命がけで消火した英雄が 不当に拘禁される
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 【明慧日本2018年4月11日】「胸を張って、正々堂々と生きて行かなければなりません。法輪功を学び、より良い人になることを目指すことは何も間違っていません。私は法輪功の無実を伝えるために拘禁されましたが、恥ではありません。安全に気を付け、身体に気をつけてください。姉さんに生計の支払いを書かせてください。私が戻れば必ず返します。私を心配している皆さんに感謝します。皆さんも身体に気をつけてください。私たちは協力し、一丸になりましょう。最後に、弁護してくれた姉に感謝します」。これは高亨柏さんが弁護士を通して、妻や子供や親族への伝言である。

高亨柏和女儿
高亨柏さんと娘

 高亨柏さん(46)は山東省平度市南村鎮小陣村の在住者である。2017年12月16日、市公安局に刑事拘禁され、同月29日に市検察庁に逮捕令を発付された。

 2018年2月6日、この案件は平度検察庁に移送され、2月8日に、高さんの取り調べが始また。23日、起訴書は平度裁判所に提出され、高さんは現在、市留置場に拘禁されている。

 2017年12月16日午前9時ごろ、高さんは市南村鎮劉家埠村の縁日で、法輪功の文言が書かれたカレンダーを配布した時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報された。

 市蘭底派出所の警官は高さんを不当に連行し、周りの人からカレンダー二つを奪い取り、高さんの三輪車から私物を押収した。平度610弁公室のリーダーなどもこの連行する行動に加担した。

 信仰は一度も揺れ動かず

 一、「法輪功を学び、より良い人になることを目指すことは間違っていません。胸を張って、正々堂々と生きて行かなければなりません」

 2018年3月12日と13日、弁護士は留置場で高さんと2回面会した。高さんは弁護士を通して、親友に安心させ、自分は必ず法輪功の教えに従いより良い人になると伝えた。また「法輪功は組織がなく、私は国の法律の実施を破壊していません。無理やり貼られたこの間違ったレッテルに断固反対し、弁護士と一緒に無罪であることを自己弁護します」と強調した。

 「法輪功を学ぶ前、私は身体が弱く、気性も荒く、よく妻と喧嘩をしていました。それがもとで、頭を怪我したことさえありました。ある日、ただの100元のことで妻と大喧嘩し、私は怒りのあまり妻の緑色の服を細かく切り裂きました」

 「2008年、親友が法輪功を学んでからの大きな変化に驚きました。タバコをやめた友人の変化に感心し、私も法輪功を学び始めました。法輪功は穏やかな心を保つことや、より良い人になることを教えていただきました。私は心身ともに受益し、気性も大きく変わり穏やかになりました。しかし、よくなった私は返ってこのように連行されました。これにはどうしても納得がいきません」

 「私は起訴書に異議があります。私が配った真相資料は犯罪の証拠など何もありません。私の行為は国家の法律および行政規則の実施をどこも破壊していません」

 私の妻、子供、友人にこう伝えてください。「胸を張って、正々堂々と生きて行かなければなりません。法輪功を学び、より良い人になることを目指すことはどこも間違っていません。私は法輪功の無実を伝えるために拘禁されましたが、恥べきことではありません。安全に気を付け、身体に気をつけてください。姉さんに支出したものを書き出してもらってください。私が戻りましたら必ず返します。私のことに関心を持ってくれた皆さんに感謝します。皆さんも身体に気をつけてください。私たちは協力して一丸になりましょう。最後に、弁護してくれた姉に感謝します」

 二、皆から見た高亨柏さんの人柄

 1、命がけで、隣家の火事を消火した英雄の高亨柏さん

 2016年夏のある日、高さん宅の向かいの家が、液化パイプが老化した原因で火事になった。隣家の一家はこれを恐れて全員が道路に逃げ出し、燃える新築の我が家を見て何をすればよいかわからず、絶望した。高さんは隣家の人の泣き叫ぶ声を聞き、急いで家から出て来て緊急事態だと判断し、すぐに家に戻り娘の布団を持って来て水につけ、隣家の台所に入り布団をかぶせて素早く火を消し、大きな損害を防ぐことができた。

 隣家の人は感激して息子に何度も「高さんの恩を絶対に忘れないでください。高さんがいなければ、この家はもう全焼してますよ」と言い聞かせた。

 村中の人はみんな高さんが身の危険を顧みず、消したことに感激した。

 高さんの母親も「本当に息子は法輪功を学んでから今までよくやってきたわ。その年の除夜に、この火事のことを初めて聞きました。その時に使った孫娘の布団は焼けた跡がまだ残っていますよ。本当によくやりました」とその目には息子への自慢が溢れていた。

 2、「法輪功を学んでいなければ、この家族はとっくに別れている」

 高さんの一番上の姉は何度も気持ちを抑えきれず、涙を湛えて、弟のことを愛(いと)おしげに思い泣いていた。「弟は何も悪い事をしていません。法輪功を習ってから、人柄がますます善良になり、よく親孝行しています。彼は悪い事をしていないのに、どこが罪を犯していますか? 私は弟が一刻も早く家に戻ることを一番望んでいます」

 二番目の姉は「頑固だった弟はよく親の言うことに反抗し、ドアを開けず部屋に閉じこもっていました。親は怒りながらもどうしようもありませんでした。彼は法輪功を習ってから、穏やかになり、親のことをよく面倒を見るようになりました。親の近くに住んでいますから、夜でもよく両親に会いに行きます。私たち4人兄弟ですが、多くの場合、彼がおもに親の面倒を見ています」

