河北石家荘市の李恵雲博士 迫害され精神異常に
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 【明慧日本2018年3月4日】河北省石家荘市橋西区裁判所は今年2月8日、法輪功学習者・李恵雲博士に対し不当な裁判を行おうとしたが、結局、開廷できなかった。理由は、李さんが手枷を掛けることに協力しないからだという。

李惠云
李恵雲さん

 今年2月7日、弁護士は市第二留置場を訪ねたが、李さんと面会できなかった。

 李さんは河北科学技術大学の副教授である。本人が取得した特許はそれぞれ、2003年ドイツ国際発明博覧会の「国際発明先鋒賞」、2003年香港国際特許技術博覧会「金賞」、第三回アジア国際特許技術特許商品博覧会「金メダル賞」と「科学技術発明進歩賞」を受賞した。

 中国共産党による法輪功への迫害が始まってから、李さんは法輪功を学んでいるという理由で、大学の中国共産党委員会の書記にさまざまな手段で迫害を受けた。たとえば、教学事故をねつ造されたり、海外での授賞式に参加することを禁じられたり、教壇に登ることさえも強制的に停止させられた。そのかわりに、李さんは清掃作業の仕事を強いられた。

 2004年2月24日、当時40歳の李さんは再び職場と地元610弁公室の人員に洗脳班へ連行された。1カ月にわたって、睡眠の禁止や、昼間中、身体を縛られ殴打される、タバコのポイでやけどさせられる、トイレに行かせない、人格を辱める(はずかしめる・名誉を傷つける。恥をかかせる)などの迫害を受けた。その結果、李さんは精神分裂病のような症状が現れた。同年9月に、李さんは直接市労働教養所に送られ、2年の労働教養処分を科された。そこで洗脳され、殴打された。

 2006年2月、労働教養が終わった後も職場に戻れず、李さんはいろんな方面からのプレッシャーを受け、精神状態が不安定になった。

 2011年3月2日、李さんは法輪功の無実を伝えた時、中国共産党の法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、身柄を拘束され、市第二留置場に29カ月拘禁された。翌年6月21日、市の新華区裁判所は李さんに対し開廷した。弁護士2人は李さんに無罪の弁護をし、裁判官も何も反論できなかったが、李さんは懲役4年10カ月の不当な実刑判決を宣告された。

 李さんは2016年1月2日に解放されたが、身体がまだ回復していないにもかかわらず、2017年3月23日、自宅で再び連行された。現在すでに10カ月拘禁され、精神異常になってしまった。

 李さんの状態がどうなっているのか、どのような迫害を受けているのかを知りたい。というのも、家族や弁護士がずっと本人に面会できないでいるからである。

 李さんの80代の母親や親戚たちは、中国で楽しいはずの新年を迎えても、悲しい日々を送っている。それは、李さんへの不当な裁判をやめさせるように願い、また無罪で早く解放されて家で休養できるように願ってのことである。そして、国内外の正義がある人々に助けの手を差し伸べていただくようにと、心から呼びかけている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/25/362189.html)
 
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