内モンゴルの李彩芝さんに懲役3年の不当判決
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  【明慧日本2018年4月2日】内モンゴル寧城県五化郷に在住する法輪功学習者・李彩芝さんは県法曹機関の裁判所に懲役3年の不当な実刑判決を宣告された。そして、その証拠が「法輪大法は素晴らしい」と言う一つの言葉と、「法輪大法は素晴らしい」と書かれた一つのキーホルダーであるという。たったこれだけの証拠だという。これはなんと理不尽なことではあるまいか!

'内蒙古宁城县五化乡法轮功学员李彩芝'
李彩芝さん

 李さんは遼寧省凌源市生まれの6人兄弟の3番目である。実家の近くの寧城県五化郷に嫁ぎ、今年50歳になった。

    以前は多種の病気を患っており、痛みに耐えきれない時は壁に頭をぶつけることがしばしばあった。胃病もひどく、他にもある精神上の稀な病気も患っていて明るさを恐れ、空を仰ぐこともできなかった。

    2002年、李さんは友人から法輪功を紹介された。江沢民グループによる法輪功への誹謗中傷を信じていなかった李さんは、そんなにも良い功法ならばやってみたいと思った。

    法輪功を学んでからわずか数カ月で、過去に治らなかった病気が一元もかからず完治した。李さんは、わくわくして姉に「姉さん、本当に不思議です。私の病気は全部治りました! 今では何と空を見上げることができます!」と嬉しそうに伝えた。

    変わったのは身体だけではなかった。李さんは法輪功の教えに従いトラブルに遭った時、内に向けていつも自分の不足を探すと、夫との喧嘩もなくなり、家庭内のことは文句なく分担し、仲睦まじい夫婦になった。

    李さんは、ある縁日で親子2人が病気の悩みを話しているのを見かけた。李さんは2人に「私も以前たくさんの病気を患っていましたが、法輪功を学んでから治りました。『法輪大法は素晴らしい』を覚えて心から唱えると、あなたを見守ってくださいますよ」と伝えた。

    しかし、2人は中国共産党の宣伝を信じ込んでおり、警察に通報した。五化郷派出所の警官らは李さんの身柄を拘束し、寧城県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)は李さんの自宅に押し入り、証拠を探したが何も見つからなかった。そのため、李さんの電動自転車のキーホルダーに「法輪大法は素晴らしい」と書かれてあったため、唯一このキーホルダーを証拠品とした。

    家族は弁護士を雇った。法廷で初めて裁判官が以前、李さんが江沢民を告訴したという理由で、行政処分を受け拘禁されたことを、前科があるものとして取り扱っていたことを知った。李さんは2015年に江沢民を告訴したという理由で、同年10月26日に県公安局に15日間拘禁されたことがあった。

    それに対して、李さんの弁護士は、「憲法によると、当事者は起訴することができ、また、いかなる人も告訴する権利があります。法律上みな平等です。中国には法律に適合しない国民は1人もいません。ですから、誰もが告訴される可能性があります。たとえ江沢民であっても変わりありません。李さんが江沢民を告訴したことは事実ですが、それは社会に害を与えることと何も関係ありません。異論があれば、江沢民本人が法律に従い、自分の権利を守ればいいことです」と述べた。

    また、2015年に行政処分を受けた拘禁が違法であることも指摘した。例えば事前に告知しなかったこと、事後も救済制度の告知をしなかったことなどだ。すなわち、これらの行政処分を受け拘禁したことは無効であると主張した。 

    弁護士はさらに、当時の議事録にも疑問をもった。わずか25分で6ページにもわたる議事録は作成できないと判断した。なぜなら、質疑応答で考える時間を入れるともっと時間がかかり、とても考えにくいからだ。そのため弁護士は当時の録画を見せるように求めた。しかし、陪審員に時間がないという理由で断られ、裁判長もそれを黙認した。

    李さんはこの判決に不服申し立てをし、上訴した。案件は赤峰市中級裁判所に提出された。家族は裁判官に詳細を伝えたくて何度も連絡したが、裁判官に拒否された。さらに裁判官は「俺が判決をひっくり返すと思うのか!」と家族に聞き返した。

    2017年、李さんの息子は大学試験に受かり、学費は親戚たちが集めてくれた。当時、李さんは8カ月間拘禁され、夫は仕事ができず、家計は非常に苦しかった。家族は、五化郷派出所の所長に李さんを早く解放するようにお願いしたが、「李がもう法輪功を学ばないと約束するなら、解放する」と答えた。

    しかし、もしある殺人犯がもう人を殺さないと約束をしたら、解放されるのであろうか? 起訴されないのか? なぜ法輪功学習者が「学ぶ」と言ったならば、実刑判決を宣告され、「学ばない」と言ったならば、直ちに解放できるのであろうか? 逆に言うと、そもそも法律を犯していないことを、それらのことは証明できるのではないだろうか!

    派出所の所長は家族に、李さんの血圧は220mmHgに上がり、心臓病の症状も現れたため、拘禁に相応しくなく、すでに寧城公安局、留置場に受け入れを拒否されたと伝えた。

    寧城県の法曹機関は法律の実施を破壊するという罪名で、李さんを罪に陥れようとしている。李さんのこれらの体験は法輪大法の素晴らしさを証明した。もし、人を善に導くことを教える法輪功に間違いがあれば、果たしてこの世はいったい何が正しいのであろうか!

  (注:法輪功修練者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/23/363253.html)
 
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