河北省廊坊市中級裁判所 学習者3人に不当判決
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 【明慧日本2018年4月15日】河北省廊坊市中級裁判所は開廷していないにも関わらず、2018年3月31日に、法輪功学習者・郁兆霞さん(45)、荊連珍さん(59)、王建華さん(50代)3人の上訴に原審維持という判決を宣告した。郁さんは懲役8年の判決を受けて石家荘女子刑務所に、荊さんは懲役3年の判決されて承徳刑務所に、王さんは10カ月の判決を受けたが、現在は家に帰された。

法轮功学员郁兆霞
郁兆霞さん

法轮功学员荆连珍
荆連珍さん

 3人とも身体が衰弱した状態で、1999年前から法輪功を学び始め、心身ともに受益して元気になり、善良で周りの人からも高く評価された。

 2017年2月24日午後、郁さんと王さんの2人は荆さん宅を訪ね、おしゃべりしていた時に、香河県政治法律委員会、610弁公室、県公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)および県安平鎮政府の人員が「民家を訪問する」ことを口実にし、荆さん宅に侵入し、法輪功学習者3人の身柄を拘束した。

香河法院门前的便衣和警察
香河裁判所前の私服警官たちと警官

 2017年12月15日、香河県裁判所は3人に対して開廷した。

 県裁判所は県政治法律委員会、610弁公室に指図され、2017年末に秘密裏に王さんには懲役10カ月と罰金3千元(およそ5万円)、荆さんには懲役3年と罰金6千元(およそ10万円)、郁さんには懲役8年と罰金1万元(およそ17万円)の不当な判決を言い渡した。郁さんはすぐさま中級裁判所に上訴した。

 弁護士は一審の判決の結果によって、中級裁判所に「3人とも法輪功を学ぶ目的は病気を取り除くためです。また、『真・善・忍』の教えに従い、より良い人になることを目指すことが目的です。法輪功を学んでから健康を取り戻し、家族は仲睦まじくなり、周りとの人間関係も改善され、社会に良い影響を与えました」と述べた。

 また、郁さん本人は特に「『真・善・忍』に従い、より良い人になることを目指すのが目的である」と説明した。この点について、当日の傍聴者たちはまじめに聞いた。開廷の過程においても、郁さんは誠実に、正々堂々と裁判官の質問に協力した姿勢をとり、裁判官への尊重を示し、法輪功学習者としての品格をうまく表していた。

 しかし、中級裁判所は弁護士の意見を全く聞かず、理不尽にも原審維持を宣告した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/6/363815.html)
 
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