【明慧日本2018年4月27日】広東省広州市白雲区の法輪功学習者・王家芳さん(54歳女性)は2018年4月9日、荔湾区裁判所で不当な裁判を受けた。裁判が始まると、裁判官は「王家芳、あなたは罪を認めるか? 認めるなら3年以下の判決をしてやるが、認めなければ3年以上の判決を下す」と、誘導尋問をした。
王さんは2017年10月27日、越秀区流花湖公園の東北門の付近で、六榕派出所の警官に連行され、越秀区留置場に拘禁された。
王さんは湖北省襄阳市の出身で、華中師範大学の数学学部から修士課程を修了して、広州大学に就職し、教員になったた。大学で王さんは学生に好かれている先生で、一連の学術論文を発表し、助教授になった。王さんの息子は小さいときから先天性心疾患で、いろいろな治療をしたが良くならなかった。法輪功を学ぶことで病気を治せると聞いた王さんは、息子と一緒に法輪功を学んだ。そして、息子は奇跡的に健康を得られた。
しかし、1999年7.20、中国共産党が法輪功迫害を開始した。王さんは「真・善・忍」への信仰を続けたため、広州洗脳班、三水洗脳班、槎頭労働教養所(2年)、広州市白雲区留置場、広東省女子刑務所(9年)など、約12年間人身の自由を奪われた。その上、迫害によって王さんは数度も生命の危機に陥った。
9年の刑期を終え、刑務所から出られた王さんは時々、越秀区人民北路にある流花湖公園に行き、出会った遊覧客に法輪功が迫害されている真相を伝えたが、中国共産党の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じている公園の警備員に追い出されて、入園を禁止された。
そして、王さんは2017年9月、公園管理所に法輪功の真相の小冊子や法輪功迫害の真相資料などを郵送した。それから、王さんは公園管理所の人に法輪功を学ぶことが合法だと伝え、入園を許可するように訴えた。管理所の人は、「公園は王さんの入園を禁止しておらず、毎日でも来ることを歓迎する」と言った。
しかし、2017年10月27日昼、王さんは公園の東北門の付近で連行され、捜索許可の通知書のない状況下で家宅捜索をされた。「法律の実施を破壊した」という理由で、王さんは越秀区留置場に送られた。
留置場で王さんは蹴られた後、肝臓の部位にいつも激痛があるようになり、現在、王さんの髪の毛は真っ白になったという。
その後、王さんは荔湾区検察庁に起訴された。2018年4月9日、王さんは荔湾区裁判所に不当な開廷をされたが、裁判所は事前に王さん本人に知らせなかった。そのため、王さんは留置場で倉庫を掃除しているとき、警官に呼ばれ、法廷に連れられて行った。
裁判を開始したばかりで、裁判官は「あなたが罪を認めるか? 認めるなら3年以下の判決をしてやるが、認めなければ3年以上の判決を下す」と、誘導尋問をしたとき、王さんは「私は罪を犯していません。なので、どういう罪を認めるのですか」と答えた。それを聞いた裁判官は慌てて、「審理後に罪があるかどうかを知ることができる」と口調を改めた。
王さんは、家族に心配をかけないように、家族が警官に利用され圧力をかけられないように、家族との面会を拒否した。法廷で裁判所が指定した法律援助の女性弁護士が来た。法廷で女性弁護士は「現在、どの法律も法輪功が合法ではないと書かれていませんし、王家芳さんはどの法律の実施も破壊していませんし、どの法律も王家芳さんによって実施できなくなっていません。また、王家芳さんは社会にどんな危害も与えていません。したがって、これらのことから王家芳さんは無罪です」と答弁した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)