 「母はある日、高いところから転倒し、足を怪我して歩けなくなりました。弟は母を背負って病院に行きました。母は彼のことを頼りにしています。お正月の時も、弟が自ら小麦粉をこねてマントウを作りました」

 「法輪功を学ぶ前、弟はよく妻と喧嘩し、家の家具など全部壊しました。妻の服をハサミで切り刻み、妹の家に追い出しました。しかし、法輪功を学んでからは、妻にどんなに汚い言葉で罵られても、笑っています」

 「ある日、父は弟の妻がビンタを飛ばすのを目にしました。弟は殴り返しませんでした。しかし、父は我慢できず、『どうして殴り返さなかったのか』と問い詰めました。弟は「李先生に『殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さず』と教わったからです」と返答しました。

 母は涙を拭きながら「息子は法輪功を学んでから、家族は仲睦まじくなりました。もし法輪功を学んでいなければ、この家族はとっくに別れていました」

 高さんと面識のある女性も「私は高さんと2回会ったことがあります。とても純粋なオーラを持っている人です」と言った。

 三、高さんが連行されたことによる家族へのダメージ

 3月20日、親戚は家族に高さんは何日拘禁されているのかと聞くと、高さんの母親は「3カ月と3日間です」と即答した。両親にとって、本当に毎日指折り数えながら、今か今かと息子の帰りを待っている。息子の話になると、母は泣きながら「息子が解放されるまで、私はたとえ留置場でも一緒に居たいです」と言った。

 高さんの親は息子のことを思い出すと、悲しみのあまり食事すら喉を通らずにいる。

'高亨柏的父母街头遥望,盼儿归。'
高さんの年老いた両親は息子のいる街を眺め、今か今かと帰りを待つ

 高さんが連行された後、妻はショックを受けとても落ち込み、あまり喋らなくなった。毎日眠ることができず、明らかに痩せてきた。

 10歳の娘は父親の話になると、いつも泣き出すありさまで、母親に心配させないために、娘自ら父親の部屋に入り、壁に「お父さん、とても会いたいです」と書いた。それを見た家族はみんな声を失うほど泣き続けた。

  2番目の姉も毎日弟のことを心配するあまり、うっかり信号を見落としてしまったほどである。

 高さんの救出活動を皆あきらめず、やり続ける

 家族や友人はいろんなプレッシャーを受けながらも、高さんの救出活動をあきらめず、やり続けている。

 一、80代の両親は法曹機関および平度610弁公室を走り回り、無条件で解放するように呼びかけた

 高さんの親は何度も派出所を訪ねては、無条件で息子を解放することを求めた。警官は年老いた2人を騙し、610弁公室に行かせるように仕向けた。

 2017年12月28日、2人は田舎から水と食料を持ち、あちらこちらを探し回り、ようやく平度市610弁公室にたどり着いた。しかし、関係者らに騙されて追い出された。

 翌日、2人は再び610弁公室を訪ね、息子との面会を要求した。しかし、騙されたり、脅迫されたり、追い出しされたりなどして、不公平な取り扱いをされた。2人はさんざん冷やかされ、心が疲れ切った。

 二、家族は法曹関係者に「法律では法輪功を学ぶことは、違法とは定めていません」

 2018年3月4日午後1時半、高さんの家族は法曹関係者に電話をかけて、法律に責任を持ち、個人に責任を持ち、そして当事者に責任を持って正しい選択をしてほしいと伝えた。

 家族はまた「我々は弁護士に問い合わせました。法律では法輪功を学ぶことは違法とは定めていません」と言った。

 三、家族は高さんに弁護士を雇い、姉は弁護委託書を提出

 2018年3月12日午前8時半、北京の弁護士は市裁判所を訪ね、裁判官と会うことを願ったが、スタッフに不在だと告げられ、水曜日に来るようにと言われた。

 午前9時半ごろ、弁護士は市留置場に行き、高さんと面会した。

 高さんは自ら委託書を書き、一番上の姉に親友の弁護者として弁護するように依頼した。3月14日午前8時半、高さんの姉は委託書を市裁判所に提出した。担当の裁判官は留守のため、代理人が受け取った。

 姉は毎日家族に電話を掛けては、弟の安否を確認した。留置場に行く途中も泣きながら「弟に会いたいです。本当にかわいそう」と言った。また弁護士に「身体に気をつけるように」と伝言を頼んだ。

 四、多くの人達が、高さんを無罪で解放するように要請

 「法輪大法は素晴らしい!」は誰もが知っている

 弁護士は「法輪功を学んでいる人はみんな良い人です。法律に従うのならば、この被告席に立つはずはありません」と指摘した。

 また「中国では法輪功を学ぶことは違法ではありません。どの視点から考えても『真・善・忍』を修める人達を弾圧すべきではありません」と答弁した。

 「他の人に『弁護士さん、弁護料金はもう決めましたので、来てもらえますか?』と言われたら、私はそう簡単に行けません。なぜなら、今まで弁護しに行って、1元も支払われないことがよくありました。ですが、法輪功学習者の申し出なら安心して行けます。彼らは道徳を重んじ、約束を守ってくれますから。今まで多くの法輪功学習者を弁護しましたが、一度も未納になったことはありません。彼らこそ、中華民族の道徳を守っています。このような人達がなぜ悪いのですか? どこが悪いのですか? 法律は悪人を制するもののはずです。良い人を刑務所に入れてはいけません」と強く弁護した。

 ある市民は「私は良い人とは言えません。良い人になりたければ、自分も法輪功を学ばなければなりません。法輪功は人を善に導くことができると誰もが知っています」とコメントした。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/25/363336.html)
 
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