して、いつもそばで緊張していました。夫は振り込みの時、私はミスしないかを心配していました。夫が運転する時、違反を起こさないように、私はいつも目を閉じることなく、ずっと見張っていました。これと似たようなことが多くあって、そのために子供は何かある時、「やっぱりお母さんがした方がいい」と言うのです。私は自分が頭がいいと思い込み、時には自分は修煉しているから、師父が知恵を開いて下さったと勘違いして、自分が執着しているとは考えもしませんでした。

 時には、夫の「不器用」な振る舞いについて、私はとても合点がいきません。夫は大学院卒で、高校時代は学校の成績ではトップです。私はその逆で、一番後ろぐらいの成績でした。夫は大学入試の時に家庭の事情で、受験に失敗してこの大学に入り、自分は最も良い成績を出したため、夫と同じ大学に入りました。私たちは同郷で、恋人から家族になりました。結婚した後に、夫は「高校の時、お前のような成績なら、私はお前のことを一目もおかないと思う」と言ったことがあります。この話は事実で、中国の学校では人を評価するのに、主に成績を見るのです。夫婦の因縁で、夫は悔しいまま私と同じ大学に進学しなければなりませんでした。夫は勉強だけができるのではなく、歌も上手いし、100メートル競走で一位になったことがあります。先生の目にとても優秀な人は、私の目には愚かな人になりました。

 私は本気で内に向かって自分の執着心を掘り出そうとした時、はじめてその「自分」に気づきました。私は自分を本当の修煉者と見ておらず、自我に執着しすぎていると悟りました。師父が相は心から生まれるという法を語られたことがあり、実は夫の「不器用」は正に私の執着心の反映であり、私は彼が不器用だと思えば思うほど、夫がますます不器用になり、私が利益の損得に執着すればするほど、夫がいつも利益を失いそうなことをやってしまい、私が何かについて心配すると、夫は必ずそれなりに演じて見せます。実は、損得というのはすべて生まれつきのもので、師父以外に誰も変えられないことであり、修煉者として損得を気にするだけで、すでに法から逸れてしまっていることになります。

 同修のヒントとなる言葉は私に多くのことを悟らせ、自分が修煉者としてどうすべきかを分からせ、どのように良い女性になるかを分からせてくれました。師父は詩の中にこのように書かれています。「陰陽背反して世の気風傷み 堂々たる男児丈夫ぶり無し 優柔不断にして女々しき話ぶり 度量小さきこと不甲斐なすぎ 女人強剛たりて強豪ぶり 上調子、言酷薄たりて家の采配を振る 善良、温柔、秀美の気風無き 愛嬌ある老妖、闇の娼婦」[1]。この詩を流暢に暗記しましたが、自分に照らして考えたことは一度もありませんでした。今になってやっと分かったのは、自分こそ「女人強剛たりて強豪ぶり 上調子、言酷薄たりて家の采配を振る」[1]ような女性であり、話をする時にきっと「暖かさ」が足りなかったに違いありません。

 今、夫の言うことに対して、私は反駁しなくなり、違う考えがあったら、私はただ自分の意見を言うだけで、決して押し付けたりしません。夫は出かける時、私は行き先を聞いたりせず、心配もしなくなり、夫が不器用であるかどうかに執着しなくなったので、心の中では今までなかった軽やかさを感じており、疲れが消えました。ある日、夫はもう少しで赤信号に突進するところだった時、「しゃべりすぎで、脇見をした」と言いました。私は「あなたが自分でしゃべるばかりで、私は一言も言っていないよ」と笑顔で言うと、夫も笑いました。勤務先でも、私は自分の意見に固執しなくなり、他人の意見に耳を傾けて、素直に受け入れるようになり、楽になりました。

 文章をここまで書いて、私は師父がなぜ「陰陽背反」を書かれたのかについて、はじめて理解したような気がしました。この詩はただ現代社会の状態を書かれたのではなく、大法に照らして修煉させるためでもあります。師父のご加護と無限な慈悲に感謝いたします。私は師父のおっしゃった「善良、温柔、秀美の気風」ある女性になるように努力し、このような女性の内心の善と美を、衆生を救う中で有効に発揮させます。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「陰陽背反」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/3/360366.html)
 
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